山形赤根ほうれんそうをご存じですか?読んで字のごとく、根の赤いほうれんそうで、山形県の伝統野菜です。今回は、その山形赤根ほうれんそうの特徴と旬の時期などをまとめて紹介します。
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目次
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山形赤根ほうれんそうってどんなほうれんそう?
読み方 | やまがたあかねほうれんそう |
旬の時期 | 11月から2月 |
主な生産地 | 山形県 |
種類 | 東洋種のほうれんそう |
それでは、在来種である山形赤根ほうれんそうにはどのような特徴があるのでしょうか。このほうれんそうは、雪の多い極寒の季節はゆっくりと生長することから体内に糖分を溜め込み、糖度が12~14度になることもあります。えぐみも少ないことから、味の良さや独特の甘さのとりこになる人が続出です。
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読み方
やまがたあかねほうれんそう
特徴(サイズ、味、形状など)
- 根元の赤身が強く甘みがある
- 耐寒性、耐雪性が強く、とう立ち後も柔らかく食べられる
山形赤根の旬の時期と主な生産地
山形赤根ほうれんそうの旬の時期と生産地について紹介します。
旬の時期はいつ?
11月から2月
主な生産地はどこ?
山形県で多く栽培されています
山形赤根の価格相場ってどのくらい?
それでは、山形赤根ほうれんそうはどのくらいの価格で売られているのでしょうか?
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スーパーだと
1袋180円
ネット通販だと
1袋300円
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ほうれんそう4種類13品種一覧まとめて解説
ほうれんそうの代表的な品種を以下の4つに分けて13品種ご紹介します。
- 交配種(中間種):6品種
- 西洋種:2品種
- 東洋種:3品種
- その他の品種:5品種
すべてのほうれんそう人気ランキングは別ページにて解説しておりますのであわせてご確認ください。
詳しくはこの記事をチェック!
交配種(中間種):6品種
ほうれんそう(交雑種) | 日本ほうれん草 | アトラス |
豊葉ほうれん草 | バハムート | チェックメイト |
東洋種:3品種
治郎丸ほうれんそう | 山形赤根ほうれんそう | 禹城 |
西洋種:2品種
ビロフレー | ノーベルほうれん草 |
その他の品種:5品種
サラダほうれんそう | ちぢみ(寒締め)ほうれんそう | 赤茎ほうれんそう |
早生サラダあかり | 雪美菜 |
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ほうれんそうの栄養と期待できる効果
ほうれんそうの栄養成分表
ほうれんそう100gあたりに含まれる栄養成分を見てみましょう。
エネルギー | 20kcal |
水分 | 92.4g |
ナトリウム | 16mg |
カリウム | 690mg |
カルシウム | 49mg |
マグネシウム | 69mg |
鉄 | 2.0mg |
亜鉛 | 0.7mg |
ビタミンA β-カロテン当量 | 4200ug |
ビタミンK | 270ug |
ビタミンB2 | 0.20mg |
葉酸 | 210ug |
ビタミンC | 35mg |
食物繊維総量 | 2.8g |
ほうれんそうの主な栄養素を4つ解説
ほうれんそうに含まれる主な栄養成分を鉄分、ミネラル、カロテン、ビタミンBなどを紹介します。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- ミネラル(無機質):ミネラルは、地球上に存在する金属元素を指し、人間の体の内部の酵素の触媒や特異的な細胞の機能の要になる成分です。体の代謝や老廃物の分解、排出にも関わっています。不足すると、人間の体の本来の機能が良く無くなるため、日頃の摂取が大事な栄養素です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
ほうれん草を食べて期待できる効果
- がん予防
- 高血圧の予防・改善
- 貧血予防
- 美容・美肌効果
- むくみ対策・改善
- 疲労回復
- 風邪予防
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ほうれんそうの保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
ほうれんそうの保存方法と保存期間の目安
ほうれん草について冷蔵・冷凍・常温のそれぞれの保存期間と保存方法についてまとめました。
保存期間の目安
- 冷蔵に場合の保存期間 1週間
- 冷凍の場合の保存期間 1ヶ月
- 常温の場合の保存期間 干す:1カ月
保存期間は目安ですので、野菜に状態をよく見て食べられるか判断し、なるべく早めに使い切りましょう。
ほうれん草は冷蔵庫だと1週間程度しか日持ちしませんが、冷凍や干したりと工夫することで長持ちさせることができます。
この状態のほうれんそうは腐ってる?
寒締めほうれ草を見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 変色:葉が黄色っぽく変色しているのは傷み始めている証拠
- 見た目:しなしなして元気がないのは水分が抜けている証拠
腐っているので食べるとダメな状態
- 見た目で判断❶:葉が全体的に茶色く変色している
- 見た目で判断❷:葉が枯れている
- 感触で判断❶:ぬるぬるして水気が出ている
- 感触で判断❷:葉がふにゃふにゃに柔らかくなっている
詳しくはこの記事をチェック!
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山形赤根のおすすめの食べ方レシピ
山形赤根ほうれんそうは、東洋種のほうれんそうになります。東洋種のほうれんそうは、アクが少なく淡白な味なので、シンプルにおひたしなどにして食べると良いでしょう。
おひたし
【材料】 ほうれんそう 1袋
塩 適量
醤油 大さじ2
かつお節 適量
【作りかた】
- ほうれん草はしっかり洗い、砂を落とします
- 沸騰したたっぷりのお湯に塩を入れ、ほうれん草を根から入れ、中火で1〜2分程湯がきます
- ザルにあけ、冷めるまで流水にさらし、アクぬきをします。
- 水分を絞り、4〜5cm幅位に切り、再度水分を絞ります
- 器に盛り、醤油と鰹節をかけたら完成です
まとめ
今回は、山形赤根ほうれんそうの特徴と旬の時期などをまとめて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?「山形赤根ほうれんそう」は、葉にギザギザの切れ込みがある日本在来種で、軟らかくてアクが少なく、旬を迎える秋から冬にかけて、非常に甘くなります。雪をかぶっても茎葉がしなやかで折れにくく、普通のほうれんそうより大株で太根に成長します。
病気に弱く、栽培しにくいことから、一時は生産量が減ったものの、その味の良さから珍重され、山形県のバックアップもあり、少しずつ生産量も回復してきています。元々、山形市内で作られてきましたが、現在は、山形市周辺の東南村山地域を中心に、栽培が拡がってきているようです。
在来種である山形赤根ほうれんそう、とても有名なのでスーパーなどで見かけなくても、ネットで販売されることも多いようです、冬限定のほうれんそうになりますので、チェックしてみてくださいね。
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