お肉には様々な動物のお肉がありますが、羊の肉を「ラム」と言いますね。スーパーではなかなか手に入れることはできませんが、お肉専門のお店に行くと買うこともできます。そこで今回は、
- 腐っているラム肉の特徴や状態
- 腐っている or セーフなラム肉の見分け方
- ラム肉が腐る原因
- ラム肉の正しい保存方法と期間目安
についてご紹介いたします。
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目次
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ラム肉ってどんな食材?
エネルギー(100gあたり) | 310kcal |
糖質量(100gあたり) | 0.2g |
ラム肉は、生後12ヶ月未満の羊の肉です。牛肉や豚肉と比較すると柔らかい肉質で、高タンパクで低カロリー・栄養満点のお肉です。オーストラリアやニュージーランドからの輸入物が多く、ラム肉を使った料理はジンギスカンやラムチョップが有名です。
「マトン」と呼ばれる羊肉は、生後2年以上経った羊肉のことを指します。ラム肉に比べて赤みが強く、味わい深くほどよい歯ごたえもあります。こちらはインドカレーなどに用いられています。
臭い?どんな匂い?
羊肉を食べなれない方は、「臭い!」と感じる方も多いでしょう。これは豚や牛、鶏と違って羊は牧草を多く食べて育つ動物だからです。牛も牧草を食べる動物ですが、飼育されている場合は穀物を多く食べて育ちます。
羊肉の独特の風味や味わいは、羊の食べ物や消化の影響などが大きくかかわってきていると言えます。その他にも鮮度劣化なども大きく影響します。羊の脂は非常に酸化しやすく、鮮度によって大きく風味が変わります。
詳しくはこの記事をチェック!
臭み消しの方法は?
ラム肉の臭みを消す方法には、このようなものがあります。
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ハーブを上手に使う
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お酒に漬け込む
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下茹でも効果的
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乳製品に漬け込む
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お酢を使う
下記記事で詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう。
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レアでも食べられる?
ラム肉は寄生虫の危険性が低いお肉と言われています。ですので、レアの状態で食べても問題ないとされており、しっかりとした加熱は必要ありません。また、火を通しすぎると硬くなってしまいます。
詳しくはこの記事をチェック!
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このラム肉って腐ってる?
ラム肉が腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐ったラム肉の特徴を見てみましょう。
ラム肉が腐るとどうなる?
腐ってしまったラム肉には、このような状態が現れます。
- 変色:白っぽく・茶色く変色している
- 感触:ぬるぬる・ねばねばして糸を引いている
- 臭い:酸っぱい臭い・アンモニア臭・硫黄臭がする
ラム肉は本来ピンク色や赤色をしているのが新鮮な証拠ですが、傷み始めると 茶色っぽく変色したり、白っぽく変色 します。感触としては ぬるぬるとヌメリが出たり、ねばねばして糸を引く ことがあります。
また、臭いも様々で 酸っぱい臭い・アンモニア臭・硫黄のようなキツイ臭い を発することもあります。このように傷んでいるラム肉は、加熱すると より強い臭いになったりアクが沢山出てくる という特徴があります。腐ったラム肉は腹痛や下痢・嘔吐の原因となりますので、廃棄するようにしましょう。
腐っている?セーフ?まだ食べられるラム肉の見分け方
ラム肉が腐っているのか、まだ大丈夫なのか、傷みかけのラム肉を見分けるポイントを見てみましょう。保存していたラム肉がこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ パックの中に血がにじんでいる
❷ 賞味期限から2日ほど過ぎている
❸ 黄色っぽく変色している
ラム肉などの肉類はトレイに入れられているかと思いますが、トレイの中に血がにじんでいることが多々ありますね。これは傷みが進んでいる証拠ではありますが、まだ食べることはできます。他に変色や異臭などの問題がなければ大丈夫なので、よく見極めてみましょう。
また、賞味期限から1〜2日過ぎていても、冷蔵庫に入れて保存していたのであれば食べられる場合があります。この場合もよくお肉を見て、問題がないかどうか確認しましょう。ラム肉は傷み始めるとピンク色→黄色と変色することがありますが、初期の状態であればギリギリ食べられることがありますよ。
ラム肉が腐る原因とは?
では、ラム肉はどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、ラム肉が腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 賞味期限がとっくに過ぎている
❷ 常温で放置してしまった
❸ 水が出たトレイの中で保存している
ラム肉は絶対に常温で保存するものではないので、ちょっとの時間室温で保存しているとその間に腐ってしまうことがあります。
また、鶏肉からにじみ出た液体がトレイの中にたまっている状態で保存している場合も腐りやすいです。この液体の中には菌がいるので、そのまま保存していると腐ってしまうのです。続いては、ラム肉の栄養についてです!
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ラム肉の栄養って何がある?
ラム肉に含まれている栄養成分
羊肉には、ビタミンB2などのビタミン類が豊富に含まれています。高タンパクで低カロリーなのでダイエット中や筋肉作りにも適したお肉で、カルシウムや鉄分などのミネラルもバランス良く含まれています。
ヘルシーな上に栄養バランスも良いので、ジンギスカンやカレーなど様々な料理で人気となっています。スーパーでも販売されているので、家庭での羊肉料理にチャレンジしてみましょう。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
ラム肉を食べて期待できる効果
羊肉は栄養バランスが良いので、様々な効果を期待することができます。
- 筋肉を作る
- ダイエット効果
- 貧血予防・改善
- 美肌効果
ラム肉の正しい保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
ラム肉ってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: NG
- 冷蔵:2〜3日
- 冷凍: 約1ヶ月
常温保存
ラム肉は絶対に常温保存はNGですので、冷蔵か冷凍で保存しましょう。
冷蔵の保存方法
ペーパーラップとラップで、密閉保存することで、冷蔵室で2~3日程度、パーシャル室で1~2週間の保存が可能です。また、下味をつけてから冷蔵すると、調理をする時に大変便利になります。
- 生の状態をパックから取り出し、ペーパータオルでしっかり水分を拭き取ります。
- ラップで空気が入らないように包み、密閉袋に入れる
冷凍の保存方法
約1ヶ月の保存が可能です。下味をつけてからや、表面を焼いた後での冷凍もできますよ。
- 生の状態で、水分を拭き取った後、1枚ずつ、氷水や塩水にくぐらせます。こうすることで、氷の膜が作られ、酸化防止になります。
- 1枚ずつ、または小分けにラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
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腐る前に食べよう!ラム肉を大量消費できる食べ方レシピ
ラム肉を大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったラム肉を使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。
ラムチョップ
ラムニクと言えばラムチョップ。こってり味付けしたラム肉でラムチョップを作ってみましょう。
マトンカレー
本格的なスパイスカレーにラム肉を入れてマトンカレーを作ってみませんか?スパイスから作ったカレーには愛着がわきますよ◎
その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック
代表的な食品・食材488種類を見る
代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪
他のお肉の腐っている状態・保存方法をチェック
他にもたくさんのお肉についての腐っている状態やおススメの保存方法方に関してのページがあるのでそれぞれご確認くださいね!
ホルモン | 豚肉 | 牛肉 |
鶏肉 | コンビーフ | ウズラ |
鴨肉 | ソーセージ | ハム |
ベーコン | ハト | レバー(牛・豚・鶏) |
馬肉 | ビーフジャーキー | 猪肉 |
羊肉 | 豚ホルモン | 牛ホルモン |
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まとめ
ラム肉を見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 変色:黄色っぽく変色しているのは傷みかけ
- 状態:賞味期限を過ぎていてもセーフな場合がある
腐っているので食べるとダメな状態
- 臭いで判断:酸っぱい臭い・アンモニア臭・硫黄臭がする
- 見た目で判断:糸を引いている
- 感触で判断:ぬるぬる・ねばねばしている
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