エリンギが酸っぱい!食べてもOK?どんな状態なら危険なのか?食あたりを防ごう

キノコ類というのは、どの料理にも使うことができてたくさん買いだめしてしまいますよね?でも、買い置きしたことをすっかり忘れていて、冷蔵庫の肥やしになっていることがよくあるのは、きのこ類あるあるではないでしょうか?しかし実はエリンギなどのきのこ類は、賞味期限が非常に短いといった特徴を持っていることをご存知ですか?

今回はキノコの中でもエリンギをピックアップして、どのぐらいの程度であれば料理に使うことができるのかエリンギの特徴正しい保存方法について紹介していきますね!

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エリンギとは

引用:cookpad

エリンギとは南ヨーロッパや中央アジア原産の食用のキノコです。日本では自生していないので全て栽培されているものです。白い太めの軸にコリコリとした歯ごたえを持つ人気の高いキノコ。 セリ科の植物のエリンギウムの根に寄生することからエリンギと名前がつけられています。

匂いが強いの?

実はエリンギはもともと強い匂いを持っています。なので他のキノコに比べて、腐っているかどうかの判断が若干つきづらいことがあるようです。海外原産のキノコであるため日本人になじみのない臭いであることも、状態を分かりづらくさせている点の一つです。新鮮なエリンギでもかすかにツンとした匂いがあります。

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味は?

引用:cookpad

エリンギは匂いこそ少し酸味がありますが味が酸っぱいと感じることは基本的にはないですよく酸味のある料理と相性がいいエリンギなので、最初から酸っぱいイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?本来のエリンギは全く酸味がないため、酢を入れてない料理なのにエリンギが酸っぱい場合は注意した方が良さそうです。

日持ちはどれくらい?

最初にお伝えしましたが、きのこ類は皆さんが思っている程長くはもちません。エリンギの場合は1週間程度夏場ならもっと短くなり、冬場でもやはり一週間が限度といわれています。

食中毒のピークは梅雨から夏にかけて
食中毒の原因には細菌やウイルスがありますが、梅雨時から9月頃までは高温多湿な状態が続き、細菌がもたらす食中毒が多く発生します。細菌による食中毒の代表格は、近年、発生件数や重症例が多いことで知られる「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌(O157など)」によるものです。

 

食中毒を招く細菌が増殖しても、食べ物の見た目や味は変わらず、匂いもしません。そのため、食事の準備をするときには、細菌を「つけない」「増やさない」、加熱等で「やっつける」を心がけ、食中毒を防ぎましょう。※全国保険協会HPより

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気をつけるべき状態

引用:cookpad

きのこは腐っているかどうか見分けづらい

そもそもきのこはカビの一種なので腐るという概念があるのか?という人も多いと思いますが、もちろん悪くなります。以下のような状態でしたら食べるのをやめたほうが良さそうです。

  • 食べた時に舌がしびれる
  • ぬめりが出ている
  • 茶色く変色している
  • カビが生えている

滑りが出ていたり、変色が進んでいたり、カビが生えていたら明らかに食べない方がいいことは分かりますが、その状態でなくても料理したエリンギを食べた時に舌がしびれる状態であればすぐに食べるのをやめましょう。

腐敗と発酵の違いって?
腐敗と発酵は微生物たちの働きによって成分が分解され、別の物質を作り出す事を指す意味ですが、生み出された物質が人間に害があるのかないのかで使い方が異なります。発酵は微生物が人間に有益な物質をつくりだす働きを言い、腐敗は微生物が人間に有害な物質をつくりだす働きをいいます。

生で食べるNG

エリンギにはごくわずかですが、「シアン」という物質が含まれています。シアンは、濃度が高くなると猛毒だそうです。またエリンギが古くなると水分が抜けてシアンの濃度が濃くなることがあります。

でも大丈夫!このシアンによる食中毒は、しっかりと中まで火を通すことで防ぐことができます。生はもちろん、生焼けもダメです。じゅうぶんに加熱してから食べるようにしましょう。ですがエリンギに限らず、キノコ類はほぼ生食用ではないです。

マッシュルームなど一部のキノコは生でも食べられますが、基本的には火を通して食べるものだと覚えておいてくださいね。

 

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エリンギの保存方法

常温保存

エリンギは常温保存には向いていない食品です。冬場や風通しの良いところで保存しても、日持ちは3日程度となってしまいます。それ以降になるとどんどん変色が進み、すぐに酸っぱい臭いを発します。

冷蔵保存

一番おすすめな保存方法は冷蔵保存です。エリンギの最適な保存温度は5℃前後と言われています。野菜室の温度が約5℃前後なので買ったらすぐに野菜室に入れましょう。 エリンギに限らず、きのこ類は傷むので早いので買ったらすぐに野菜室へ。

冷凍保存も可能

あまり知られていませんがきのこ類は冷凍保存が可能です!カットした状態でフリーザーパックに入れて空気を抜いて保存すれば1ヶ月は持つようになります。調理する際も凍ったまま料理に入れると自然に解凍するのでとても便利です。

きのこ類は冷凍すると旨味が増すという情報もありました。きのこ類の繊維が壊され、味が染み込みやすくなるからと言われています。

どうして冷凍すると長持ちするの?
野菜に限らず冷凍すると食品の保存期間が延びることは広く知られていますよね。その理由は冷凍することで、「腐敗」と「劣化」を同時に抑えることができるからです。食品の腐敗は「細菌が活発に活動し増殖することで起こり、もともとあった成分を分解して別の成分にしてしまうこと」を言います。

 

一般的な冷凍庫の基準温度である-18℃ならば、基本的には細菌は活動することができなくなるので、腐敗を止めることができるということです。また、低温にすることで食品の劣化も防ぐことができます。この結果食品を長期間保存することができるようになります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • エリンギはもともと酸っぱい匂いがする!
  • きのこ類は傷みやすいのですぐに使うか野菜室へ !
  • 冷凍保存がとても優秀!

きのこはたくさん買ってきてしまって、長い間冷蔵庫に眠っている場合が多いですよね。きのこは元々は菌だということから、日持ちするように感じますが、他の食材に比べても傷みやすい食材です。そのことを忘れずに適切な保存方法で早めに食べることをお勧めします。

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