なずなと言えば?と聞かれると何が思い浮かびますか?多くの方は七草粥が思い浮かぶのではないでしょうか。
なずなは道端に生えている普段は気にもしない植物ですが意外な一面が実はあります。
今回はなずなの変わった由来から意外と高い栄養価の事をまとめてみました。
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目次
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なずな(ぺんぺん草)とは
和名:なずな(薺)Shepherd’s purse(英)
別名:ぺんぺん草(ペンペングサ)
アブラナ科ナズナ属
日本の至る所で見かけますが実は弥生時代に中国を経由して麦栽培の伝来とともに、日本に渡来したとされています。
なずなの由来
なずなの由来は諸説あります。有力なのは以下の2つ
- 撫でたいほど可愛い花の意味で「なでな(撫菜)」
- 夏に枯れて無くなることから「なつな(夏無)」
花びらが小さくて可愛い花でもありますし夏に枯れて無くなってもしまうので、由来はあながち間違ってない気もします。
でも夏に枯れてしまう、というのはちょっと儚い由来ですね。
別名でもあるぺんぺん草の由来は「ぺんぺん」が三味線を弾く擬音語からで、実の形が三味線のバチに似ているからだそうです。
また実の部分を少し引っ張って、くるくる回すとぺんぺんと音がするからとも言われてます。
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なずなの特徴
なずなは至る所で見かけめすがまじまじと観察される機会は少ないと思います。
大体の方が似たような花と一緒に並べられると見分けが難しいので写真でいくつか特徴をお伝えします。
種の画像
小さいですがハートのような形をしています。
この中にはかなり細かい粒のような状態で種が入ってます。
花の画像
花びらが小さな白い十字花をたくさんつけます。
花弁、萼片はどちらも4枚ずつあります。雄しべは6本、雌しべは1本です。
下のほうにはハートのような種ができますが、先端部には次々と蕾(いばら)が出来て、開花していきます。
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栄養
なずなは花のイメージがあるせいか食用にするイメージが出てきませんでしたが、意外と栄養価は高いです。
ビタミン、ミネラルといった必要な栄養はもちろんですが特にカルシウムに関しては量が多く、
ほうれん草の5〜6倍も含まれているそうです。ほうれん草と比較するとカルシウム以外にもほうれん草を上回る栄養素が多いです。
栄養価は高いですがどこにでもあるので栄養価が高いと思われてないのかもしれませんね。
なずなのおいしい食べ方
なずなは栄養価が高いと言っても、食べる事に関しては中々イメージが出てこない方が多いのではないでしょうか。
七草粥
代表的なのはお正月が明けた人日の節句に食べる七草粥です。
栄養価が高いのでお正月を過ぎた時期に食べるのはとても良いかもしれません。おいしい食べ方を調べてみました。
七草の種類まとめ
なずな=「撫でて汚れを除く」 別名、ぺんぺん草といいます。利尿作用、解毒作用、止血作用を持ち、胃腸障害やむくみにも効果があるとされています。 |
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ごぎょう=「仏体」 母子草(ハハコグサ)のことです。痰や咳に効果があります。のどの痛みもやわらげてくれます。 |
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せり=「競り勝つ」 解熱効果、胃を丈夫にする効果、整腸作用、利尿作用、食欲増進、血圧降下作用など、様々な効果があります。 |
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はこべら=「反映がはびこる」 はこべとも呼ばれます。昔から腹痛薬として用いられており、胃炎に効果があります。歯槽膿漏にも効果があります。 |
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ほとけのざ=「仏の安座」 一般的に、子鬼田平子(こおにたびらこ)を指します。胃を健康にし、食欲増進、歯痛にも効果があります。 |
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すずな(かぶ)=「神を呼ぶ鈴」 胃腸を整え、消化を促進します。しもやけやそばかすにも効果があります。 |
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すずしろ(だいこん)=「汚れのない清白」 風邪予防や美肌効果に優れています。 |
なずなのおひたしに黄身和え
醤油とかつお節に黄身をかけて食べます。黄身があるとまろやかになって食べやすいです。
おひたしが少し苦手、、という方は是非お試し下さい。
なずなの胡麻和え
胡麻を和えてなずなをサラダとして食べます。
日本だけではなく海外で食べられる際もサラダとして食べられる事が多いみたいです。
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