妊娠中(妊婦)でも小豆は食べられる!栄養たっぷり・便秘解消効果も

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“小豆”は妊婦さんにオススメの食べ物なんです!その理由を、妊娠中に必要な栄養素と共に解説いたします。

  • 小豆が妊娠中にオススメな理由
  • 小豆が含む主な栄養素とは?
  • 妊娠中でもおいしいアレンジレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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小豆ってどんな食べ物?

小豆の歴史は古く、紀元前1世紀の中国の書物に記録が残されています。日本には3世紀頃に伝来し、茹で汁が薬として用いられたと言われています。

小豆は高タンパクで食物繊維が豊富に含まれており、他にもビタミンB・鉄分・カリウムなど栄養バランスの良い食材です。「小豆」とは大豆より小さいため付いた名前で、北海道では「しょうず」と読むこともあります。

金時豆との違い

金時豆はあずきとは違い「ササゲ属」ではなく「インゲンマメ属」なので小豆というよりはインゲン豆と同じ種類になります。

金時豆はインゲン豆の中でも特に代表的な銘柄で北海道で主に栽培されています。インゲン豆のうち7割くらいが金時豆で、中でもよく知られているのは「大正金時」という品種です。

非常に赤紫色が鮮やかなことから、金時豆ではなく赤いんげん豆とも呼ばれたりします
金時豆は粒の形が良く味わいも非常に優れていることから煮豆用に適した豆とされています。甘納豆の原料として使われることが一般的です。

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小豆は妊娠中にオススメ食材!

小豆は、妊娠中でも飲めるオススメの飲み物です!その理由には、小豆に含まれる“ビタミンB群”“タンパク質”“食物繊維”“鉄分”があります。

ビタミンB群の各効果とは?

ビタミンB群の中でも、小豆に豊富に含まれるB1・B2・B6には、妊婦さんにとってこのような効果があります。

ビタミンB群の働き
  • ビタミンB1…糖質をエネルギーに変える時に必要
  • ビタミンB2…タンパク質の代謝に働き成長を促進
  • ビタミンB6…鉄分の合成を高めてつわりの吐き気を軽減

どれもビタミンBですが、それぞれに異なる働きがあります。

妊娠中期以降はタンパク質量を増やして

タンパク質は体を作る上で欠かせない栄養素ですが、妊娠中は妊娠前よりも摂取量を増やす必要があります。妊娠初期・中期・後期それぞれの摂取目安量はこちらです。

たんぱく質の摂取目安量
  • 妊娠前の成人女性…50g/1日
  • 妊娠初期…50g/1日
  • 妊娠中期…60g/1日
  • 妊娠後期…75g/1日

妊娠中期以降、胎児の成長に合わせて摂取すべきたんぱく質量がアップします。1日50gだった妊娠前・妊娠初期よりも+10g必要量が増えて1日60gを、後期には1日75gを目安に摂ることが望ましいとされています。

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妊娠中は貧血になりやすい

妊娠すると赤血球が多くつくられるようになり、胎盤や胎児形成のためにお腹に送られていきます。血液量も増えるため、より多く鉄分を摂らないと貧血になりやすくなります。

特に妊娠初期は貧血が起こりやすく、 鉄分が不足することで動悸や息切れが起こり、つわりがより一層辛くなる 方も多いです。また、貧血状態が酷くなると『鉄欠乏性貧血』となることもあります。

小豆には鉄分が多く含まれているため、妊娠中の鉄分不足を解消する効果を期待することができます◎ 葉酸と鉄分がセットになったサプリもありますが、食品からも摂るようにしましょう。

妊娠中の便秘に食物繊維

小豆には、食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消に効果があります。妊娠中はホルモンバランスの関係で頑固な便秘になりやすく、便秘薬を飲まないとなかなか排便できないことが多いです。妊娠中でも飲める便秘薬には“酸化マグネシウム”などがあり、かかりつけの産科で処方してくれます。

妊娠中の便秘はなかなか手ごわいものですが、その対処法として 「食物繊維の多い食材を摂ること」 があります。

また、食物繊維を摂ることで腹持ちを良くし、妊娠中の体重増加を緩和させる効果もあります。食べづわりなどでつい食べ過ぎてしまい、体重が急増してしまった…!という時は、食物繊維たっぷりの小豆を食事に取り入れてみましょう。

小豆に多く含まれる主な4つの栄養素

小豆には、食物繊維ビタミンB群が豊富に含まれています。豆類なのでタンパク質も含まれており、美容と健康に効果的な栄養素が豊富です。

  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。

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食べ過ぎで腹痛・下痢に?

は小豆を食べすぎると、下痢や腹痛になる可能性があります。小豆に含まれるサポニンと呼ばれる成分や、食物繊維が影響しているようです。小豆を摂りすぎると下痢や腹痛の原因になるため、摂取量には注意しましょう。

厚生労働省は「健康日本21」の中で、豆類(大豆及びその他の豆、加工品を含む)の摂取量を成人1日当たり100g以上と設定しています。小豆などは30g以上摂取するように推奨されています。

カロリー・糖質量

ゆで小豆1カップ(230g)あたりのカロリー・糖質量はこちらです。

  • カロリー:516kcal
  • 糖質:501.0g

ゆで小豆缶詰100gあたりだとカロリーは 225kcalとなります。

妊娠中でも安全おいしい小豆のおススメレシピ

小豆は和菓子に使用されやすい食材ですが、家庭ではどんなアレンジができるのでしょうか?タンパク質や鉄分を摂るためにオススメの小豆レシピをいくつかご紹介いたします。

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おしるこ

おしるこは冬に食べたい和風のスイーツですね◎豆ならば体にも良いので安心して食べられるお菓子ですね。砂糖の量を自分で調整できるので、甘さ控えめがお好みの方にもオススメです。

あんパン

家庭でパンを作る時は、中にあんこを入れても美味しいですよ。ねっとり美味しいあんこを入れたなめらかなパンを作ってみませんか?

妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • 小豆は妊娠中にもオススメ食材!
  • 小豆に含まれる鉄分:妊娠中に起こりやすい貧血を予防する!
  • 小豆に含まれるタンパク質:エネルギー作りには欠かせない栄養素!
  • 小豆に含まれるビタミンB群:様々な栄養の吸収をサポート&つわりの吐き気軽減効果も◎

小豆にはタンパク質や鉄分が豊富に含まれているので、栄養不足になりがちなつわり中にもオススメの食べ物です。通年購入できる食材なので、ぜひ妊娠中の食事にたくさん取り入れてみましょう♩

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