北海道のじゃがいも人気ランキング30品種まとめ|おススメはしっとり系?ほくほく系?もっちり系?

じゃがいもは主な生産地はどこでしょう?と聞かれれば、ほとんどの方が北海道と答えれるかなと思います。それもそのはず!生産量では、2位の長崎と2倍以上の差を開いていますからね!

でも、どんな品種が作られているか?と聞かれたら意外と答えられない人って多くありませんか?今回はそんな方のために北海道で主に生産されているじゃがいもを30品種まとめておきます。

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生産量トップは北海道

国内の生産量のトップ5を並べました。断トツ北海道がトップです。むしろ長崎や鹿児島でじゃがいもを作っているイメージを持てる人がいないくらい北海道が強いです

北海道のじゃがいもまとめ30品種

それでは北海道が主な産地となっているジャガイモを30品種紹介していきます。中には北海道産だけれどもピックアップしきれていない品種もあるかもです。

レッドムーン

レッドムーンの特徴・旬の時期は?サツマイモの様なコクと優しい甘さのしっとり系じゃがいも 種類  しっとり系  旬の時期  7月〜8月

レッドムーンはメークインのような楕円形をしており、表面もつるつるとしています。そのため皮をむきやすいじゃがいもですが、鮮やかな赤色をしているのが一番の特徴です。

中は黄色く、加熱すると更に濃い黄色へと変化するので、その姿は小さなさつまいものようにも見えます。レッドムーンは粘り気があり、煮崩れしにくいじゃがいもですので煮物料理にも向いています。

味はさつまいものようなコクと優しい甘みがあり、しっとりとした舌触りです。また、家庭菜園でも育てることのできる品種なんです。

こがね丸

こがね丸の特徴・旬の時期は?北海道のしっとり系じゃがいも 種類  しっとり系  旬の時期 6月〜7月

こがね丸はフライ加工用として作られた品種で、でんぷん含有量が多く、しっとりほくほくとした食感が特徴です。特に油を使うとより甘さが増す性質があるのでフライドポテトやチップスが向いています。

サイズは大きめで、一つ一つしっかりとした重みがあります。短めの楕円型でたまごような丸みがあり、表皮は色濃くザラザラしている品種です。

こがね丸は、ほくほく感もありつつ、しっとりもいているので煮崩れしにくく煮物料理にも向いています。果肉は淡い黄色で加熱しても変色はなく、味も見た目も良いじゃがいもです。

長期保存しても芽が出にくいので貯蔵性が高いことも特徴です。打撲に弱く、すぐに傷んでしまう性質なので扱いには注意が必要です。

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男爵いも

男爵いもの特徴・旬の時期は?でんぷんの量が多いコロッケ向きのほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 9月〜12月

男爵いもは、丸くごつごつとした形で芽のくぼみが深い特徴があります。サイズは6cmから大きいものですと10cmを超えるものもあり、まちまちです。

糖度は約5度と数あるじゃがもの品種の中では高くない方ですが、加熱した後のほくほくとした食感が美味しいじゃがいもです。

キタアカリ

キタアカリの特徴・旬の時期は?甘みが強いじゃがバター向きのほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 9月〜12月

キタアカリは、男爵いもよりも濃い黄色いをしていることから「栗じゃがいも」とも呼ばれるじゃがいもです。形は丸くコロンとしていて男爵いもによく似ていて、ほくほくとした食感です。

男爵いもが糖度約5度なのに対しキタアカリは糖度6〜8度と甘みが強く、ビタミンCも豊富に含まれています

ただ、煮崩れしやすい品種ですので煮物料理よりも炒め物や電子レンジを用いた加熱が向いています。

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シャドークイーン

紫じゃがいも!シャドークイーンの特徴・旬の時期は?アントシアニンが多いほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 10月〜翌2月

シャドークイーンの特徴と言えば、なんといってもその紫色です!皮は黒っぽい紫色で、断面は鮮やかな濃い紫色をしています。その理由は、中に含まれるアントシアニンという成分なのですが、それは後ほど詳しくご紹介いたします。

メークインのような楕円形をしており甘みはそこまで強く無く、煮崩れしにくい品種です。大きさは約10cmほどで中くらいサイズです。

スタールビー

スタールビーの特徴・旬の時期は?ねっとり食感の新品種|ほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 9月〜翌3月頃

「スタールビー」とだけ聞くと、まるで宝石のような名前ですが、新しいじゃがいもの品種の一つです。形は偏球型で、男爵いもよりもやや小ぶりのサイズをしています。

皮はピンク色、中は淡い黄色をしていて甘みがありねっとりとしたじゃがいもです。煮崩れしやすい性質があるので煮物料理にはあまり向かず、調理の際は電子レンジでの加熱がオススメされています。

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ノーザンルビー

ピンク色のノーザンルビーの特徴・旬の時期は?アントシアニンを含むほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 4月〜5月、9月〜11月

ノーザンルビーはメークインの形に似ており、偏球形で表面はつるんとしていて芽などのくぼみが無いことが特徴です。

皮はさつまいものような淡いピンク色で、中も同じように色が付いています。煮崩れしにくいほくほく系のじゃがいもで、熱を加えてもその色が抜け無いので彩りも良いんです。

ピンク色はアントシアニンという成分でよるものなのですが、これについては後ほど詳しく見てみましょう。

北海こがね

北海こがねの特徴・旬の時期は?金色の果肉でフライ用に作られたほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 7月〜10月

北海こがねは縦長で芽が浅く、メークインのような形をしています。以前は、加工食品専用の品種として食べられていました揚げたあとも変色しにくいことから、油調理に向いていてフライドポテトとして使われることの多い品種です。また、煮崩れしにくいので煮物料理にも向いています。

中は黄色でしっとりとした食感の北海こがねは、「黄金メーク」や「北海黄金」と呼ばれることもあります。
「北海こがね」という名前の由来は、誕生地である北海道の「北海」と揚げた時の「コガネ」色からきているそうです。

 

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今金男爵

今金男爵の特徴・旬の時期は?北海道今金町のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 8月〜11月

今金男爵はとにかく希少性の高いじゃがいもで、日本で生産されるじゃがいもの中でも約0.3%しか占めていません。そのため「幻のじゃがいも」とも言われています。

気になるそのお味ですが、でんぷんを多く含むためほくほくとしており糖度も高く甘みがあります。名前に「男爵」と付いているように見た目は一般的な男爵いもに似ており、丸くて少しごつごつとしているのが特徴です。

きたかむい

きたかむいの特徴・旬の時期は?果肉が白いほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 9月〜翌4月

きたかむいの一番の特徴はその甘みです。貯蔵することによって更に甘みがアップするじゃがいもで、見た目はコロコロとした丸型をしています。芽はやや浅く、男爵いもに似ていますがそこまでゴツゴツはしていません

果肉は白く、一般的な男爵いもによく似ており、柔らかくてほくほくとした食感のじゃがいもです。煮崩れしにくいので煮物料理に向いていますが、甘みが強いのでシンプルな味付けの料理でも十分美味しく味わうことができます。

きたかむいは「大地のりんご」と呼ばれるほどビタミンとカリウムを豊富に含んでおり、体にも良い品種です。男爵いもよりでんぷん量は少ないですが、果肉のキメが細かくなめらかな食感をしています。

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十勝こがね

十勝こがねの特徴・旬の時期は?丸い形状で日持ちの良いほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 6月〜9月

十勝こがねは男爵いもに似ておりほくほくとしたじゃがいもで、サイズは男爵いもよりやや大きく、形の良い品種です。

とにかく日持ちが良いのが特徴で、一般的なじゃがいもに比べ2倍長い期間保存することができます。通常じゃがいもは1ヶ月程度保存できるのですが、十勝こがねの場合は2ヶ月保存することができ、よく乾燥させ冷蔵庫で保存すれば更に2ヶ月も日持ちするのです。

貯蔵すると、じゃがいもに含まれるでんぷんが糖化するので、どんどん甘みを増していきます。芽も出にくく貯蔵性に優れた十勝こがねは、あっさりとした味わいですが甘みがあり、男爵いもより煮崩れしにい性質です。

果肉は淡い黄色で加熱するとより鮮やかになり、冷めても、油で揚げても変色しにくいので色々ば料理に活用できます。

ピルカ

ピルカの特徴・旬の時期は?アイヌ語で「美しい」の名前をもつほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 8月〜9月

ピルカは一般的なじゃがいもと比べるとあまり流通していない品種ですが、実は収穫量が多く、男爵いもよりも生産されているじゃがいもなのです。

見た目はメイクイーンのように縦長ですが、それを更に伸ばしたような細型をしています。貯蔵可能期間はやや長く、芽が出にくいので保存がしやすいことも特徴です。

果肉は淡い黄色で、加熱するとややねっとりしながらもほくほくとした食感をしています。表皮も果肉同様淡い黄色をしており、煮崩れしにくいので煮物料理を始めとする様々な料理に活用することができます。

潰すと粘り気が出るのですが、調理後の変色もないので扱いやすい品種とされています。芽が浅いので下処理もしやすく、生産地では馴染みのある品種です。

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インカルージュ

インカルージュの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 10月~4月

インカルージュはその名の通り、ルージュのような皮をした濃いピンク色のじゃがいもです。一見さつまいものような見た目をしていますが、ぷっくりとした楕円型でサイズは小ぶりです。

皮と果肉の色は異なり、中は安納芋のような濃い黄色をしています。「インカのめざめ」のような栗のようなほくほくとした食感に、コクと風味豊かな甘みある味わいです。

含まれるでんぷん量が豊富なためほくほくとした食感になるのですが、その含有量は男爵いもを超えています。

もともと甘みのあるインカルージュですが、収穫後低温で貯蔵することにより甘みが更に増すので、収穫したら一定期間保存しておくこともオススメです。

じゃがいもは種類によっては加熱すると変色するものがありますが、インカルージュは加熱後も同じように鮮やかな黄色をしており、見た目も美味しいじゃがいもです。

煮崩れしにくいので煮物料理をするさまざまな料理に活用することができます。

とよしろ

とよしろの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 9月~10月中旬

とよしろは、皮の色が黄褐色でやや楕円形をしており、ややごつごつとしていますが程よいサイズのじゃがいもです。大きくなりすいじゃがいもなので、家庭菜園にも向いているとされています。

表皮は淡い黄色で芽は多くなく、皮がむきやすいので下処理は比較的簡単にできます。じゃがいもの品種によっては、油で調理すると含まれる糖やでんぷんの影響で変色してしまうことがあるのですが、とよしろは変色しくいことからフライドポテトへの加工用じゃがいもとして現在まで使われてきました。カルビーなどの大手メーカーでも、とよしろを使用したポテトチップスを販売しています。

加熱するとやや粉質のためほくほくとした食感ですが、煮崩れはしにくい性質なので煮物料理をはじめとする様々な料理に使えるじゃがいもです。しかし長時間煮込むと崩れてしまいますので、注意が必要です。

長期保存できる品種なので保存中に糖度を上げ甘みもアップさせることができるのですが、甘みが増したとよしろは油調理には合わないため、ポテトチップスに加工する場合は長期保存したものは向きません

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さやあかね

さやあかねの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 5月~6月

さやあかねは、写真のように表皮が淡いピンク色をした北海道産のじゃがいもです。さつまいものようなピンク色のじゃがいもや、黒に近いピンク色のじゃがいもがある中、さやあかねは桜色のようで綺麗な色をしています。

形は男爵いもように丸く表面はつるんとしており、芽は浅いので皮がむきやすく、果肉は黄色をしています。粉質でほくほくとした食感なので、煮物料理にも向いているじゃがいもです。

熟成期には糖化がどんどんと進むのでとても甘くなるのですが、熟成したさやあかねはバニラやはちみつのような香りがすると言われています。その甘さは野菜の甘みの風味というよりは、砂糖のようにとても甘いのです。

病気や害虫にも強いので見た目も美しく、外見・味共に優れたじゃがいもです。

さやか

さやかの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 9月~4月

さやかは、つるんとした表面でじゃがいも中でも綺麗な見た目をしており、表皮と果肉共に淡い黄色をしています。

大きさの個体差もあまりなく、皮をむいたあとの変色がない上に煮崩れもしにくいので非常に扱いやすいじゃがいもです。

さやかという品種は一般的な男爵いもやメイクイーンなど他のじゃがいもと比べ、スーパーで見かけることがあまりないかと思いますが、その理由には用途の違いがあります。

さやかは家庭での料理用として使われるのではなく、加工食品用としてのじゃがいもなのでなかなか直接見かけることがありません。家庭用というよりは業務用のじゃがいもといった品種なのです。

じゃがいもに含まれるとされる有毒物質グリコアルカロイドの含有量が少なく、長期保存にも向いています。長期保存中に熟成して甘みを増すじゃがいももありますが、さやかの場合はあまり甘くなりません。えぐみが無くさっぱりとした淡白な味わいです。

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キタムラサキ

キタムラサキの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 10月~2月

キタムラサキは、皮も果肉も紫色のじゃがいもです。果肉より皮の方が濃い紫色えおしており、形は少し卵型のようで、粒はやや大きいサイズをしています。

芽は浅く表面はつるりと滑らかで、煮崩れしにくいので煮物料理にも向いていますが、茹でるとその色が抜けてしまうという欠点があります。色を楽しみたい場合は蒸すことをおすすめします。

ほくほくとした食感ですが加熱するとやや粘りが出て、味は甘みがあり滑らかな舌触りです。食感は里芋によく似ています粘りつつほくほく感もあるという不思議な食感になるのです。

紫色をつくっているのは、アントシアニンを豊富に含んでいるからなのですが、このアントシアニンとは、ナスやブルーベリーにも含まれる天然の色素で、体に良いとされるポリフェノールの一種と言われています。

アントシアニンには健康効果があり、視覚機能を改善する効果・眼病予防効果・メタボリックシンドロームを予防する効果・花粉症を予防する効果など、様々な効果があるとされています。健康を気にされている方にはおすすめしたいじゃがいもです。

わせしろ

わせしろの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 6月下旬~

わせしろが漢字にすると「早生白」で、その漢字のように皮も果肉も白色をしたじゃがいもです。表面は滑らかでやや平たい丸型をしています。

ポテトチップスの加工用としても使われているじゃがいもで、油料理との相性は抜群です。煮崩れしやすい性質なので煮込み料理にはあまり向きませんが、いろいろな料理に活用できます。

茹でるだけだと甘みがあまり無く、さっぱりとしていて淡白な味なのですが、油で揚げると甘みがグンと増し風味も出て美味しくなります

油料理以外で調理する時はしっかりめに味を付けることがおすすめです。茹でるとほくほくとした食感になるのですが、マッシュポテトのように潰すと粘りが出ます

じゃがいもは、種類によっては加熱すると変色してしまう性質を持っているものがありますが、わせしろは茹でても揚げても変色せず綺麗な白色をキープできます

芽は深いですが数があまりないので比較的下処理が簡単にでき、大きめサイズができやすく成長スピードが早いため収穫量が多いじゃがいもです。

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タワラマゼラン

タワラマゼランの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 5月~9月

タワラマゼランは、形はメイクイーンに似ており、一番の特徴はなんといってもその皮の色にあります。ほとんど黒のように見える表皮は濃い紫色をしており、それに対し果肉は淡い黄色をしています。

その味は、さつまいも・栗・じゃがいもを足して割ったような味で深い甘みがあり、加熱するとほくほくとした食感になり粘り気も出ます。

じゃがいもには、芽や皮などの「ソラニン」と呼ばれる天然の有毒成分が含まれているのですが、このタワラマゼランはソラニンの含有量がとても低い品種です。

また、食物アレルギーの中にはじゃがいもアレルギーというものもあるのですが、タワラマゼランはじゃがいもアレルギーの方でも食べることのできる品種なのです!同じじゃがいもでもアレルギーが発症するものとしないものがあるのは不思議ですよね。

タワラマゼランは、煮崩れしにくい性質なので煮物料理をはじめとする様々な料理に使えるじゃがいもですが、甘みが強く加熱するとその甘い香りがするほどなので、シンプルな味付けでじゃがいも自身の味を味わうのがおすすめです。

スノーマーチ

スノーマーチの特徴・旬の時期は?北海道北見市のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 12月~3月

スノーマーチは男爵いものように丸く、芽は浅くて比較的つるんとしています。皮は一般的なじゃがいものように薄茶色をしており、果肉は雪のような白色です。

含まれるでんぷん量が豊富なためほくほくとした食感で、ほんのりとした甘さを持っています。長期貯蔵ができる品種で、貯蔵すればするほどその甘みが増すとされています。

煮崩れしにくい性質のため、煮物料理をはじめとするさまざまな料理に活用できます。栽培中の病原に強く、育てやすい品種のじゃがいもです。

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ジャガキッズパープル

ジャガキッズパープルの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 5月下旬~

ジャガキッズパープルは、皮が濃い紫色、果肉が淡い黄色をした品種のじゃがいもです。形は楕円形でころころとしており、大きさにもばらつきがなく揃いが良いです。

食感はほくほくとしており、煮崩れしやすい性質なので煮込み料理にはあまり向きません。火の通りが良いのでサッと料理したい時におすすめのじゃがいもです。

また、じゃがいもの品種によっては加熱すると変色してしまうものもあるのですが、ジャガキッズパープルは変色がないので扱いやすい品種です。その味は自然な甘みがあり、きめ細やかでなめらかな舌触りです。

インカパープル

インカパープルの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 9月下旬~11月下旬

インカパープルは、皮も果肉も紫色をした品種のじゃがいもです。皮の方が果肉よりも濃い色をしていますが、この紫を作っているのは体にも良いとされている「アントシアニン」です。

でんぷん量は、ほくほく食感代表の男爵いもよりも含有量が多く、同じようにインカパープルもほくほくとした食感をしています。

比較的煮崩れしにくいので煮物料理をはじめとする様々な料理に活用できるじゃがいもですが、揚げ物にはあまり向いていないようです。

加熱すれば皮も食べることができますが、紫色の元となっているアントシアニンは水溶性成分のため、茹でると色が抜け出してしまいます。この色を残して料理するのであれば、蒸しや電子レンジなどでの加熱がおすすめです。

紫色を作っているアントシアニンは、ナスやブルーベリーにも含まれる天然の色素で、体に良いとされるポリフェノールの一種と言われています。

アントシアニンには健康効果があり、視覚機能を改善する効果・眼病予防効果・メタボリックシンドロームを予防する効果・花粉症を予防する効果など、様々な効果があるとされています。健康を気にされている方にはおすすめしたいじゃがいもです。

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オホーツクチップ

オホーツクチップの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも



種類
  ほくほく系  旬の時期 10月~12月

オホーツクチップは北海道で生産されているじゃがいもの品種で、見た目は男爵いものような形をしており、皮は薄い茶色、果肉は淡い黄色をしています。

油料理との相性がよく、ポテトチップスへの加工用じゃがいもとして使われてきました。食感はほくほくとしており甘みもあるので、油料理以外でもいろいろな料理に使うこともができます。表面はつるりとしており芽は少なく、あっても浅いので下処理もしやすい品種です。

オホーツクチップを使用したポテトチップスも販売されており、家庭で食べるよりもスナック菓子として食べたことの方が多いじゃがいもかもしれません。

じゃがいもは品種によって加熱すると変色してしまう種類のものがあるのですが、オホーツクチップは変色しない品種なので加熱後も綺麗な黄色をキープすることができます

紅丸

紅丸の特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 5月~12月

紅丸は、表皮がほんのりと赤色で果肉は淡い黄色をした品種のじゃがいもです。表面はつるりとしており、芽が浅いので皮がむきやすく下処理しやすいのも特徴です。

でんぷんの含有量が多く、料理に使うよりも澱粉原料として使われることが多い品種ですが、加熱するとねっとりしつつもほくほくした食感が出て、風味豊かな味わいをしています。

煮崩れしにくいので煮込み料理をはじめとする様々な料理に使える万能なじゃがいもです。サイズはやや大きめで、育成スピードが早いため、かつては多量生産されていました。

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ムサマル

ムサマルの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 10月〜3月

ムサマルは、でんぷんをとても多く含んでいるじゃがいもです。そのためほくほくとした食感が特徴で甘みもあり、風味豊かな品種です。

卵形のような形をしており、皮は男爵いものような薄茶色、果肉は淡い黄色をしていてさまざまな料理に使うことができます。

でんぷんの他にビタミンCやカロチンを多く含んでいます。また、越冬することで糖化がすすみ、更に甘みが増すので、より甘いじゃがいもがお好きな方は1月以降に出回っているムサマルがおすすめです。

ほくほく感を活かして煮物料理や、油との相性も良いのでフライドポテトなどの揚げ物にも適しています。加工用のじゃがいもとして利用されることも多いようです。

きたひめ

きたひめの特徴・旬の時期は?北海道のほくほく系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 9月〜10月中旬

きたひめの最大の特徴は、なんと言っても「ポテトチップスへの加工しやすさ」にあります。有名お菓子メーカーのポテトチップスにも使われているきたひめは、油との相性がとても良いのです。

油料理に向かないじゃがいもの特徴として、揚げると変色してしまうという点があるのですが、きたひめの場合加熱後の変色が無く、揚げても焦げづらく綺麗な白色をキープすることができます。

現在栽培されている農家さんでも、ポテトチップスへの加工用として生産していることが多いようです。

見た目は丸くころころとしており、芽は深いので皮をむくのは少し大変かもしれません。皮は淡い黄色をしています。

また、6度程度の低温で保存すると長期的に保存できるという特徴もあります。家庭でもしっかり低温保存すれば、長期的に保存することが可能です。

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とうや

とうやの特徴・旬の時期は?北海道の奨励品種で滑らかな舌触りのもっちり系じゃがいも 種類  もっちり系  旬の時期 8月中旬~翌年1月下旬

とうやは丸型で芽が浅いので皮がむきやすく、煮崩れしにくいので煮物料理に向いています。比較的大きいサイズのものができやすい品種です。

果肉は黄色く、粉っぽくなくなめらかな舌触りでもっちりとしている特徴があります。男爵いもなどはほくほくとした食感ですが、とうやは粘り気があり舌触りの良さもポイントです。

男爵いもやキタアカリなどの粉質系のほくほく系じゃがいもはでんぷんを多く含むのですが、しっとりもっちり系のとうやはでんぷんを多く含みません。

とうやのでんぷん質はそのもっちり感を活かして、片栗粉やかまぼこ、餃子の皮の打ち粉として活用されています

インカのひとみ

インカのひとみの特徴・旬の時期は?栗のような味わいのもっちり系じゃがいも 種類  もっちり系  旬の時期 3月〜4月

インカのひとみは、果肉の色の濃さが特徴的で濃い黄色をしており、とにかく甘いことが特徴です。

加熱すると更に濃い色へと変化する性質があり、とてももっちりしています。「インカのめざめ」というじゃがいもの品種によく似ており、味は栗のような甘みがありしっとりとしているので舌触りがとても良いです。

形は楕円形でやや小さく、表皮がマーブルのような色をしていおりベースは赤色でところどころに淡い黄色の模様が入っています。果肉の濃黄色はカルテノイド色素によるものなのですが、じゃがいもの中でもインカのひとみには豊富に含まれています。

インカのひとみは糖度が高くとにかく甘く風味も良いので人気のある品種ですが、希少性が高くあまり流通していません。

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シンシア

シンシアの特徴・旬の時期は?フランス生まれのもっちり系じゃがいも 種類  もっちり系  旬の時期 6月〜7月

シンシアの特徴は、その貯蔵性の良さです。一般的なじゃがいもの保存可能期間は約1ヶ月ですが、シンシアはその倍保存が可能です。

貯蔵中にじゃがいもん含まれる糖度が上がり、甘みのあるじゃがいもに仕上がるのです。その味は風味豊かで濃厚と言われており、フランスではよく食べられているじゃがいもの一つです。

皮は薄く、表面がつるんとしていて縦長型をしています。凸凹がないので皮をむきやすく、芽も浅いので綺麗な形です。男爵いものように粉質でほくほく系ではなく、しっとりと滑らかでもっちりしています。

煮崩れしにくいので煮物料理に向いている他、いろいろな調理方法で食べることのできるじゃがいもですが、特にバターやクリームとの相性が良いと言われています。シンプルな料理であればその甘さを存分に楽しむことができます。

ベニアカリ

ベニアカリの特徴・旬の時期は?北海道のもっちり系じゃがいも 種類  ほくほく系  旬の時期 5月下旬

ベニアカリは皮がピンク色をしたじゃがいもで、皮の色に対し果肉は淡い黄色をしています。でんぷん質の含有量が男爵いもよりも多く、20%と豊富なため、加熱すると非常にほくほくとした食感になります。

皮は加熱すれば食べることができるため見た目も華やかで美味しい品種です。形は男爵いものように丸くころころとしており、芽が少なく浅いので下処理のしやすさが特徴として挙げられます。

ほくほく系のじゃがいもなので煮崩れしやすく、煮物料理にはあまり向きませんが、その食感を活かしてさまざまな料理に活用することができます。

現在の生産量はあまり多くありませんが、ホームセンターやネットでは種芋も販売されていますので、家庭菜園としても育てることができるようです。

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まとめ

今回はじゃがいもの主な生産地と北海道で作られているじゃがいもを見ていきました。30品種をピックアップしましたが、間違いなく言えるのは「もっと品種がある!」ということです。

現段階で確認したもじゃがいもだけでも30品種以上、さらに品種改良に生まれた新品種なども踏まえれば紹介しきれないくらいです。

もし、農家さんがこのサイトを見ていて「ウチの新品種載ってないよ!」と思われていたらごめんなさい!またどこかのタイミングで追加していきます!

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