「きのこ」にはあらゆる種類が存在しますが、その中に「黒あわび茸」という変わった品種のきのこがあります。黒くて平たいカサが特徴的で、山などに自生しているきのこです。あまり見かけることはありませんが、今回は、
- 腐っている黒あわび茸の特徴や状態
- 腐っている or セーフな黒あわび茸の見分け方
- 黒あわび茸が腐る原因
- 黒あわび茸の正しい保存方法と期間目安
についてご紹介いたします。
画像引用:試食れぽ〜と!
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目次
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黒あわび茸ってどんなきのこ?
引用:試食れぽ〜と!
黒あわび茸は、高音多湿の亜熱帯地域を原産とするきのこです。カサは黒くて平たく、大きくて肉厚なのが特徴です。断面の形やコリコリとした食感がアワビに似ていることが「黒あわび茸」という名前の由来となっています。
暖かい地域を好むきのこのため、日本では沖縄県で栽培され、特産物とされていました。現在は、和歌山県や滋賀県でも栽培・生産が行われ、味わいと食感が人気のきのことなっています。
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この黒あわび茸って腐ってる?
画像引用:creema
黒あわび茸が腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐った黒あわび茸の特徴を見てみましょう。
黒あわび茸が腐るとどうなる?
腐ってしまった黒あわび茸には、このような状態が現れます。
- 変色:ひだや表面が黒っぽく変色している
- 感触:表面がぬるぬるとして水が出ている
- 臭い:酸っぱい臭いがする
黒あわび茸はひだやカサの部分が黒色なのが通常の色ですが、傷み始めると 濃い茶色や黒に変色 していきます。
また、 カサの表面がぬるぬるしてヌメリがあったり、水気が出る こともあります。黒あわび茸はきのこの香りが特徴的ですが、腐ると
酸っぱい臭いを発します 。残念ですが腐った黒あわび茸は食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
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腐っている?セーフ?まだ食べられる黒あわび茸の見分け方3つ
黒あわび茸が腐っているのか、まだ大丈夫なのか、黒あわび茸を見分けるポイントを見てみましょう。保存していた黒あわび茸がこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ 表面がぬるぬるとしてぬめり気がある
❷ 断面がピンク色っぽく変色している
❸ 乾燥してパサパサ気味になっている
❶黒あわび茸が持つ性質が原因:表面が湿っぽくぬるぬるとしている事がありますが、これは黒あわび茸の性質なので食べても問題はありません。意外ですが、 黒あわび茸の90%は水分 でできています。多少のぬめり気は品質に関係しないので安心しましょう。
❷チロシンという成分原因:黒あわび茸は 傷み始めると断面がピンク色に変色 していることがあります。
これは「チロシン」という成分によるもので、酸化したことによりピンク色や赤色っぽく変色します。チロシンに毒性はなく、赤カビではありませんので食べても問題はありません◎
❸水分が抜けていることが原因:黒あわび茸の90%は水分でできているので、 日数が経つごとに蒸発して乾燥 していきます。表面がカサカサになっていても食べられますが、風味や味は通常時と比べて落ちている証拠です。食べても問題はありませんので早めに消費しましょう。
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黒あわび茸が腐る原因3つ
では、黒あわび茸はどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、黒あわび茸が腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 湿度の高すぎる場所で保存している
❷ 収穫してから日数が経っている
❸ 温度の高い場所で保存している
黒あわび茸以外の野菜でも言えることですが、高温多湿は腐敗の元です。傷んだ黒あわび茸、室内で保存していませんか?正しい場所で保存していても、あまりに長期間放置していると腐ってしまいます。
できるだけ新鮮なうちに早く消費するようにしましょう。続いては、黒あわび茸の栄養についてです!
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黒あわび茸の栄養って何がある?
黒あわび茸に含まれている栄養成分
黒あわび茸には、便秘解消や整腸効果のある食物繊維が豊富に含まれています。その中に「βグルカン」という成分があり、病気に対する免疫力アップ効果によってがん予防に効果的とされています。
コリコリとした食感が特徴的で食べやすく、汁物にしたり炊き込みご飯にしたり、色々な料理にアレンジすることができます。
- β-グルカン(水溶性&不溶性):β-グルカンは、きのこ類に含まれている多糖類の一種で構造にグルコースを持っています。最近の研究で、人間が持っている免疫の機能を活性化させ風邪予防や体内でがん細胞駆除に関わる免疫系の働きを良くする栄養素です。コレステロールの上昇も抑えるとされています。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
黒あわび茸を食べて期待できる効果
黒あわび茸に含まれる食物繊維は、便秘解消だけではなくがん予防にも効果があります。
- 便秘解消・予防
- がん予防
- 風邪予防
- 免疫力アップ
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あわび茸の旨味がアップする!保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
黒あわび茸はどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: 約3日
- 冷蔵: 約1週間
- 冷凍: 約1ヶ月
きのこの特徴
- 黒あわび茸を含むきのこ類は、冷凍することで旨味が一段とアップする!
常温保存
黒あわび茸は常温保存で約3日日持ちしますが、冷蔵か冷凍保存がオススメです。
冷蔵保存
黒あわび茸は冷蔵保存で約1週間日持ちします。冷凍する方が旨味がアップするので冷凍がオススメですよ◎
冷凍保存
黒あわび茸は冷凍保存することで旨味が増アップし、約1ヶ月日持ちさせることができます。
石づきを取り、軸とカサを適当な大きさにカットしたら密閉袋に入れて冷凍庫へ。使いたい時に使いたい分だけ取り出せるので便利です◎解答せずにそのまま料理に使いましょう。
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腐る前に食べよう!黒あわび茸を大量消費できる食べ方レシピ
黒あわび茸を大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまった黒あわび茸を使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。
きのこ汁
きのこ汁はお好みのきのこをカットしてコトコト煮るだけの簡単な汁物です。しいたけ・しめじ・きのこ・えのきなど色々なきのこを入れてみましょう。粘り気がでるので早めに消費した方が良いですよ◎栄養もたっぷりでダイエット中のメニューとしても向いています。
リゾット
黒あわび茸を細かく刻んでリゾットにすると、きのこの風味が食欲をそそるきのこリゾットが作れます。黒あわび茸以外にもマッシュルームなど好みのきのこを入れることで風味もさらにアップです。冷凍したものを使った方が旨味が出るのでオススメです◎
パスタ
きのこ類とクリームの相性が良いことをご存知ですか?刻んだ黒あわび茸を入れたクリームは、きのこの旨味が流れ出て秋の味覚を感じる一品です。太めのパスタを使うとクリームソースが絡みやすいのでオススメですよ。
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その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック
代表的な食品・食材488種類を見る
代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪
他のきのこ類の腐っている状態・保存方法をチェック
他にもたくさんのきのこ類についての腐っている状態やおススメの保存方法方に関してのページがあるのでそれぞれご確認くださいね!
まとめ
黒あわび茸を見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 変色:断面がピンク色や赤色なのはチロシンが原因
- 触感:表面のぬめりは黒あわび茸の性質が原因
- 臭い:酸っぱい臭いでなければ本来の臭い
腐っているので食べるとダメな状態
- 臭いで判断:酸っぱい異臭がする
- 見た目で判断:濃い茶色や黒く変色している
- 感触で判断:ぬめって水気が出ている
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