ごぎょう(別名母子草)の花言葉って?由来・食べ方などまとめ|春の七草を堪能しよう

ごぎょう(別名母子草)

春の七草である「ごぎょう」。

他の七草と比べても比較的知られていない植物だと思います。

七草粥の一種として古くから日本では習慣として食されて来ましたが、元々の由来や現代では七草粥以外での活用方法を調べてみました。

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ごぎょう(御形)とはどんな草なの?

和名:ごぎょう、おぎょう(御形)Gnaphalium affine、Jersey cudweed(英)

別名:母子草(ハハコグサ)、御行(オギョウ)

キク科ハハコグサ属

ごぎょうの由来

御形の由来は草餅から来ています。



草餅にヨモギが使われる以前はハハコグサが使われ、母子餅と呼ばれていました。

3月3日に母と子の人形の「母子餅」が供えられるため「御形」と呼ばれるようになったそうです。

葉や茎等の全体に白い綿毛が生えて”ほうけだつ”ことから「ほうこぐさ」と名前が付いてました。

その後、「ほうこぐさ」から転訛して「母子草」と呼ばれるようになっています。

ごぎょうの花言葉

花言葉は「いつも思う」、「無償の愛」、「永遠の想い」です。

「母子草」という名前から母が子供を思う愛情をイメージしたものになっています。

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ごぎょうの特徴

ごぎょうの特徴

ごぎょうは一般的な草で日本全国で見かけます。特に道端で生えていることが多いです。

東アジア、マレーシア、インドと幅広く分布しており、日本へは中国を経由して来たのではないかと推測されています。

白色の綿毛が多いので、全体が緑白色に見えます。薄緑色の葉っぱの先端に黄色の花がかたまって咲きます。

ごぎょうの栄養・効能

喉の辛さを抑える

母子草の効能としてはハーブティーにして咳を鎮める作用や痰を切ってくれる作用があり、鼻水、鼻づまりのような風邪の初期段階を緩和されると言われています。

喉の痛み等でもハーブティーでうがいをすることで効能があります。

また乾燥させたものは生薬として「鼠麹草」(ソキクソウ)と呼ばれて咳を鎮める作用があるとされています。

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むくみの改善

利尿作用もあるためデトックス効果も期待出来、むくみに悩んでいる方の口コミでハーブティーが注目を集めて言います。

他にも身体に溜まっている毒素、老廃物の排出を促進することで身体の内面からの美容をサポートする効能もあるとされています。

ごぎょうのおいしい食べ方

七草粥の一種で有名ですしヨモギがお餅に使われる以前にはお餅に巻いて食べられていたそうです。

一般的な食卓では出て来ないごぎょうですがおいしい食べ方を探してみました!

七草粥

七草粥

 

七草粥です。

他の七草もとても栄養価が高く、人日の節句である1月7日のお正月明けの疲れている身体には整える意味合いとして良いタイミングかもしれません。

今では昔からの習慣で食べているという方がほとんどだと思いますが、ちゃんと理に適ったタイミングで食べる料理です。

 

 

七草の種類まとめ

なずな(別名ぺんぺん草) なずな=「撫でて汚れを除く」

別名、ぺんぺん草といいます。利尿作用、解毒作用、止血作用を持ち、胃腸障害やむくみにも効果があるとされています。

ごぎょう(別名母子草) ごぎょう=「仏体」

母子草(ハハコグサ)のことです。痰や咳に効果があります。のどの痛みもやわらげてくれます。

せり せり=「競り勝つ」

解熱効果、胃を丈夫にする効果、整腸作用、利尿作用、食欲増進、血圧降下作用など、様々な効果があります。

はこべらの花言葉って何?画像で見る花の写真・効能などまとめ|春の七草を堪能しよう はこべら=「反映がはびこる」 

はこべとも呼ばれます。昔から腹痛薬として用いられており、胃炎に効果があります。歯槽膿漏にも効果があります。

ホトケノザ ほとけのざ=「仏の安座」

一般的に、子鬼田平子(こおにたびらこ)を指します。胃を健康にし、食欲増進、歯痛にも効果があります。

すずなの花ってどんなの?由来・食べ方などまとめ|春の七草を堪能しよう すずな(かぶ)=「神を呼ぶ鈴」

胃腸を整え、消化を促進します。しもやけやそばかすにも効果があります。

スズシロ(大根) すずしろ(だいこん)=「汚れのない清白」

風邪予防や美肌効果に優れています。

 

 

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ハーブティー

ハーブティー

 

喉の痛みを和らげたり、デトックス効果も期待出来るためハーブティーとして人気が高まっています。多少の苦味、渋みはありますが飲みやすい味になっています。

最近ではハハコクサ茶として広まっており呼吸器系の不調には約立つとされるように認知されてきています。

昔から生薬としても利用されていたので現代でもしっかりと引き継がれていますね。

 

 

草餅、草団子

草餅

 

今ではヨモギを使った草餅が有名ですが母子草を使って草餅を食べる地域もあります。

元々は母子草を使っていたのですが草餅を作る過程で「母子草(母と子を一緒に)を煮てすりつぶす」事が縁起が悪いとされた事からヨモギを使うようになったとも言われています。

 

まとめ

日本人にとって七草粥の一つにしか使い道がないと思っていた「ごぎょう」ですが、ハーブティーで使われていたりと新しい気づきがありましたね。

また喉の調子を整えたり、むくみを改善したり女性にはうれしい効果もたくさんあって魅力的な草ですね。

山に行った際には「ごぎょう」を見つけて優雅にハーブティーにして飲んでみるのもよいかもしれません。

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