大根の葉はそのまま冷凍してOK?栄養素は壊れる?保存の注意点

冬になると、出回る大根ですが大根の葉は取っておくタイプですか?捨てるタイプですか?もし捨てているならもったいないです。実は、大根の葉は、根の部分にはない栄養素を豊富に含んでいるのです。

この記事では、大根の葉の冷凍保存の方法や、栄養は壊れるのか?保存の注意点について書いていきます。ぜひ最後まで、お読みください。

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大根は生で食べられる食材!

大根は、捨てるところがない野菜といわれています。根はもちろん、葉も皮も全部食べられます。大根の中でも栄養豊富な、葉の栄養についてみていきましょう。

大根の葉の栄養

<βカロテン>βカロテンは、根には含まれていない栄養素です。しかも、他の野菜と比べても含有量が多めになります。

<ビタミンK>ビタミンKも、根には含まれていない栄養素です。ビタミンKは、カルシウムの定着に必要な栄養素になります。

<カルシウム>カルシウムというと、牛乳か小魚を思い浮かべる方も多いでしょう。けれど、大根の葉にもカルシウムが含まれていて、根の部分と比べると10倍も含まれています。

<ビタミンC>ビタミンCは根の部分と比べると2倍以上になります。

<カリウム>カリウムは、体内にある余分な塩分などを体外に排出する働きがあります。根の部分にも、カリウムは含まれていますが葉の方が1.5倍含まれています。

大根は根にも、葉にもカリウムが含まれているのでダイエットにむいた食材といえます。

<葉酸>葉酸は、妊娠期に積極的にとることを推奨されている栄養素です。なぜなら、細胞の分裂成長に欠かせない栄養素だからです。サプリメントで補うと同時に、普段の食生活からの摂取も心がけましょう。

大根の葉の使い方

大根の葉にたくさんの栄養素が含まれているのがわかったところで、「どうやって調理したらいいの?」と疑問に思った方もいるでしょう。おすすめの、大根の葉の使い方をご紹介します。

大根の葉がたくさん手に入った時などに、ぜひ試してみてください。

<ふりかけ>大根の葉をみじん切りにして小魚、ごま、などを加えて炒めるとふりかけになります。栄養豊富なので、少食のお子さんにもおすすめです。

<浅漬け>大根の葉をみじん切りにし、ジッパー付きのビニール袋に入れます。塩を入れ、よくもんで冷蔵庫に一晩おきましょう。

<みそ汁>大根の葉を食べやすい大きさに切り、みそ汁に入れます。茹でると損失するビタミンCが汁に含まれるので大根の葉の豊富な栄養が、汁ごと食べられます。

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大根の葉を食べるならアクに気をつけよう

大根の葉には栄養が豊富なので、食べようと思った方へ食べる時の注意点をお伝えします。

アク取りをしないと苦味・臭みが出る

大根の葉は、独特の青臭さや苦味があります。苦味は、大根の葉が外敵から身を守るために作られた成分です。大根の葉を調理する前にサッと湯がくと苦味が和らぎ、食べやすくなります。

アク取り方法

鍋に湯を沸かします、塩をひとつまみ入れ大根の葉をサッと湯がきましょう。

湯がく時のコツ

  • 湯がくとβカロテン、ビタミンK、ビタミンEの栄養価がアップします。逆にビタミンCは栄養がお湯に流れてしまうので大根の葉を湯がく時は、サッと湯がきましょう

ごま油で炒める

アクが強いほうれん草も湯がかずに炒めても、苦味が気にならないですね。大根の葉はごま油で炒めると苦味が和らぎます。

ごま油で大根の葉とじゃこ、ベーコンなどと炒めると1品になります。

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大根の葉の保存方法

大根の葉は根の部分とくっついた状態の場合は、すぐに切り落としましょう。大根の葉と根をつけたままにしておくと、葉が根の栄養を吸い上げてしまいます。

切り落とした大根の葉は、冷蔵庫か冷凍保存がおすすめです。それぞれの、保存方法や期間をみていきましょう。

保存期間目安

  • <冷蔵保存>保存期間は3、4日
  • <冷凍保存>保存期間は1ヶ月程度

葉物野菜なので、常温保存にはむいていません。冷蔵庫か冷凍庫に保存しましょう。

冷蔵保存方法

他の葉物野菜と同じように、冷気に当たらないように新聞紙にくるみビニール袋に入れましょう。

冷凍保存方法

<炒め物に使う場合>きれいに洗い、ザク切りにしてジッパーつきのビニール袋に入れましょう。

<おひたしにする場合>湯がいてジッパーつきのビニール袋に入れるといいでしょう。湯がいた後はしっかり水気を切るのがポイントです。

筆者は洗ってザクきりにして、冷凍保存しています。チャーハンや味噌汁に緑が足りないなと思った時に大根の葉をたしています。ごま油で炒めると、苦味も気になりませんよ。

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まとめ

ここまで、大根の葉の保存方法、栄養は壊れるのか、保存方法について書いてきました。

この記事をまとめると

  • 大根の葉は冷蔵庫で、3、4日、冷凍庫で1ヶ月保存できる。
  • 冷凍保存の場合は、そのままでも湯がいてからでも保存が可能。
  • 大根の葉を湯がくと、βカロテン、ビタミンK、ビタミンKの栄養価がアップする。
  • 大根の葉を湯がく時は、ビタミンCが損失するのでサッと湯がくとよい。

大根の葉には根の部分にはない、βカロテン、ビタミンKが豊富に含まれています。捨てるのはもったいない!ふりかけや漬物上手に調理すると、栄養バランスの取れた食卓になります。

今まで大根の葉を捨てていた人は、ぜひ活用してみてくださいね。この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。

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