じゃがいもはカビても食べられるの?白いものがついている場合の注意点

普段の料理にじゃがいもを使うことは多々あるかと思いますが、カビてしまったじゃがいもを見たことはありますか?保存中の環境により、白くカビてしまう場合があります。

私もじゃがいもはお弁当のおかずや晩ごはんなど、料理によく使う野菜のひとつなのですが、うっかり冷蔵庫の片隅に忘れてしまい、白カビを生やしてしまった経験があります。

今回は、じゃがいもに生える白カビと、白カビがついている場合の注意点についてご紹介します。

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じゃがいもはカビても食べられるの?

じゃがいものカビですが、もちろんカビ自体は食べることができませんので下処理の段階でよく確認する必要があります。

目で見て皮に付着したカビを確認できる場合は良いのですが、中を開いてみたらカビが生えていた、ということもあります。どのような状態になっているのでしょうか。

中を確認する

買ったじゃがいもをしばらく家庭で放置してしまった、そんな時はじゃがいもが傷んでいないかどうか確認しましょう。

表面にカビが生えていないかどうかチェックしたら、中を切って見てみることも大切です。傷みカビてしまったじゃがいもは、切ってみると断面が黒くなっていることがあります。皮の近くは通常のじゃがいもの色をしていても、芯の部分が黒いのです。

また、傷んだじゃがいもは中が空洞になっていることもあります。数センチの穴が空いていて、穴の周りがカサカサしているような状態です。この場合も外からでは傷み具合を確認することができませんので、切った時にわかります。

では、冒頭でお話したじゃがいもに白いものがある場合について見てみましょう。

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じゃがいもに白いものがあるとき

じゃがいもの表面に白いものがある時は要注意です。白いものについて、そしてそのじゃがいもは食べられるのかどうか見てみましょう。

カビが生えている

じゃがいもの表面にできる白いものは、カビである可能性がとても高いです。この白いカビというのは、綿のようにふわふわとした状態のものが多く、特に芽の周りに生えやすいとされています。

触ってみるとすぐに潰れてしまうほどふわふわしているじゃがいものカビは、湿度の高い場所で保管していると発生します。スーパーで売られている時は、表面が乾いた状態なのでカビてしまう可能性は低いのですが、家庭に持ち帰り水で洗ったり、使いかけでそのまま保管していたりすると湿度が上がるのでカビやすくなります。

カビが生えていても外だけなら食べられる

じゃがいもに白いカビが生えていても、切ってみて中が変色していたりスカスカになっていたりしなければ食べることができます。カビが生えたものを食べるのに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、水洗いをしてカビを落とし、更に付着しているカビを切り落とせば食べても問題はありません。切ってみてカビが中にも発生している場合は、破棄するようにしましょう。

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その他のじゃがいもの悪化状態をチェック

その他にもじゃがいもが悪化したと思われる状態があります。

赤い(ピンク)や青・緑・黒・紫・ぶよぶよ、カビが生えている状態などの様々な状態の原因と対策をまとめておきました。

カビを生えさせない保存方法は?

では、カビを生やさずに保存する方法はないのでしょうか?できるだけ綺麗な状態で保存しておきたいですよね。じゃがいもは基本的に常温保存するものですので、適切な保存方法をご紹介します。

常温保存

じゃがいもは収穫されるまで土の中にいますので、暗い場所での保存を好みます。じゃがいもの性質として、日の光に長時間当たると皮が緑色に変化することがあります。

この緑色に変色した部分は、ソラニンという天然の有毒成分が含まれていますので食べることができません

できるだけ変色させないためにも、じゃがいもはダンボールや紙袋など通気性の良い入れ物に入れて保存するようにしましょう。また、湿度が高いと先ほどもお話したようにカビが生えやすくなってしまいます。多湿の場所は避けて、涼しい場所で保存してください。

しかし、夏場はどうしても部屋が高温多湿担ってしまうかと思いますので、その場合は冷蔵庫での保存も可能です。寒すぎることも、じゃがいもにとって良くなく、低温障害と言って赤やピンク色への変色につながってしまいます

適切な温度を保つために、冷蔵庫に入れる場合は布やキッチンペーパーで包み、それから湿布ロックなどの保存袋に入れるのがベターです。じゃがいもの保存には気を遣う必要がありますよね。

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じゃがいもの栄養と期待できる5つの効果

じゃがいもの栄養成分表

じゃがいもは海外では主食となるため、主な成分はでんぷんです。その他にもビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含んでいるため、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれています。
ジャガイモの栄養成分の中でも特徴的なのが、ビタミンCです。含有量はりんごの約5倍という驚異的な数値にも拘わらず、でんぷんに包まれているため、保存や加熱によっても成分が壊れにくいです。

エネルギー 76kcal
水分 79.8g
たんぱく質 1.6g
炭水化物 17.6g
カリウム 410mg
マグネシウム 20mg
リン 40mg
0.4mg
亜鉛 0.2mg
マンガン 0.11mg
ビタミンB1 0.09mg
ビタミンB2 0.03mg
ビタミンB6 0.18mg
ビタミンC 35mg
食物繊維総量 1.3g

食品成分表(可食部 100gあたり)

期待できる5つの効果

  1. 便秘
  2. 美容効果
  3. 美肌
  4. むくみ改善
  5. 免疫力を高める

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じゃがいもの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい?

実家からたくさん送ってきて1回では使い切れない・・・保存方法がわからないとお困りではありませんか?
じゃがいもの冷凍・冷蔵・常温に分けて保存方法をまとめてみました。

  • 冷蔵の保存期間:野菜室で6カ月、干しじゃがいもにして冷蔵室で1カ月
  • 冷凍の保存期間:1カ月
  • 常温の保存期間:3カ月

保存期間は目安になります。季節や保存環境によって保存期間が変わってきますので、必ず食べる前に目で確認してから調理するようにしましょう。

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じゃがいもの人気記事をチェック

じゃがいもで人気のある記事を4つ紹介します。
是非チェックしてくださいね(^^♪
じゃがいも3種類全52品種まとめ|あなたの好みはほくほく系?しっとり系?もっちり系? じゃがいもの栄養価と期待できる5つの効果効能まとめ じゃがいもの保存方法まとめ|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい? じゃがいもを使った人気レシピ10|おススメランキングまとめ

まとめ

じゃがいものカビについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?白いカビというと汚いイメージがあるかもしれませんが、カビを取り除いてしまえばじゃがいも自体は食べられることがわかりました。

けれどもカビを生やさないにこしたことはありませんので、スーパーで購入してからの家庭での保存方法に気をつけてみてください。特に気温と湿度が高くなる夏場は要注意が必要です。美味しく、無駄なくじゃがいもを料理に活用するためにも、ひと手間かけてあげる価値はありますよ。

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