とうもろこしの品種ランキング38種類!美味しくて甘いコーンはどれ?旬の見分け方もチェック

とうもろこしはイネ科の植物で、米や麦と並んで世界三大穀物の一つです。種類によっては青果用と加工用に分類されます。

青果用のとうもろこしは甘味種です。品種により用途が分けられ、食用だけでなく動物の飼料やバイオプラスチックの原料などに利用されています。甘くておいしいとうもろこしはさまざまな品種があります。今回はランキング形式で人気の品種を38種類ご紹介します!

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とうもろこしってどんな野菜?

学名 Zea mays
別名(方言) トウキビorトーキビ(唐黍)、ナンバ、トウミギ
分類 イネ科トウモロコシ属
原産地 メキシコから南アメリカ北部
漢字だと 玉蜀黍

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とうもろこしは、イネ科トウモロコシ属の一年草植物です。その歴史は非常に長く、紀元前2,000年頃から地球に存在していた植物とされています。15世紀には新大陸を発見したコロンブスがヨーロッパに持ち帰ったことにより広まり、日本へは16世紀の終わり頃に伝わって全国的に広まりました。

とうもろこしは人の食用としてはもちろん、家畜の飼料や油、でんぷん、環境に配慮した燃料であるバイオエタノールの原料としても近年需要が高まっています。日本では「とうもろこし」と呼ぶほか、地域によっては「トーキビ」や「トウミギ」、「ナンバ」と呼ぶこともあります。

とうもろこしの主な生産地ランキング

ダントツで北海道での生産量が多いです。

順位 都道府県 収穫量 割合
1位 北海道 94,300t 40.70%
2位 千葉県 17,000t 7.30%
3位 茨城県 15,300t 6.60%
4位 群馬県 10,500t 4.50%
5位 山梨県 9,110t 3.90%

美味しい!旬の鮮度の良いオとうもろこしの見分け方4つのポイント

とうもろこしは鮮度が落ちやすく、収穫後24時間たつと栄養が半減し、味が落ちてしまいます。スーパーに並んでいるとうもろこしを買った際は、収穫から時間がたっていると考えられるので、できるだけ早めに加熱調理して保存することをおすすめします。

  1. 褐色・黒褐色のひげがたくさんある
  2. 皮の緑色が濃い
  3. ふっくらつやつやした実が、頭から先端まで
  4. 隙間なくびっしりついている
  5. ずっしりと重みがある

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とうもろこしの人気品種ランキング38品種

人気品種順にとうもろこし38品種をご紹介します。

ヤングコーン(ベビーコーン) 

ヤングコーン(ベビーコーン)の特徴・旬の時期まとめ|歯ごたえと甘みが魅力の若取りとうもろこし 種類  ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)  旬の時期 4月〜7月初旬

ヤングコーンは別名「ベビーコーン」とも呼ばれ、成長家庭で間引いたスイートコーンの子どものことです。太さは1cmほどで、長さは5〜6cmと非常にミニサイズをしています。

通常のとうもろこしの芯は硬くて食べられませんが、ヤングコーンの芯は非常に柔らかいので食べることができます。芯まで食べていると思ったことがない方も多いかもしれません。

ひげ付きで売られているものもありますが、ひげも同様柔らかいので食べることができます。

デントコーン  

デントコーンの特徴・旬の時期まとめ|加工して様々な用途に使われるとうもろこし 種類 その他  旬の時期 9月中旬〜10月中旬

デントコーンは、私たちの食卓に並ぶような甘みのあるとうもろこしではなく、家畜の飼料として加工されるとうもろこしです。

牛や豚、鶏などの餌となるデントコーンは、乾燥させて粉状に加工されます。成長過程で糖分がでんぷんに変わってしまう性質を持っているため甘くないのです。そのでんぷんを活かし、コーンスターチの原料にもなります。

コーンスターチは片栗粉のような役割をするもので、私たちが食べている食品にも含まれています。原材料名を見るとコーンスターチと書かれていることがあるので、見てみてくださいね。

デントコーンは食用ではないですが、そのまま食べると甘みは少なく硬い粒をしています。たいていのとうもろこしは粒の皮が柔らかく、食べやすいものですがデントコーンの場合は硬めで、歯でもぎとるとプチプチという音がします。

私たちが普段食べているとうもろこしはスイートコーンといって「甘味種」と呼ばれるのですが、デントコーンは「馬歯種」と言います。その由来は、デントコーンの粒は一般的なものに比べてふっくら感がなく、粒の表面が平たくて馬の歯に似ているからだそうです。

嶽きみ  

嶽きみの特徴・旬の時期まとめ|青森で生まれた非常に甘いブランドとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)  旬の時期 8月中旬〜9月下旬

嶽きみは青森県弘前市のブランドとうもろこしで、ほかのとうもろこしに比べ糖度が高く、圧倒的な甘さが特徴です。

一般的にとうもろこしの糖度は16〜18度なのですが、嶽きみの糖度は20度なので非常に甘いことがわかります。この数値はメロンやそれ以上の果実の甘さで、非常に甘いので生のままで食べることもできるほどです。

大きさは一般的なとうもろこしと同じくらいで、歯ごたえはシャキッとしており、瑞々しい粒が揃っています。2007年には地域団体商標に認定され、そこから全国的に人気が広まりました。

嶽きみの名前の由来は、嶽きみが生産されている「嶽高原」と津軽弁でとうもろこしのことを指す「きみ」から来ています。

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ゴールドラッシュ  

ゴールドラッシュの特徴・旬の時期まとめ|生でも食べられるほど柔らかくてジューシーなとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)  旬の時期 6月〜9月

ゴールドラッシュは、果実のような香りで非常に甘いとうもろこしで、熟すまでの期間が異なる4種を総称してゴールラッシュと呼んでいます。
・ゴールドラッシュ88:甘みが強く粒の皮が柔らかい

・ゴールドラッシュ86:爽やかな甘み

・ゴールドラッシュ90:果実のような香りが強くしなびにくい

・ゴールドラッシュネオ:熟期が短い
このような名前と特徴の違いがあります。とうもろこしは収穫後、鮮度が落ちるのが早い野菜と言われていますが、ゴールドラッシュは収穫後糖度の低下スピードが遅いので、時間が経っても甘みをキープすることができます。

先の方までびっしりと粒が付きやすく、甘みが強く皮が柔らかいので生のまま食べても美味しい品種です。かじると瑞々しい果汁が溢れ、甘みと風味が口のなかに広がります。

ピュアホワイト  

ピュアホワイトの特徴・旬の時期まとめ|生でも食べられる真っ白なとうもろこし 種類 シルバーコーン(スイートコーンの白粒種)  旬の時期 6月〜10月上旬

ピュアホワイトは、2002年に北海道で誕生した比較的新しい品種のとうもろこしです。「pure white」という名前の通り純白一色で光沢のある粒をしています。

気になるそのお味ですが、フルーツに負けないほど、時にはフルーツ以上の甘みを持っています。その味と見た目の珍しさから、徐々に全国的にも生産が行われるようになってきます。

水分を多く含みジューシーで、新鮮なものは生でも食べられることができます。粒の皮がとても柔らかいので歯触りも良好です。

雪の妖精  

雪の妖精の特徴・旬の時期まとめ|フルーツのように甘い純白のとうもろこし 種類 シルバーコーン(スイートコーンの白粒種)  旬の時期 6月初旬〜9月中旬

雪の妖精のピックアップすべき大きな特徴は2つ、「フルーツのような強い甘さ」と「純白な粒の色」にあります。

詳しい糖度については次で詳しくご紹介させていただきますが、とにかく甘いのです。同じく粒が白いとうもろこしの代表作として「ピュアホワイト」という品種がありますが、雪の妖精はピュアホワイトよりも大きく、風味も良いと言われています。

一般的な黄色いとうもろこしと比べ出荷数が少なく、市場に並ぶことが少ないので希少価値の高いとうもころしです。

粒は一つ一つ中身が詰まっていて弾けそうなほど大きく、かぶりつくとジュワーっと果汁があふれ出します。甘さと瑞々しさが揃ったフルーツのような味わいで人気を誇っています。



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サニーショコラ  

サニーショコラの特徴・旬の時期まとめ|高い糖度とみずみずしさが魅力のとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)  旬の時期 6月初旬〜9月中旬

サニーショコラは、強い甘みと瑞々しくジューシーな味わいが特徴で、皮も薄くほとんど残らない口当たりの良いとうもろこしです。サニーショコラはシリーズ化され、他に4種類展開しています。
・サニーショコラ88:1本450〜500gと非常にボリュームがある。収穫まで88日

・サニーショコラレオ:甘くてジューシー。サニーショコラより粒の皮が固い

・サニーショコラレオpower:サニーショコラレオとほぼ同じ。違いは育てやすさ

・ホワイトショコラ:純白色。粒揃いが良くフルーティーで粒の皮が柔らかい
このような名前と特徴があります。

サニーショコラにびっくりするのがその強い甘みです!初めて食べる方はあっと驚くようなフルーティーな甘さがあり、シャキシャキとした歯ごたえをしています。

一般的なとうもろこしの糖度は16度程度ですが、サニーショコラは19度なのです。これゆえ「フルーツコーン」と言われることもあります

皮が柔らかくジューシーで甘みが強いため生で食べることもでき、味付け無しでも十分に美味しい味わいが人気の理由です。

甘々娘  

甘々娘の特徴・旬の時期まとめ|粒皮が柔らかく生でも食べられるとうもろこし 種類 バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種)  旬の時期 5月下旬〜6月下旬

甘々娘は、糖度が18〜20度以上あり、粒の皮がとても柔らかいので生でも食べられるとうもろこしとして有名です。

歯触りがよく、かじると瑞々しい果汁がじゅわっと溢れ出します。一番の特徴は、その名前にもある通り「甘さ」です。その甘さから「スイーツコーン」や「フルーツコーン」と言われることもあり、果物を食べている感覚に陥ってしまいます。

また、収穫後の糖度低下のスピードがゆっくりなことも甘々娘の良いポイントです。一般的にとうもろこしは収穫した直後から鮮度と糖度の低下が始まります。

日持ちしないのが一般的なとうもろこしの特徴なのですが、甘々娘は糖度が下がりにくく、生産地でお土産として購入されることも多いのです。

生産量が少なく市場にあまり出回らないため、「幻のとうもろこし」と言われることもあります。

ピーターコーン  

ピーターコーンの特徴・旬の時期まとめ|粒皮が薄く食味の良いとうもろこし 種類 バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種)  旬の時期 6月上旬〜11月下旬

ピーターコーンは大きな穂を付け、粒の皮がとても柔らかく甘いのが特徴です。粒はぷりぷりとしてハリがありながらも、皮が柔らかいので食べた時の歯触りがとても良く、瑞々しさもあり新鮮なものであれば生でも食べることができます

とうもろこしの種類によっては、種まきから収穫までに長い期間を要するものがあるのですが、ピーターコーンはその期間が90日となっており、作りやすい品種と言われています。

黄色と白い粒が混ざっているとうもろこしは、バイカラーコーンと呼ばれここ最近で人気の出たタイプなのですが、ピーターコーンの誕生は1985年と古くからある品種です。

一時は市場の大半を占めるほど普及しましたが、現在そのシェアは少なくなって来ています。

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ハニーバンダム  

ハニーバンダムの特徴・旬の時期まとめ|大きくて甘みが強い実をもつとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)  旬の時期 6月〜10月初旬

ハニーバンダムは1985年に登場してから現在も人気のスイートコーンで、甘みが強く大きなところが特徴です。

粒は濃い黄色をしていて光沢があり見た目も良く、非常に甘くて粒の皮は柔らかいため、新鮮なものなら生で食べることもできます。

通常とうもろこしのは1本の株から2つ収穫するのが一般的なのですが、ハニーバンダムは豊作で1本の株から3〜4つ収穫が可能です。そして収穫から数日間はその劇的な甘みが持続するところも魅力の1つです。

ハニーバンダムは品種改良されシリーズ化しており、他に4種類が展開されています。
・ハニーバンダム20:一代限りの種が取れない雑種

・ハニーバンダム早生20:長さ20cm前後とやや短め。茹でても粒がシワになりにくい

・ピーターコーン:黄色と白のバイカラー。粒の皮の柔らかさがウリ

・ハニーバンダムピーター種:こちらもバイカラー。耐暑性がある病気に良い
このような名前と特徴があります。

味来  

味来の特徴・旬の時期まとめ|サイズが小ぶりで果物のように甘いとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)  旬の時期 6月〜9月

味来は、別名「ミラクルスイートコーン」とも呼ばれるほど甘みが強く、粒の皮が柔らかいので食べやすいことが一番の特徴です。元々はアメリカからやってきた品種です。

通常のとうもろこしよりも糖度が高く、味来の糖度は18度を超えるものもあります。これゆえフルーツのような甘みがあり、生で食べることもできるのです。加熱すると更に甘みを増します。

また、通常のとうもろこしよりも小ぶりなことも味来の特徴です。粒揃いも良く、先端までぎっしり実ります。全ての粒が黄色く、ぷっくりと膨らんでいてシャキシャキとした歯ごたえです。

栽培に関しては、他の品種と比べて芽が出る確率が低く、手間と時間がかかるので希少なとうもろこしとも言えます。

ホワイトショコラ  

ホワイトショコラの特徴・旬の時期まとめ|弾ける食感が特徴のとうもろこし 種類 シルバーコーン(スイートコーンの白粒種)  旬の時期 6月〜9月

ホワイトショコラは、北海道で誕生したとうもろこしで、純白な粒で瑞々しさに飛んでおり、噛むと弾ける食感が特徴です。糖度も高く甘みも抜群、人気の品種です。

一般的なとうもろこしの糖度は16度程度ですが、ホワイトショコラの糖度は18〜19度にもなります。これは完熟したメロンやバナナと同じ数値なので、とても甘いことがわかります。

とうもろこしは収穫すると風味が落ち、甘みも徐々に減っていくものなのですが、ホワイトショコラは日持ちが良く甘みが持続するのも特徴です。

粒はピチピチとしてハリがありジューシーなので、新鮮なものであれば生でも食べることのできるおやつのような野菜です。味は爽やかかつフルーティーと言われています。

サイズは大きなものが多く、400g以上で2Lほど加熱してもその白さは変わることなく、綺麗な純白がキープできます。このように粒の白いとうもろこしをシルバーコーンと呼びます。

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ロイシーコーン  

ロイシーコーンの特徴・旬の時期まとめ|果実のようにジューシーなとうもろこし 種類 シルバーコーン(スイートコーンの白粒種)  旬の時期 7月〜9月

白い粒をしたとうもろこしの代表作に「ピュアホワイト」という品種がありますが、ロイシーコーンはこのピュアホワイトを何度も品種改良してできたとうもろこしです。

甘さを第一に考えて作られ、「有り得ないほどの甘さ」が実現しました。甘くて瑞々しくジューシーなのでフルーツ感覚で食べることができ、その甘さは「ミルクのよう」と言われています。

粒の皮は薄く、生で食べるとシャキシャキそしてプリプリと弾けるように粒が割れていき果汁が溢れだします。加熱しても強い甘みで人気の品種なのです。

その糖度は17〜18度で、本物の果物にも匹敵するほどです。メロンの糖度が12〜18度と言われているので、完熟したメロンほどの甘みがピュアホワイトにはあるのです!

そんなピュアホワイトは市場にはあまり出回ることがなく、生産地のスーパーや直売所、ネットでの通販が主流の購入ルートです。のちほどその価格についてもご紹介させていただきます。

フリントコーン 

フリントコーンの特徴・旬の時期まとめ|トルティーヤにも使われる加工用とうもろこし 種類 (硬粒種) その他  旬の時期 9月〜10月

フリントコーンは、加工して私たちの食用または家畜の飼料、工業用の原料として使われる品種のとうもろこしです。一般的に出回っている家庭でのとうもろこしは「スイートコーン」よ呼ばれており、普段私たちが食べているものとは全く異なるタイプのとうもろこしです。

角状でんぷんと呼ばれる硬いでんぷんが粒全体に付いているのが特徴で、糖分よりでんぷん量が豊富に含まれています。そのため国によってはこのフリントコーンを主食とするところもあり、馴染みのあるものではメキシコのトルティーヤにも使われています。

スイートコーンは別名「甘味種」と呼ばれるのですが、フリントコーンは「硬粒種」と呼ばれ、その漢字からも粒が非常に硬いとこを特徴としていることがわかります。

ちなみに、日本に初めてとうもろこしが伝来したのは16世紀にさかのぼるのですが、この時伝来したものがフリントコーンである硬粒種でした。現在親しまれているスイートコーンが主流になるまではフリントコーンが食用として食べられており、甘くもなく硬いので食べるのが大変だったと言われています。

フリントコーンは写真のように、粒がカラフルな色をしています。たいがいは加工して粉状にしてしまうので、この色をそのまま活かして食べるということはあまりありません。

ピクニックコーン  

ピクニックコーンの特徴・旬の時期まとめ|味来以上の強い甘味を誇る極甘とうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)  旬の時期 5月下旬〜11月下旬

ピクニックコーンは、12〜15cmほどの小ぶりサイズのとうもろこしで、とてつもない甘みを誇る品種です。とうもろこしの「とてつもない甘さ」とは一体?と思うかもしれませんが、その糖度はイチゴなどのフルーツと並ぶ数値なのです。

ピクニックコーンは「味来(みらい)」という甘みの強い品種を改良して作られました。この甘みを引き継ぐどころか、それ以上に甘みのある品種として誕生しました。

平均糖度は18度を超え、その甘さは冷やすことで更にアップし、甘みの持続性にも優れているため日持ちの良いとうもろこしです。

「冷たくされると甘いんです。」というフレーズで販売されているものもあり、フルーツのような甘さで瑞々しく、生で食べることもできます。

ピクニックコーンというユニークな名前は、通常のとうもろこしよりもひと回り小さいサイズで、「ピクニックに持っていくのに丁度良いサイズ」であることが由来となっているそうです。由来もユニークですよね。

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きみひめ  

きみひめの特徴・旬の時期まとめ|生でも食べられる甘いとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)  旬の時期 6月〜7月中旬

きみひめは、山梨県甲府市で2004年から栽培されている比較的新しい品種のとうもろこしです。美味しさ・作りやすさ・収量性の3セットを兼ね備えており、感動するほどの甘みがあることが特徴です。

一般的なとうもろこしの糖度は16度程ですが、きみひめはなんと糖度19度にもなります!果物と同じレベルの糖度を持っているのです。

非常に甘く、粒の皮は薄いので柔らくて食べやすさも優れています。もぎたては生で食べることもできるんです。

先端まで粒がぎっしり詰まっていて光沢があるのも特徴です。がじるとプチプチとした食感で、瑞々しく粒が弾けていきます。

ゆめのコーン  

きみひめの特徴・旬の時期まとめ|生でも食べられる甘いとうもろこし 種類 バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種)  旬の時期 6月上旬〜8月下旬

ゆめのコーンは黄色と白のバイカラーで、黄色の粒は少し薄いレモンイエローのような色をしています一つ一つの粒がしっかりとしていて大きく、先端までぎっしり詰まっているのが特徴です。

「フルーツコーン」とも呼ばれるほど甘みがあり、粒の皮が薄くて非常に柔らかく、歯触りも良いので大変人気の品種です。

ゆめコーンの特徴の一つに「甘みの持続性の良さ」があります。通常とうもろこしは収穫後の鮮度や糖度の低下が早く、できれば購入したその日に食べるべき野菜です。

遅くとも1〜2日以内には消費することがオススメされているのですが、ゆめのコーンは収穫後の鮮度・糖度の低下スピードが遅く、日持ちする珍しいとうもろこしなのです。粒が硬くなったり萎んだりすることもなく優秀です。

また、その強烈な甘さと瑞々しさから、フレッシュなものであれば生でも食べることができます。ゆめコーンは他に「ゆめのコーン85」や「ゆめのコーン80」という仲間のシリーズも展開されています。
・ゆめのコーン85:ゆめコーンよりも更に粒が柔らかい

・ゆめのコーン80:大きくてボリュームがある
ちなみに、バイカラーコーンは黄色い粒と白い粒の割合が3:1で入っています。アメリカで育成され、最も甘みが強いと言われています。現在は日本でも主流になっています。

ドルチェヘブン 

ドルチェヘブンの特徴・旬の時期まとめ|強い風味が特徴のとうもろこし 種類 バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種)  旬の時期 6月〜9月

ドルチェヘブンは、冒頭でも触れた通り強い甘みを持つとうもろこしです。生で食べることのできる「味来(みらい)」という品種を親として誕生しました。

甘いだけでなく、コクがあることも特徴です。その甘さですが、糖度20度を超えることもあるのです!

この数値がどのくらい凄いものなのかというと、メロンが12〜18度、バナナが16〜20度と言われているので、完熟したメロン以上、完熟バナナのような強烈な甘さがあります。

そんなフルーツのようなとうもろこしで、粒の色は黄色と白のミックスです。このようなとうもろこしをバイカラーコーンと呼びますが、色の割合は黄色3:白1と言われています。バイカラーコーンはアメリカで育成され、最も甘みが強いと言われています。現在は日本でも主流になっています。

ドルチェヘブンを品種改良したものに「ドルチェドリーム」という品種もあり、ドルチェヘブンの良いところを全て後継したとうもろこしとなっています。

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フラワーコーン  

フラワーコーンの特徴・旬の時期まとめ|粉に挽いて使用されるとうもろこし 種類 その他 旬の時期 6月〜9月

フラワーコーンは、種皮と胚芽の部分を取り除いて胚乳を粉に引いて使うとうもろこしです。とうもろこしを粉状にしたものには主に3種類あり、「コーングリッツ」、「コーンミール」、そして「コーンフラワー」です。

この3つは粒の大きさが異なっており、コーングリッツ>コーンミール>コーンフワラーというサイズ順になっています。

フラワーコーンを粉状にしたものは、スコーンやコーンブレッドにしたり、唐揚げの粉、天ぷら粉、ホットケーキミックス、たこ焼き、ドーナツの原料など様々なものに粉として使われます。

非常に細かいため、水をよく吸収し混ぜると粘り気が出ることが特徴で、生地にして薄く伸ばすことが可能です。国によってはこのフワラーコーンを主食としているところもあり、パンやトルティーヤとして食べられています。

フラワーコーンの粉は、小麦粉の代用として使うこともでき、また卵アレルギーの方にも卵入りと同じような生地感を出すことができるのでオススメです。生地として使うには万能なとうもろこしと言えます。

おひさまコーン  

おひさまコーンの特徴・旬の時期まとめ|濃い黄色と強い甘味が特徴のとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種) 旬の時期 6月下旬〜9月上旬

おひさまコーンは、とても甘みが強く、粒の皮が柔らかく極良質と言われているとうもろこしです。その甘さから「フルーツコーン」と言われることもあります。

粒は濃い黄色で、ほとんどの個体が先端までびっしりと詰まっており、秀逸品が非常に多いのです。鳥害や虫害に強く、栽培しやすいことも特徴となっています。

そんなおひさまコーンを品種改良した仲間のシリーズとうもろこしが2つあります。
・おひさまコーン88:全体420g前後。種をまいてから88日後に収穫できる。草丈200cmほど。

・おひさまコーン7:全体400g前後。種をまいてから86日後に収穫できる。草丈170cmほど。
どちらも基本的にはおひさまコーンに似ていて濃い黄色、そして鳥害や虫害に強い品種です。

あまえん坊  

あまえん坊の特徴・旬の時期まとめ|フルーツのように甘く柔らかいとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種) 旬の時期 5月上旬〜9月下旬

あまえん坊は、その名の通り「甘い」ことが特徴で、濃い黄色の粒をしており柔らかい食感のとうもろこしです。粒の皮が薄いため柔らかく、食べやすいさに優れています

その糖度は高く、フルーツかと思うような甘みがあるのです!瑞々しくジューシーなので、おやつ感覚として食べることのできるあまえん坊は、糖度が18度にもなります。

ほかのフルーツと比較すると、いちご:糖度8〜13度、メロン:12〜18度、バナナ16〜20度なので非常に甘いことがわかります。

大きさは一般的なとうもろこしサイズで、胚芽部分にビタミンB1を多く含み 夏バテ予防にもおすすめです。また食物繊維も豊富なので腸内環境も整えてくれます。

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ゴールデンアロー  

ゴールデンアローの特徴・旬の時期まとめ|Lサイズの甘いとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種) 旬の時期 6月下旬〜9月下旬

ゴールデンアローの特徴はなんといってもその大きさになります。「Lサイズ」とされるゴールデンアローは400gほどにまで成長し、草丈は190cmにもなります。

味は糖度が高いので非常に甘く瑞々しさもあり、歯に付かず上品な味わいです。種をまいてから90日以内に収穫時期を迎えます。

とうもろこしは種類によっては鳥害に遭い悩ませるのですが、ゴールデンアローは鳥害に強く育ちやすい品種のとうもろこしです。

また、品種によって粒の列数が異なるのですが、ゴールデンアローは14列とほかのとうもろこしに比べて少ない列数となっています。

家庭菜園用として種が多く販売されていますが、収穫した実はあまり流通しておらず、希少価値の高いとうもろこしです。

歩味  

歩味の特徴・旬の時期まとめ|光沢が強く食味の良いとうもろこし 種類 バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種) 旬の時期 7月上旬〜8月下旬

歩味は、冒頭でもお伝えした通り「粒の光沢」が長けているとうもろこしの品種です。あまり流通しているとうもろこしではないので、初めて知った方も多いかもしれません。

黄色と白色の粒が3:1の割合で混ざっており、このようなタイプをバイカラーコーンと呼んでいます。黄色一色の場合はゴールデンコーン、白一色の場合はシルバーコーンと呼ばれます。

歩味は、収穫後の質の低下に強いとうもろこしです。一般的にとうもろこしは収穫するとすぐに鮮度が落ち、徐々に糖度も低下して味が落ちるスピードが速いものなのですが、歩味は糖度の低下速度が遅いという点に優れています。

そのため生産地でお土産用として購入する方もいるそうです。ボリュームもあり先端まで粒がぎっしり詰まっているので、見た目良し味良しのとうもろこしです。生で食べることもでき、茹でてもシャキシャキとした食感をしています。

おおもの  

おおものの特徴・旬の時期まとめ|大きなサイズと甘さが特徴のとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種) 旬の時期 6月下旬〜9月上旬

おおものは、糖度がフルーツ以上にもなる非常に甘いとうもろこしです。一般的なとうもろこしの糖度は約16度と言われていますが、おおものはなんと糖度20度にもなります!

この数値がどのくらい凄いものなのかと言うと、メロンの糖度が12〜18度、バナナの糖度が16〜20度と言われているので完熟したバナナに相当します。とっても甘いですよね。

また、その大きさにも特徴があり、おおものはその名の通り大きなものが多く、500gを超えるジャンボサイズの収穫が可能です。通常のとうろもろこしは350〜400g程度ですので遥かに大きなサイズです。

先端まできちんと粒が入っているものが多く、粒列は18列とぎっしりです。

おおものには同じシリーズの「おおもの83」や「おおもの86」という品種もあり、どちらも大きくて甘な実が成ります。

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クリスピーホワイト  

クリスピーホワイトの特徴・旬の時期まとめ|サクッとした食感が魅力のとうもろこし 種類 シルバーコーン(スイートコーンの白粒種) 旬の時期 8月中旬〜9月下旬

クリスピーホワイトは、「甘さ」・「瑞々しさ」・「粒の光沢」が揃った見た目も味も良しのとうもろこしです。黄色い粒をしているものはゴールデンコーンを呼ばれ、クリスピーホワイトのように白いものはシルバーコンと呼ばれています。

糖度が高いため甘みが強く、フルーティーで爽やかな味わいです。夕張メロンの糖度が12〜13度、富良野メロンの糖度が15度と言われる中、クリスピーホワイトの平均糖度は17度を超え、ものによっては19度に達することもあるのです。

クリスピーホワイトという名前にもなっている通りサクッとした食感が特徴で、かじると弾けて中の瑞々しい果汁が溢れ出します

とうもろこしは一般的に収穫してからすぐにその鮮度が落ち、徐々に糖度も低くなってしまうのですが、このクリスピーホワイトは鮮度・糖度の持ちが良いところも特徴です。日持ちがよく萎びにくいといったポイントもあります。

黒もちとうもろこし  

黒もちとうもろこしの特徴・旬の時期まとめ|もちのように粘り気のある黒いとうもろこし 種類 その他 旬の時期 6月初旬〜10月中旬

黒もちとうもろこしは、食べたらやみつきになる「餅」な食感が特徴です。もち質のでんぷんを含んでいるため、独特の粘り気とモチモチ感があります。

粒の全ては黒色で、瑞々しさはないですが腹持ちが良く、糖分よりもでんぷん量が多いためほのかな甘さですが、噛めば噛むほど味が滲みます。他のスイートコーン種と比較すると糖度は低いですが、黒もちとうもろこしには特有の風味があり美味しいのです。

粒は大粒で粒数は8〜10列ほどで他の品種と比べると半分以下と少なく、かじりつくとポロリと実りが外れやすいのも特徴です。もち種と呼ばれる「ワキシーコーン」という種類に分類されます。1本の長さは25〜27cmほどなので細長い印象です。

粒の皮は硬く、収穫後1日経つとすぐに甘さがなくなってしまうところが気になるポイントです。食べていると顎が疲れてしまうと言われるほどの食感で、見た目も味も一味違うとうもろこしですが、その独特な味とルックスは人気を集めています。

ミエルコーン  

ミエルコーンの特徴・旬の時期まとめ|はちみつのように甘いとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種) 旬の時期 6月下旬〜9月上旬

ミエルコーンを「はちみつのように甘い」と言いましたが、その名前には外国語が関係しています。「ミエル(miel)」とはフランス語ではちみつという意味なのです。

その名前の通り、ミエルコーンはとてつもない甘さを誇っています。先端まで粒がぎっしりと詰まっていて、ほかの品種と比べて粒の皮は薄く、柔らかい食感をしています。

瑞々しいため噛むとジュージーでシャキシャキとした歯ごたえもあり、糖度が高いのでフルーツを食べているような感覚です。一般的なとうもろこしの糖度は16度程ですが、ミエルコーンの糖度は18度と非常に甘いのです。

18度というと甘いメロンやバナナに相当します。フルーツにも並ぶ糖度のとうもろこしは、おやつとしても人気の野菜です。フレッシュなものは生でも食べることができます。 

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ミルキースイーツ  

ミルキースイーツの特徴・旬の時期まとめ|フルーツのような爽やかな甘さが特徴のとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種) 旬の時期 6月〜9月

ミルキースイーツは、甘さ・粒の皮の薄さ・ジューシーさに優れた大変甘みのあるとうもろこしです。特に皮の薄さが特徴的で、食べてもその存在感がほとんどないほどと言われています。

種まきしてから84日で収穫でき、粒は16〜18列の2Lサイズくらいです。重さにすると約370gほどで、極端な大小はありません。

先端までしっかり粒が詰まっており、鮮やかな黄色で光沢もあります。味良し、見た目良しの優秀な品種ですです。

口に入れるとフルーツのような爽やかな甘さが広がります。甘みと皮の薄さから、フレッシュなものは生でも食べられる美味しさなのです。糖度がなんと19度を超えることもあります

ミルキーもののとうもろこしには複数種類があり、他に「ミルキースイーツ84FT」や「ミルキースイーツ86」といった名前の同シリーズ品がありますす。
・ミルキースイーツ84FT:ミルキースイーツ譲りの爽やかな甘さで、より太くより重くずっしりとしたタイプです。同じく84日で収穫できる。

・ミルキースイーツ86:収穫期が86日目に訪れ、480g前後にまで大きくなり、2L〜3Lサイズのものが収穫できる。

恵味  

恵味の特徴・旬の時期まとめ|フルーティーでコクのあるとうもろこし 種類 ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種) 旬の時期 6月〜9月

恵味は、フルーティーでコクのある風味が特徴で、「味来(みらい)」という甘さにこだわって作ったとうもろこしを品種改良して誕生しました。

親である味来は、皮が柔らかく生でも食べることができる品種で、子である恵味もこの2つの性質を受け継いだのですが、それに加えて粒の一つ一つが大きくしっしかりとしている特徴があります。生で食べればシャリシャリとした食感をしており、加熱すれば瑞々しさが弾けるプチットした食感です。

とうもろこしは収穫後の鮮度が落ちるスピードが速い野菜ですが、恵味は鮮度が下がりにくいという特徴もあります。糖度も高く日持ちするため、お土産として生産地で購入されることも多い人気のとうもろこしです。

その糖度はなんど21.3度を記録したものもあるのです!この数値だどれだけ凄いかと言うと、バナナが糖度16〜20度というのがフルーツの中で高い数値なので、バナナ以上の甘さということになってしまいます。とにかく甘みがとてつもなく美味しいのです。

また、恵味には「恵味キュートST」「恵味スマイル」「恵味ドリーム」など7種類ほどのシリーズが展開されています。中には真っ白の粒をした「白い恵味」という品種もあります。

ホワイトレディー  

ホワイトレディーの特徴・旬の時期まとめ|真っ白で濃厚な甘味が魅力のとうもろこし 種類 シルバーコーン(スイートコーンの白粒種) 旬の時期 5月下旬〜9月

ホワイトレディーは、その名の通り粒が白一色のとうもろこしで、ここ最近この白い粒のとうもろこしも主流になってきています。

粒が純白で美しく、一粒一粒にしっかり果肉が入っていてボリュームがあることも特徴です。

そして見た目の良さにも負けず、とにかく甘いことも人気の秘密です。とうもろこしの糖度は一般的に16度程度なのですが、ホワイトレディーに関しては18度を超えるのです!

熟したバナナやメロンに匹敵する甘さで、かじると弾けるように粒が割れて中から果汁が溢れ出します。まるでフルーツのようなとうもろこしです。

食感はシャキシャキとして瑞々しく、新鮮なものであれば生でも食べることもできます。ちなみに果汁も白色をしていて、まるでミルクのようです。

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ポッドコーン  

ポッドコーンの特徴・旬の時期まとめ|観賞用として栽培されたとうもろこし 種類 その他 旬の時期 なし

ポッドコーンは、「食用」でもなく「加工用」でもなく、「観賞用」として生産されていたとうもろこしの品種です。観賞用のとうもろこし、というのはなかなか馴染みがないですよね。

粒の一つ一つが穎(えい)と呼ばれる衣のようなものに包まれているのが特徴で、純粋種は存在しません。

トゲトゲとフサフサの間をしたような「穎」は、粒をつと粒ずつ覆っています。食用ではないので食べても美味しくはなく、あくまで「見るためのとうもろこし」だったようです。

ウッディーコーン  

ウッディーコーンの特徴・旬の時期まとめ|黄・白・茶紫の3色が混ざったとうもろこしのバイカラー種 種類 バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種) 旬の時期 6月下旬〜9月初旬

ウッディーコーンは、黄色・白・紫の3色が混ざったユニークカラーをしたとうもろこしです。その色は加熱すると更に濃くなり独特です。紫色は黒っぽい色味に変わります

そのお味ですが、食感に特徴があり「モチモチ」としているのです。なかなかとうもろこしでモチモチ食感に出会うことはないのではないでしょうか?糖度が高いため強い甘みと深みを感じる味わいです。

甘くて美味しいウッディーコーンですが、焼きとうもろこしにすると風味が出てその美味しさがよりアップするとと言われ、一番のおすすめの食べ方となっています。

粒の皮は柔らかく、軸から外れやすいので食べやすさも兼ね備えています。通常とうもろこしは収穫するとすぐに鮮度・糖度・風味が低下してしまい、日持ちの悪い野菜なのですが、ウッディーコーンは収穫後過熟になっても甘みと柔らかさが持続するといった特徴もあります。

ウッディーコーンは、家庭菜園用のとうもろこしで市場にはほぼ出回っていません。

バーベキューコーン  

バーベキューコーンの特徴・旬の時期まとめ|食味と品質のよいとうもろこしのバイカラー種 種類 バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種) 旬の時期 6月下旬〜9月下旬

バーベキューコーンは、黄色と白の粒が両方入ったバイカラーコーンと呼ばれる品種のとうもろこしです。黄色3:白1の割合でぎっしりと粒が詰まっており、ほかのバイカラーコーンの品種も同じように3:1の割合で2色が混ざっています。

味と品質の良いとうもろこしで、大きく育つのが特徴です。をまいてから85日目から収穫できる品種で、育てやすいため家庭菜園向けとして種も販売されています。

形はずんぐりとしており400gと重みがあります。一般的なとうもろこしは350gほどですので、大きめサイズのとうもろこしです。80%以上のバーベキューコーンが2Lサイズまで成長します。

一つ一つの粒も大きくてボリュームがあり、粒列は16〜18列なので太くて大きな印象です。その味ですが、糖度が16〜18度にもなる甘みのあるとうもろこしです。一般的なとうもろこしは16度ほどですので、甘く感じ歯ごたえは柔らかく、口に残らないので非常に食べやすいです。

新鮮なものであれば生でも食べることができ、味と見た目両方を兼ね備えた優秀な品種です。

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八列とうもろこし 

八列とうもろこしの特徴・旬の時期まとめ|ほとんど市場に流通していない貴重なとうもろこし 種類 バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種) 旬の時期 7月〜9月

「八列とうもろこし」は明治期から昭和初期にかけて、北海道で最も多く栽培されていたとうもろこしです。

「フリントコーン」というタイプに分類され、当時はよく食べられていましたが、その後現在の主流とうもろこし「スイートコーン種」の出現により1965年代にはほとんど生産されなくなってしまいました

一般的によく食べられているとうもろこしよりも細く、でんぷん質が多いためモチモチとした食感をしています。長さは30cmほどあるのでロングタイプです。

現在は栽培している農家さんがほとんどなく、市場に出回ることはありません。それに加え、流通しない理由があります。そこが一番の八列とうもろこしの悪いところなのですが、収穫すると1日でカチカチに硬くなってしまうのです。

収穫直後は透明でみずみずしいのですが、収穫して半日経つと黄色くなり、1日後にはカチカチです。私たちが食べ慣れしたしんだとうもろこしは粒の皮が柔らかく、歯ざわりも良いですが、八列とうもろこしは硬くなってしまうので食用に向いていないのです。

現在は八列とうもろこしを製粉して粉状にし、それを小麦粉変わりに使うなどして生産している農家さんが少し存在しています

森の甘太郎  

森の甘太郎の特徴・旬の時期まとめ|糖度抜群のとうもろこしのバイカラー種 種類 バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種) 旬の時期 7月〜9月上旬

森の甘太郎の一番の特徴は、その名前にもある通りなんと言っても「甘さ」にあります。とうもろこしの一般的な糖度をご存知ですか?

通常のとうもろこしは糖度16度程度と言われており、これでも十分に甘い数値なのですが、森の甘太郎に関しては糖度18〜20度にもなるフルーツレベルの甘さを誇っています。

この数値は非常に高いもので、メロンが12〜18度、完熟したバナナが16〜20度ですので、熟したメロンやバナナに匹敵するほどの甘さなのです。甘みが強く、粒の皮が薄いので歯ざわりもよく、新鮮なものであれば生でも食べることができるのです。

果肉はジューシーで瑞々しく、かじると皮がプリッと破れ中から甘〜い果汁が染み出します。この甘さから、「フルーツコーン」「スイーツコーン」と呼ばれることもあります。

粒の色ですが、黄色と白が両方混じっているバイカラーコーンとなっています。バイカラーコーンのほとんどが、黄色3:白1の割合でできています。

イエローポップコーン 

イエローポップコーンの特徴・旬の時期まとめ|人気のお菓子ポップコーンになるとうもろこし 種類 その他 旬の時期 6月下旬〜10月初旬

イエローポップコーンは、家庭でも簡単にポップコーンが作れる品種のとうもろこしです。一般的に食卓で食べるとうもろこしは瑞々しさが求められますが、イエローポップコーンの場合、完全に乾燥させてからポップコーン用に加工します。

粒が通常のものよりも60〜70%で小さいサイズです。また、収穫時期にも通常のとうもろこしと違う点があります。通常、一番瑞々しく甘みのありタイミングを狙って収穫しますが、イエローポップコーンの場合、実を硬くしなければならないため、茎につけたまま枯れ気味になるまで収穫しません

通常のとうもろこしの収穫期より少し後に収穫し、葉や実を包む皮が色褪せてきた頃に収穫します。一見枯れてしまっているように見えますが、これがイエローポップコーンの収穫適齢期なのです。

イエローポップコーンの乾燥はこれだけでは足らず、さらに軒先などに吊るし干して乾燥させます。カチカチに硬くなるまで乾燥させたら完成です。食べられないほど硬いですが、粒中の実にひびが入ってるのが透けて見えるくらいが目安となっています。

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白もちとうもろこし 

白もちとうもろこしの特徴・旬の時期まとめ|もちのような粘り気のある白いとうもろこし 種類 その他 旬の時期 6月中旬〜10月初旬

白もちとうもろこしは、食べたらやみつきになる「餅」な食感が特徴です。もち質のでんぷんを含んでいるため、独特の粘り気とモチモチ感があります。

白もちとうもろこしという名前には、特徴が2つも混ぜ込まれていますね。粒の全ては白色で、瑞々しさはないですが腹持ちが良く、糖分よりもでんぷん量が多いためモチモチしており、甘みもあって噛めば噛むほど味が滲みます

他のスイートコーン種と比較すると糖度は低いですが、白もちとうもろこしには特有の風味があり美味しいのです。

白もちとうもろこしはもち種と呼ばれる「ワキシーコーン」という種類に分類されます。1本の長さは25〜27cmほどで、粒数が8〜10ので細長い印象です。

もち系とうもろこしには。「黒もちとうもろこし」や「黄もちとうもろこし」がありますが、この白もちとうもろこしが一番もち感があると言われています。また、収穫時は純白色をしていますが、熟すにつれ透明になっていきます。

黄もちとうもろこし  

黄もちとうもろこしの特徴・旬の時期まとめ|もちのような粘り気のある黄色いとうもろこし 種類 その他 旬の時期 6月中旬〜10月初旬

黄もちとうもろこしは、食べたらやみつきになる「餅」のような食感が特徴です。もち質のでんぷんを含んでいるため、独特の粘り気とモチモチ感があります。

粒の全ては黄色で、水分の含有量が少ないため瑞々しさはないですが、もち質でんぷん量が豊富に含まれているためためモチモチしています。

甘みは少ないですが、もちシリーズのとうもろこしの中では甘みのあり、もち感は弱い方ですもちシリーズは他に「黒もちとうもろこし」や「白もちとうもろこし」があります。

他のスイートコーン種と比較すると糖度は低いですが、黄もちとうもろこしには特有の風味があり美味しいのです。

白もちとうもろこしはもち種と呼ばれる「ワキシーコーン」という種類に分類されます。1本の長さは25〜27cmほどで、粒数が8〜10と通常のとうもろこしの半分程度なので細長なので細長い印象です。

また、一般的にとうもろこしは1つの株から2つの実を収穫できるものなのですが、黄もちとうもろこしは1株から3〜4個収穫できることも特徴です。

まとめ

とうもろこしの38品種を紹介しました。自分にぴったりのとうもろこしは見つかりましたでしょうか。

食用から観賞用までさまざまな種類がありますね。今後も新しい品種が出てくるかもしれませんね。

ここに掲載したとうもろこし以外にもまだ品種があるかもしれません。ぜひここに載っていない品種も探してみてくださいね!

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