大根の葉を食べ過ぎると考えられる危険性は?注意する毒性とあく抜きのを解説

皆さんは大根お好きですか?大根は野菜の中でも苦味がなく食べやすいので、野菜嫌いの人でも食べられますし、お子様から大人まで好かれていますよね。皆さんが食べるのは、大根の白い部分ですよね。しかし、葉っぱも食べられるのでは?という疑問があります。そこでこの記事では大根にまつわるい以下について紹介します。

  • 大根の葉っぱは食べられるのか?
  • 葉っぱを食べすぎる危険性
  • 葉っぱを食べすぎるとどうなる?
  • 大根の葉っぱの食べ方
  • 葉っぱの美味しいレシピ

以上の5つについて紹介しますので、是非最後まで読んでくださいね。

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大根の葉は食べていい?

結論から言うと、大根の葉っぱは食べられます。しかし、どこまで食べられるのか栄養素はなんなのか知らない方も多いと思います。1つずつ詳しく見て見ましょう。

大根の葉はどこまで食べられる?

大根の葉は基本的に全て食べられます。しかし、食べるにあたって処理などが異なりますので、記事の後半について紹介します。是非最後まで読んでくださいね。

大根の葉の栄養素

大根の葉の栄養素は以下になります。

  • β-カロテン:β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれており、体内でビタミンAに変換されます。皮膚や粘膜の健康を維持するのに必要ない栄養素となっています。β-カロテンは摂取しすぎると皮膚が黄色になります。しかし、健康に有害ではないので安心して大丈夫でしょう。
  • ビタミンC:ビタミンCは体内で作ることのできない栄養素で、メラニン色素の生成を抑えて、シミやシワを防ぎます。ビタミンCが不足すると貧血や皮下出血になります。基本的にビタミンCを取りすぎると細胞死を引き起こすという危険性があるので過剰摂取にば注意です。
  • ビタミンK:ビタミンKには血液を凝固をさせる効果があり、出血をした際に役立ちます。ビタミンKは骨づくりにも必要となっています。ビタミンKはさまざまな食品に含まれており、体内でも作られる成分なので不足することはないと言われています。ですので、不足すると心配することはないでしょう。
  • 葉酸:葉酸とは、妊娠中に必要なビタミンBの1つです。赤血球を作り出してくれる効果があります。葉酸は大根の葉以外にも、鶏レバーや焼きのりなどに多く含まれています。
  • カルシウム:カルシウムは歯や骨を作る成分となっており、毎日摂取したい栄養素です。カルシウムは大根の葉以外にも、大豆や牛乳に多く含まれています。ビタミンDと一緒に摂取すると、カルシウムが効率よく摂取できるのでおすすめです。
  • カリウム:カリウムは生命維持活動に欠かせず、余計な塩分を体外に排出して、むくみを解消してくれます。血圧を下げる効果があるので日頃から摂取して生きた胃栄養素です。

このように大根にはさまざまな栄養素が含まれています。

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大根の葉を茹でると栄養は変化する?

栄養豊富な大根の葉ですが、栄養の中には茹でると壊れてしまうものもあります。食べるのであれば、栄養豊富な方がいいですよね。茹でる前と茹でた後ではビタミン、Cカリウム、カルシウムが大きく減ってしまいます。

  ビタミンC カリウム カルシウム
生大根 53mg 400mg 260mg
茹で大根 21mg 180mg 220mg

大根の葉の危険性は?食べ過ぎるとどうなる?

大根の葉にはさまざまな栄養素がありますが、食べすぎると危険性もあります。詳しく見て見ましょう。

シュウ酸について

大根の葉にはシュウ酸が含まれており、シュウ酸を取りすぎると尿路結石になると言われています。尿路結石は激痛と言われていますので、シュウ酸の摂取のしすぎには注意が必要です。

農薬について

大根の葉には農薬がついています。農薬には危険性があると言われているので、しっかりと下処理をするのがお勧めです。下処理は葉をよく洗い、熱湯で茹でて冷水にさらしましょう。農薬は体に悪い影響を及ぼすので、しっかりと下処理をして農薬を落としましょう。

食べ過ぎ注意!ナトリウムについて

ナトリウムは血圧を調整したりなど大事な栄養素ですが、過剰摂取は血圧を上昇させ、体のむくみの原因となります。高血圧、動脈硬化などをもたらし、生活習慣病になるので、食べ過ぎには注意した方が良いでしょう。

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大根の葉はどうやって食べる?

大根の葉の食べ方について詳しく見て見ましょう。

生食はNG

大根の葉を生で食べるのはやめましょう。なぜなら、先ほども述べたように大根の葉っぱには農薬がついているからです。ですので生食はやめましょう。食べる場合は、あく抜きをしてください。

あく抜きの方法

大根のあく抜き方法はお湯を茹でて、塩を1つまみいれて茹でるだけです。あく抜きした大根の葉っぱは煮物や炒め物などさまざまなところで使うことができます。

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大根の葉の保存方法

大根の葉は根の部分とくっついた状態の場合は、すぐに切り落としましょう。大根の葉と根をつけたままにしておくと、葉が根の栄養を吸い上げてしまいます。切り落とした大根の葉は、冷蔵庫か冷凍保存がおすすめです。それぞれの、保存方法や期間をみていきましょう。

保存期間目安

  • <冷蔵保存> 保存期間は3、4日
  • <冷凍保存> 保存期間は1ヶ月程度

葉物野菜なので、常温保存にはむいていません。冷蔵庫か冷凍庫に保存しましょう。

冷蔵保存方法

他の葉物野菜と同じように、冷気に当たらないように新聞紙にくるみビニール袋に入れましょう。

冷凍保存方法

  • <炒め物に使う場合> きれいに洗い、ザク切りにしてジッパーつきのビニール袋に入れる
  • <おひたしにする場合> 湯がいてジッパーつきのビニール袋に入れるといいでしょう。湯がいた後はしっかり水気を切る

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大根の葉を使った人気レシピ6選

それでは大根の葉を使った人気レシピを6つ紹介させていただきます。どれにしてもおいしいですが、ふりかけは毎日使えるし、保存も聞くので大量消費にはおススメです。

大根の葉のふりかけ

大根の葉っぱのふりかけはとても美味しく、ご飯のおかずやパスタ以外にも使うことができます。ふりかけの作り方について詳しく見て見ましょう。

作り方レシピ
  1. 大根の葉っぱを細かく刻む
  2. フライパンにごま油を加え、大根の葉を中火で炒める
  3. しんなりしたら、削り節、しょうゆ、お酒、砂糖を加えて汁気がなくなるまで炒める

大根の葉の漬物

大根の葉の漬物の作り方の手順は以下のようになっています。

作り方レシピ
  1. 大根の葉をよく洗う
  2. 大根の葉を細かく切る
  3. 塩と葉をよく揉み込む
  4. 1晩冷蔵庫で寝かして、よく洗って完成

以上の4ステップで簡単に作れて、美味しいですよ♪お好みで漬物に醤油を入れてみるのも良いでしょう。

大根の葉を使った味噌汁

大根の葉っぱを味噌汁に使うのは王道ですが味が苦いという意見もあります。

大根の葉っぱの苦味をとる方法は2つです。1つ目は熱湯を入れた塩に大根の葉っぱを入れて少し茹でる方法です。それで苦味を取ります。

2つ目は調味料を使う方法です。苦味が気にならないように調味料に浸して苦味を気にしなくします。

大根の葉入りきんぴらごぼう

あく抜きした緑鮮やかな大根の葉の色と食感がアクセントに。

材料

  • 事前に茹でてあく抜きしておいた大根の葉 一握り
  • ごぼう– 1本
  • にんじん– 1/2本
  • ★砂糖–大さじ2
  • ★しょう油–大さじ1.5
  • ★みりん–大さじ2
  • ★酒 大さじ1
  • 塩 一つまみ
  • 赤唐辛子– 1本
  • ごま油–適量
  • いりごま–適量
作り方レシピ
  1. ごぼうは洗って泥を落とし、皮をこそぎ取る
  2. 長さ5センチ位の細切りにし、30分ほど水にさらしてアクを抜く
  3. にんじんも長さ5cmの細切りにする
  4. 赤唐がらしは種を除いて小口切りにする
  5. ★を先に容器に入れ混ぜておく
  6. フライパンにごま油を熱し、ごぼうとにんじんを入れ中火でしんなりするまで炒める
  7. 酒を入れて混ぜ全体にからめる
  8. ★を入れて混ぜる
  9. 煮汁がほとんどに詰まったら、あく抜きした大根の葉と赤とうがらしを加えて、最後に塩を一つまみ入れ、味をなじませ、火を止める
  10. 器に盛り付け、いりごまをかけて出来上がり

大根の葉とナスの甘辛炒め

材料(2人分)

  • なす…2本
  • 大根の葉 (下茹でしてあく抜きしたもの)ひとつかみ
  • 千切りの生姜 少々(お好みで)
  • 赤とうがらし…1本
  • ごま油 大さじ1.5
  • 砂糖大さじ1.5
  • しょうゆ 大さじ1
  • 塩 軽くひとつまみ
作り方レシピ
  1. なすはへたを落として乱切りにし、水を入れたボウルに入れて10分ほどさらし、あく抜きをする
  2. とうがらしは種を除いて細い輪切りにする
  3. フライパンにごま油大さじ1を熱して、とうがらし、生姜の千切り、なすを加えて中火でしんなりとなるまでいためる
  4. 大根の葉を入れ、すべての調味料を入れ弱火で7〜8分炒めたら完成

大根の葉のパスタ:ペペロンチーノ

材料(1人分)

  • 下茹でしてあく抜きした大根の葉 ひとつかみ程(お好みの量で)
  • 水 2L
  • 塩 20g(大さじ一杯強)
  • パスタ 100g
  • オリーブオイル 大さじ2
  • ニンニク(みじん切り、または薄切り)1片
  • 唐辛子 (半分に切って種を除き、細かくちぎる)1本
  • 塩 少々
  • 昆布茶 小さじ1
作り方レシピ
  1. 2リットルのお湯をわかしたら大さじ1強の塩を入れて、パスタを茹でます。(茹で時間は10分以下で)
  2. パスタを茹でている間に、フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れ、極弱火でじっくり火を通します
  3. にんにくの色がほんのり茶色になり、いい香りがしてきたら鷹の爪を入れ焦げないように、じっくりと火をとおします
  4. パスタを茹でている途中で固さをチェックし、お好みの固さより少し手前でフライパンにパスタを投入します
  5. 大根の葉を入れ、塩少々と昆布茶を入れます。昆布茶の塩味があるので、塩はほんのちょっとだけでいいです
  6. 火を強めてお玉半分から1杯のゆで汁を入れてよくフライパンを振ります。だんだんソースがとろっとして乳化したら出来上がりです

まとめ

この記事をまとめると

  • 大根の葉は食べられる
  • 大根の葉は栄養素が豊富に含まれている
  • 農薬の恐れがあるので、生食はおすすめしない
  • 食べすぎるとナトリウムの過剰摂取で高血圧などが起きる
  • あく抜きをして食べるのがお勧め
  • 漬物、味噌汁にすると美味しい

この記事では大根の葉について紹介しました。大根の葉は美味しく栄養素も豊富に含まれていますが、生食は農薬がついていて危険なので、茹でて食べましょう。

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