いちじくの皮に毒はある?皮ごと食べられる品種|栄養や皮の剥き方・湯むき

いちじく」はプチプチとした種の食感が美味しい果物ですが、「皮に毒性はないの?」という声を聞くことがあります。果物によっては皮が食べられるもの、そうでないものがありますが、いちじくはどうなのでしょうか?そこで今回は、

  • いちじくの皮は食べられる?
  • 皮ごと食べられるいちじくの品種
  • いちじくの皮の剥き方
  • いちじくを皮ごと食べるデザート

これらのテーマについて紹介いたします。

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いちじくは皮ごと食べられる?

いちじくは秋に旬を迎える期間限定の果物ですが、紫色〜茶色っぽい皮が特徴です。とても薄い皮ですが、「いちじくの皮って食べられるの?」と思う方もいるのではないでしょうか?

結論からお答えすると、「いちじくの皮は食べることができます!」いちじくの皮の毒性や栄養について、ご紹介します。

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毒性はない

いちじくの皮には毒性が全く含まれていません。果物によっては毒性を持つものもありますが、いちじくの場合は安心してOKです。

皮にも栄養がある!

いちじくの果肉には、ビタミンペクチン・食物繊維が含まれていますが、いちじくの皮にも栄養素があります。いちじくの皮には、 ポリフェノールや食物繊維 が含まれているため、丸ごと食べた方が健康に効果的です。

いちじくの皮に含まれるポリフェノールは アントシアニン といい、強い抗酸化作用で血管や粘膜などを若くキープする働きを持っている他、目の健康にも効果があります。

  • アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。

ドライいちじくは皮付き

ドライいちじくはヘルシーで美容にも効果のあるおやつとして食べられていますが、ドライいちじくも皮付きの状態で加工されています。生のいちじくのように濃い色ではないドライいちじくも、実は皮付きなのです。

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いちじくの皮ごと食べられる品種

いちじくには、食べられている品種が複数あります。どれも基本的に食べることができるのですが、皮ごと食べられるいちじくの品種をご紹介します。

  • ゼブラスイート…非常に美味
  • ザ・キング………夏に収穫可能
  • セレスト…………糖度18度以上!
  • ビオレソリエス…11月まで収穫可能
  • 桝井ドーフィン…日本で一番の生産量
  • ブルンスウィック…耐寒性に優れる

いちじくの皮の剥き方

いちじくには紫色と茶色の間のような色をした皮がありますが、 とても薄いので皮ごと食べることができます 。皮には甘みがないので、気になる方は剥いてもOKです。

湯むき

湯むきでいちじくの皮を剥くこともできます。包丁で浅く切れ込みを入れ、沸騰したお湯にサッとくぐらせます。すぐに冷水にさらせば綺麗に剥くことができますよ。

手で剥く

いちじくの皮は、熟していると手で剥くことができます。尖っている部分を手でつまみ、下に向けてひっぱるとスーッと剥くことができます。

注意

未完熟の場合は包丁で剥いてもOKだが、果肉ごとえぐれてしまうのでオススメではない

かゆい場合は…

稀に、いちじくの皮を手で剥くと痒くなることがあります。このような場合は手を洗い、皮膚に触れないように気をつけましょう。

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いちじくを皮ごと食べるデザートレシピ

いちじくを丸ごと使ったオススメのデザートレシピをご紹介します。いちじくそのものに甘みがあるので、どんな方法でも美味しく食べられるのが魅力です♩

コンポート

コンポートは果物と砂糖を鍋でよく似た形あるデザートです。いちじくの皮で包まれた中には弾けるような種があり、味も食感も美味しいデザートに仕上がります。

シャーベット

いちじくを丸ごと凍らせ、潰すとフレッシュなシャーベットとして食べることができます。種の食感がアクセントで、自然な甘みが美味しいですよ。冷凍すれば約1ヶ月日持ちするので、長期保存したい時にオススメです。

ジャム

ジャムはペースト状にしてしまうので傷んでいても元気な部分を使うことで活用できます♩お好みの砂糖の量で自分好みの甘さに調整しましょう。ヨーグルトに入れたりパンに塗ったり、ジャムの用途はいろいろです◎

まとめ

いちじくの皮や栄養・効果効能」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • いちじくの皮に毒性はない!栄養もあるので食べられる
  • 気になる場合は、湯むき・手で剥く方法で取ることが可能

いちじくは果肉・種・皮の全てを食べることができる果物なので、是非いちじくを堪能してみてくださいね。

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