パパイヤのサラダが辛い!タイ料理「ソムタム」とはいったい何?青パパイヤの栄養価

皆さんはタイ料理は好きですか?タイ料理では独特の風味がある食材を多く使ったり、ピリッとした辛さが特徴的なものが多いですよね。その中でタイのパパイヤサラダの「ソムタム」はタイ料理好きには外せないくらい有名なサラダです。

ただソムタムはパパイヤを使っているということで、爽やかな印象があるかもしれませんが、実は見た目に反してとても酸味と辛味が強いサラダなんです!

今回はタイのサラダ「ソムタム」とは一体どんなサラダなのかについて解説していきます。

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ソムタムってなに?

タイ料理は辛いものが多いですが、その中でもソムタムは見た目に反して辛味がとても強いサラダです。元々ラオスやタイの東北地方のイサーンの代表料理でしたが、今ではタイの国民食としてとてもポピュラーな料理になっています。

タイの国民の食生活に深く浸透している青パパイヤを使うことでシャキシャキとした食感が楽しめる爽やかなサラダです。

どんな味?

ソムタムはナンプラーの風味やライムの酸味が特徴的で、そこに唐辛子のピリッとした辛味を加えているので爽やかさと辛味が絶妙なバランスなサラダです。

青パパイヤがない時の代用品

自宅にある代用品で、青パパイヤの代わりとして使用することができます。青パパイヤは日本で入手することは難しいですが、これから紹介するものは自宅にあるもので代用できるので、ソムタムを代用品で作ることができます。ぜひ作ってみてくださいね。

  • 切り干し大根
  • にんじん
  • りんご
  • ブロッコリー

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ソムタムの作り方は?

材料さえ揃えば日本でもソムタムを作ることができます。材料と手順を以下にまとめてみます。 

ソムタムの材料

  • 青パパイヤ:1/2個
  • プチトマト:6個
  • ピーナッツ:お好みの量
  • その他好きな野菜を入れてOK(にんじんやインゲンなど)
  • 唐辛子:1本
  • にんにく:1片
  • レモン汁:大さじ1
  • 砂糖:小さじ1
  • ナンプラー:大さじ1

ソムタムの手順

  • ①青パパイヤなどの野菜を千切りにする。
  • ②いんげんを使うときはそのまま、プチトマトは半分にカットしておく
  • ③唐辛子とニンニクをすり鉢に入れて潰しそこに砂糖とレモン汁、ナンプラーを加えて混ぜる(ソースの出来上がり!)
  • ④出来上がったソースを野菜と和えて、仕上げに砕いたピーナッツを散らすと完成!

サラダなので火を通す工程がないためとても簡単に作ることができます。ナンプラーの独特な風味や柑橘系の爽やかな香り、青パパイヤのシャキシャキとした食感がとても美味しいのでぜひチャレンジしてみてください!

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青パパイヤは栄養価がとても高い

青パパイヤはグリーンパパイヤとも呼ばれています。青パパイヤは栄養価が高い事でとても有名なんです!青パパイヤの主な栄養として挙げられるのは「パパイン」「ポリフェノール」「ビタミンC」の3つです。

パパイン

パパイヤには独特のパパインというタンパク質分解酵素が含まれています。タンパク質分解酵素という名前がついていますが、タンパク質に限らず脂質や糖質も分解してくれることがのちの研究で判明しました。

パパインはこのような働きがあるので、最近ではダイエット効果があるとして注目を集めています。パパインは熟していくにつれてその量が減っていきます。なのでパパインを一番多く摂取できるのは青パパイヤだけです。

ポリフェノール

青パパイヤには抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールが多く含まれている食材は赤ワインが有名ですが、なんと青パパイヤは赤ワインの7.5倍ものポリフェノールが含まれていると言われているんです。

ポリフェノールがもつ抗酸化作用には血液をサラサラにして心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣病を予防してくれる効果があるとされています。その他にもしみやしわの予防といったアンチエイジング効果が期待できます。

抗酸化ってどういうこと?
私たちの体は酸素を利用してエネルギーを作りだしています。酸素を利用すると同時に「活性酸素」というものが常に体内で生じています。この活性酸素が厄介で、私たちの細胞を傷つけ被害をもたらす働きがあります。活性酸素は老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。

 

活性酸素は年齢とともに増えるとも言われていますが、ストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線なども活性酸素が増える原因です。活性酸素を増やす因子は身の回りにたくさん存在しています。この活性酸素によって酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。抗酸化とは体の中を錆びつかせない(酸化を抑えること)ことです。

 

一般的に活性酸素は体内の酵素によって分解されていきますが、分解できる量が決まっており大抵は分解できずに体に残ってしまいます。抗酸化物質を積極的に摂取することで、活性酸素を分解する酵素の働きをサポートしてくれ酸化を抑えることができるのです。

ビタミンC

パパインやポリフェノールの他にも、私たちの健康になくてはならない「ビタミンC」が青パパイヤには豊富に含まれています。ビタミンCは皆さんもご存知の通り美肌効果や疲労回復効果、風邪予防、アンチエイジング効果など様々な効果が期待できます。

食べ過ぎは下痢・腹痛に?

「パパイヤは食べ過ぎると食あたりになる?」という疑問を聞くことがありますが、パパイヤの水分量は約89%と高いため、水分のとりすぎでお腹を壊すことがあります。

また、 パパイヤは体を冷やして代謝を低下させる働きがある ため、冷え性の方の食べ過ぎには注意が必要です。食あたりとは別に、パパイヤによるアレルギーがあることを知っていますか?

下記記事で詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう。

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サラダ以外の食べ方は?

イリチー  

パパイヤイリチーはパパイヤ炒めのこと!時短沖縄料理です。こちらもさっと炒めるだけでできるので簡単!にんじんやニラ、豚肉やツナなどを入れて出汁と醤油、みりん塩胡椒で出来上がり。

浅漬け

浅漬けは塩昆布を揉み込むのが1番簡単です。ビニール袋に入れて揉み込んだら冷蔵庫で寝かせましょう。ちょっと余った青パパイヤでぜひもう一品作ってみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?青パパイヤがたくさん使われているソムタムは見た目にそぐわず結構辛味が強いので、辛さが苦手な人は少し食べづらさがあるかもしれませんが、食べる機会があれば是非チャレンジしてみてください! 

この記事をまとめると

  • 青パパイヤが使われているタイ料理のサラダは「ソムタム」という
  • ナンプラーの風味や柑橘系の果実の風味がしっかり感じられて美味しい!
  • 材料があれば簡単に作ることができる
  • 青パパイヤはとても栄養価に優れた食品!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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