秋の果物の一つである「いちじく」は、独特な形や食感をしているので好き嫌いが分かれがちなフルーツです。みなさんはお好きですか?今回は、いちじくをあまり食べたことがない方に、その味や見た目・栄養素をご紹介したいと思います。個人的にはいちじく好きなので、その良さをお伝えできれば嬉しいです…!
- いちじくの特徴<味/見た目/栄養素>
- いちじくの美味しい食べ方
- いちじくのオススメデザート
これらのテーマについて紹介いたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
いちじくってどんな味?
いちじくは季節のフルーツなので、1年中出回っていることはありません。秋に1ヶ月ほど出回りますが、短い期間なので食べずに終わるなんてことも。そのため、いちじくについてあまりご存知ない方も多いかと思います。
まずはじめに、いちじくの「味・見た目・栄養素の特徴」をご紹介いたします。
味の特徴
「いちじくの味」は、 甘みがありとろけるような食感 です。酸味や苦味は一切ないので、完熟したものはジャムのような甘みがあります。
果肉の中に含まれている 種の食感が特徴的 で、噛むとプチプチ口の中で弾けます。 いちじくの糖度は22度から高いものは30度 まで!いちじくを選ぶ際は、熟しているものを選ぶと◎です。
スポンサードリンク
見た目の特徴
「いちじくの見た目」は、切った時の断面に特徴があります。熟したものは果肉が柔らかくなり、手で皮が綺麗に剥けるようになります。
- 皮は茶色〜紫色
- 中には白い種がぎっしり
- 果肉の中心部は鮮やかな赤色、外側は白色
栄養素の特徴
「いちじくの栄養素」には、ビタミンEや葉酸・食物繊維やその仲間であるペクチンがあります。ビタミンEには強い抗酸化作用があり、体のサビつきと戦って老化を防止するアンチエイジング効果があります。
また、ペクチンによって便秘の解消・予防や、コレステロール値を下げたり血糖値を下げる働きがあります。いちじくに含まれる主な栄養素はコチラです。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
- ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
スポンサードリンク
好き嫌いが分かれるまずい果物?
いちじくは「好き嫌いが分かれるまずい果物」と言われてしまうことも。筆者もいちじくがかなり好きなのですが、「なんでその果物なの?」とあまり理解されないこともしばしばです。
いちじくが嫌われやすい理由として、断面の珍しさ・食感があげられるのではないでしょうか?プチプチした種の食感がクセになる方もいれば、「歯に詰まるから嫌い」なんていう声もあるようです。
しかし、 いちじくはとろけるような甘い味わい です!酸味や苦味もないので、苦手な方はジャムなどの加工品から入ってもらえたら好きになるかな…?と思います。
いちじくの美味しい食べ方
いちじくを美味しく食べる方法はとっても簡単。限られた旬の時期にしか出回ることがない期間限定フルーツなので、是非好きになってほしい果物です。いちじくの果実は丸ごと食べられるのが魅力ですよ◎
皮ごと
いちじくには紫色と茶色の間のような色をした皮がありますが、 とても薄いので皮ごと食べることができます 。皮には甘みがないので、気になる方は剥いてもOKです。
いちじくの皮は熟していると手で剥ける!未完熟の場合は包丁で剥いてもOKですが、果肉ごとえぐれてしまうのでオススメではない
種も食べられる
いちじくの果肉の中にぎっしり詰まっている種も食べることができます◎ 種のプチプチ感が美味しい ので、そのまま食べましょう。種の量が多すぎて、種を取り除くということができませんのでご注意を…!
ドライいちじくは戻して食べる?
いちじくはドライフルーツ状態になって販売されることもあります。そのまま食べても美味しいのですが、戻して食べるのもとっても美味しいんですよ!
ヨーグルトに一晩漬ける
ドライいちじくをヨーグルトに8時間程漬け込むことで水分を吸い3倍くらいの大きさに膨らみます。できるだけ、無糖か無脂肪のヨーグルトを使ってください。豆乳のヨーグルトでもできるのでよかったらお試しください。夜にヨーグルトに漬けておけば、朝ごはんとして最適ですね。
ラム酒やブランデーをかける
ケーキやお菓子にドライフルーツを加える際に、下処理としてラム、ウィスキー、ブランデーに漬けることはよくありますね。お酒にドライいちじくの風味も移って簡単な果実酒みたくなるかもしれませんね。
生のフルーツをお酒に加える場合は砂糖水を加えることもありますが、ドライフルーツでは不要です。
詳しくはこの記事をチェック!
スポンサードリンク
いちじくのデザートレシピ
いちじくを使ったオススメのデザートレシピをご紹介します。いちじくそのものに甘みがあるので、どんな方法でも美味しく食べられるのが魅力です♩
ジャム
ジャムはペースト状にしてしまうので傷んでいても元気な部分を使うことで活用できます♩お好みの砂糖の量で自分好みの甘さに調整しましょう。ヨーグルトに入れたりパンに塗ったり、ジャムの用途はいろいろです◎
詳しくはこの記事をチェック!
冷やす
いちじくを丸ごと冷やすだけでも美味しいデザートとして食べることができます♩ すぐに食べたい場合は、冷蔵庫で最低30分冷やしましょう。完熟したいちじくの甘みととろけるような舌触り、そして種のプチプチ感がクセになります。
関連の記事をチェック!
まとめ
「いちじくの味や見た目の特徴」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- いちじくは、とろけるような甘みがあり酸味・苦味は一切ない
- ビタミンEや食物繊維・カリウムが含まれていて、健康効果・美容効果が期待できる
今までいちじくにて抵抗があった方に、ちょっとでも食べてみようかな?と思っていただけたら嬉しいです♩
スポンサードリンク