いちじくのアレルギー症状とは?腹痛・かゆみ・舌がピリピリ・口腔アレルギー症候群

いちじくのアレルギー症状」を知っていますか?果物には様々なアレルギーがありますが、いちじくを食べることで発症することもあります。中でも一番多いのが「口腔アレルギー症候群」です。どんな症状なのでしょうか?そこで今回は、

  • いちじくに果物アレルギーはある?
  • いちじくによるアレルギー症状
  • 果物アレルギーの種類は?

これらのテーマについて紹介いたします。

スポンサードリンク

いちじくに果物アレルギーはある?

いちじくには、果物アレルギーによって症状を発症することがあります。アレルギーは人によって反応の有無があるので、敏感な方はいちじくを食べることでアレルギー症状が現れることがあります。

いちじくとはどんな果物?

学名 Ficus carica
分類 クワ科イチジク属
原産地 アラビア半島
仏名 figue
別名 蓬莱柿(ほうらいし)、唐柿(とうがき)
おいしい時期 8月〜11月

スポンサードリンク

いちじくによるアレルギー症状と反応

いちじくによるアレルギー症状にはどのようなものがあるのか、詳しい症状を見ていきましょう。アレルギー症状はある日突然発症することもあるので、これまでいちじくを食べても問題のなかった方でも、今後発症する可能性はあります。

じんましん

じんましんは食品アレルギーで最も起こりやすい症状と言われています。皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。

注意

ちなみに、皮膚反応はその対象である食品を摂取してから最短で1時間で症状が現れると言われています。また遅くとも4時間以内に症状が体に現れるようです。

皮膚のかゆみ

じんましんが出ていなくても、皮膚に痒みを感じることがあります。

舌がビリビリ

舌がビリビリと痺れるような感覚になるのは、口腔アレルギー症候群を引き起こしている可能性があります。口腔アレルギー症候群とはどんなものなのか、詳しく見てみましょう。

口腔アレルギー症候群

唇や口腔内の腫れが起こることがあります。いちじくを食べた後に、唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れたりします。

口腔アレルギー症候群

このような症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれ、特定の食べ物を食べた時ほほかに、花粉と反応して起こる場合もあります。食後にお子様の唇が腫れてきたり、口の中の違和感を訴えてきたらすぐに処置するようにしましょう。

口腔アレルギー症候群は、いちじくに含まれる 「フィシン」 という成分に反応して起こります。フィシンはタンパク質を分解する働きがあり、特にいちじくの皮に含まれます。心配な方は皮を剥いて食べると良いでしょう。

胃痛・ 腹痛

いちじくとの相性が悪いために消化器系が弱ってしまい、胃痛・腹痛を発症し、結果下痢してしまうことが起こり得ます。消化器系が弱ると腸内で上手く消化ができないため、下痢を起こします。

スポンサードリンク

いちじくの食べ過ぎは体に悪い?

いちじくには健康効果のある栄養が含まれているため、できるだけ沢山食べなければ!と思ってしまうかもしれませんが、食べ過ぎると副作用が出ることも。

何事も節度が大切なので、1日の量は増やさず、適量を毎日コンスタントに食べるようにしましょう。いちじくの食べ過ぎによる副作用には、このようなものがあります。

  • 腹痛・下痢
  • 肥満
  • 消化不良

妊娠中でも食べられる?

いちじくは、妊娠中にオススメの食材です!その理由には、いちじくに豊富に含まれる“食物繊維”“葉酸”“カリウム”があります。

果物アレルギーの種類

いちじくアレルギーに限らず、果物にはアレルギー症状を引き起こすものが複数あります。いちじく以外の身近な果物では、どんなアレルギーがあるのかご紹介します。

症状としては、全て先ほどいちじくのアレルギー反応としてあげたものが多いです。

スポンサードリンク

バナナアレルギー

安くて1年中手に入れることのできるバナナも、アレルギー症状が現れることがあります。できるだけバナナアレルギーにならない方法としては、この2つがポイントとなります。

  • 有機バナナ(オーガニック)を選ぶ
  • あれば国産バナナを選ぶ

バナナはアジアを中心とする外国産のものがほとんどですが、安いバナナには農薬が沢山使われています。これがアレルギーの原因にもなると考えられているので、できるだけ有機バナナを食べるようにすることも予防の一つです。

りんごアレルギー

りんごアレルギーには、りんごそのものに原因がある場合と、花粉症と関連している場合の2パターンがあります。ジャムやジュースなどに加工されたものには反応しないケースも多く、発症する多くは生のりんごを食べた時です。

キウイアレルギー

キウイアレルギーは、口腔内アレルギー症候群を発症しやすい果物です。キウイに含まれるフィシンというタンパク質分解成分によって、口周りや口内に痒みが発生します。

症状が出たら早めの対処を 

いちじくやバナナ・りんごなど、果物アレルギーには様々な種類があります。症状が出た際は食べるのをやめ、冷水で口の中をすすいだり、塗り薬などで早めに対処するようにしましょう。あまりにも酷い場合は、病院へ行ってみてくださいね。

スポンサードリンク

まとめ

いちじくアレルギーなど果物によるアレルギー」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • いちじくには、じんましんや口内の痒みなどアレルギー症状を発症する可能性がある
  • バナナ・りんご・キウイなど他の果物にもアレルギーがあり、花粉症と関連して発症するケースもある

食品アレルギーは誰にでも発症し得る症状なので、もしかして?と思ったら早めに対処するようにしましょう。病院では自分がどのアレルギーを持っているのか、血液検査で診断できるので、調べてみるのもアリですよ。

スポンサードリンク