アメリカザリガニには寄生虫がいる?肺吸虫の症状・加熱で食べられる?

アメリカザリガニは大きなハサミが特徴的なザリガニの一つですが、食べることのできる品種です。国によっては一般的に食用としているところもあり、カニのような味がするようですよ。しかし、食べる時に注意したいのが寄生虫問題です。生のまま食べると感染症を起こす危険な寄生虫が潜んでいる可能性があります。今回は、

  • アメリカザリガニとは?
  • アメリカザリガニって食べられるの?
  • アメリカザリガニには寄生虫がいる?

これらのテーマについて紹介いたします。

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アメリカザリガニとは?

特徴

“アメリカザリガニ”は、エビ目アメリカザリガニ科に分類される生き物です。本来日本にはいない『外来種』で、様々な在来種に悪影響を及ぼしているザリガニの一種です。

原産国はアメリカで、一番の特徴はオスが持つ大きなハサミと真っ赤な体の色です。元々はウシガエルのエサをして持ち込まれたザリガニなのですが、国によっては食用としているところもあります。

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アメリカザリガニって食べられるの?

アメリカザリガニは日本ではペットのエサとして扱われていますが、原産国であるアメリカやフランスでは人もアメリカザリガニを食べる文化があります。

ザリガニと聞くと泥臭かったり生臭かったりするイメージがありますが、綺麗な水で育ったアメリカザリガニは、カニのような風味がするとも言われています。駆除をかねて食べることもあり、ミソは濃厚な味わいなのだとか…!体が大きいため、見た目はエビにそっくりです。

アメリカザリガニにはどんな寄生虫がいる?

アメリカザリガニは国によっては一般的に食べられているものですが、気になるのが“寄生虫”です。寄生虫は魚が死んでも内臓部分や筋肉部分に寄生したまま生きていることが多く、そのまま食べると食中毒を起こす原因となることがあります。

アメリカザリガニには、どんな寄生虫が潜んでいる可能性があるのでしょうか?

アメリカザリガニに潜む寄生虫
  • 肺吸虫

アメリカザリガニには、“肺吸虫という寄生虫が寄生している可能性があります。肺吸虫とは一体どんな寄生虫なのでしょうか?

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肺吸虫とは?

読み方・特徴

肺吸虫は『はいすいちゅう』と読みます。肺吸虫は淡水に生息するザリガニやカニに寄生していることが多く、生きたまま人が食べてしまうと感染症を引き起こします。

症状は?

万が一肺吸虫を生きたまま食べてしまうと、咳・血痰・胸痛など肺を中心とした場所に『肺吸虫症』を起こします。他にも、腹痛・発熱・下痢・痒みが出ることもあります。

対策・予防法は?

加熱されていれば万が一肺吸虫を食べてしまっても害にはなりませんが、生焼けの場合は生き残っていることがあります。肺吸虫を含んでいる可能性のあるものを食べる時は、しっかり加熱処理を行いましょう。

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アニサキス・寄生虫を含む主な魚102種まとめ

アニサキスを含む可能性のある魚には、いくつか種類があります。その魚の住む場所や食べるエサが、アニサキスが寄生するかどうかと関係しています。
アニサキスが寄生しやすい魚の種類には、お刺身で食べると美味しいものが多いので注意が必要です!アニサキスやその他の寄生虫含む主な魚を102種類まとめました。

海の魚

アイナメ アオハタ アカハタ
アカヤガラ アンコウ
イサキ イシガレイ 石鯛
イシナギ イシモチ イナダ
ウスメバル ウマヅラハギ
オオモンハタ カサゴ カタクチイワシ
カツオ カワハギ カンパチ
キジハタ 金目鯛 クエ
クロソイ クロダイ コショウダイ
コノシロ ゴマサバ コロダイ
サバ さより サワラ
サンマ しめ鯖 シイラ
ししゃも シマアジ シロギス
スケトウダラ スズキ
たら タチウオ チダイ
トビウオ ニシン のどぐろ
ハタハタ ひらめ ハマチ
ハモ ヒラスズキ ヒラマサ
ヒラメ ふぐ ブリ
ヘダイ ホウボウ ホッケ
ボラ マアジ マイワシ
まぐろ マゴチ マダイ
マダラ マトウダイ マナガツオ
マハタ メジナ メジマグロ
メバル ワラサ  

川の魚

うなぎ アトランティックサーモン
サケ サーモントラウト
ワカサギ    

甲殻類

アメリカザリガニ アオリイカ ウニ
エビ ケンサキイカ コウイカ
スルメイカ 生タコ ヤリイカ

海藻・貝類

わかめ 海ぶどう ケンサキイカ
コウイカ 生タコ ヤリイカ
エビ ムール貝 サザエ
ホタテ    

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まとめ

この記事をまとめると

  • アメリカザリガニはアメリカ・フランスなどで一般的に食べられている!
  • 肺吸虫という危険な寄生虫がいることがある!
  • 肺吸虫を生きたまま食べると、咳・血痰・胸痛・発熱などの肺吸虫症を引きおこす
  • 肺吸虫症の予防法は、しっかり加熱処理すること!

アメリカザリガニを食べるのは日本ではまだまだ珍しいことですが、駆除を目的として食べている地域もあるようです。しっかり加熱すれば寄生虫による感染症問題も安全になるので、調理する際は注意しましょう!

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