大根の葉は生で食べると危険?毒はある?栄養素・美味しい食べ方

大根の葉は、青くささと苦味があり好き嫌いが別れる食材ですね。大根の葉には、根の部分にはない栄養素があるので食べる人もいます。

けれど、ちょっと待って。その食べ方大丈夫?この記事では大根の葉は生で食べると危険?毒はある?栄養素や美味しい食べ方をご紹介します。ぜひ最後までお読みください。

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大根の葉は食べられる?

結論を言うと、大根の葉は食べられます。しかし、食べるときに気をつけた方がいい点がいくつかあるのでみていきましょう。

どこまで食べても良いのか

大根の葉は、全部食べられるのですが根の部分に近い方は固くスジが多いので、食べるのは控えましょう。

また葉先や茎の部分が黄色く変色している場合、葉が枯れている状態なので手でちぎるか包丁で切り落として処分してくださいね。

大根の葉に含まれる栄養素

大根の葉には、根の部分には含まれていない栄養素もあります。どんな栄養素が大根の葉にはあるのか、みていきましょう。

<βカロテン>大根の葉にはβカロテンが3900ug含まれています。なんと、βカロテンは湯がくとさらに栄養素が増えるのです。大根の葉を食べる時は湯がくのがおすすめです。

<ビタミンK>大根の葉にはビタミンKが270ug含まれています。ビタミンKはカルシウムの生成に欠かせないビタミンです。成長期の子どもには、必要なビタミンになります。

<カリウム>カリウムは、体内の余分な塩分などを体外に排出する働きがあります。カリウムが多く含まれていてダイエット味方といわれる、グレープフルーツと比べると2、5倍ほど大根の葉の方が多いのです。

むくみが気になる方は、大根の葉を積極的にとりましょう。

  大根の葉 グレープフルーツ
カリウムの量(100gあたり) 400mg 140mg

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大根の葉を生で食べると危険って本当?

栄養が豊富な大根の葉ですが、生で食べると危険だと言う説もあります。大根の葉を生で食べるときにどんな危険性があるのか、みていきましょう。

アク抜きをしないと苦味と臭みが強い

大根の葉には、独特の苦味と青臭さがあります。苦味成分はシュウ酸という成分で、虫や野生の動物から身を守るために苦味成分があるのです。

苦味や青臭さをとる方法としては

  • 塩水で湯がく
  • ごま油で炒める
  • 塩でもむ

シュウ酸が尿路結石を引き起こす可能性

尿管結石はシュウ酸の固まりが体内にできて、尿管で詰まってしまう病気です。一度尿管結石になった場合、再発防止でシュウ酸を多く含む食材は控えるようにいわれるのです。シュウ酸は野菜やチョコレートなどに含まれています。

多く含まれる野菜として、ほうれん草、たけのこなどがあります。大根の葉のシュウ酸量は、ほうれん草よりは少ないようです。シュウ酸は茹でると成分が減るので、大根の葉は湯がいてから食べるようにしましょう。

農薬がついている可能性

大根の根の部分を大きくするために、大根の葉には虫がこないようにたくさん農薬がまかれています。なので、大根の葉を食べる時には、しっかり洗いましょう。

特に葉と根をつなぐ部分には農薬が溜まりやすいので、切り落として処分した方がいいでしょう。

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大根の葉を食べるなら

大根の葉には、栄養が豊富に含まれています。しかし、シュウ酸や農薬の問題など気をつけなければいけない点もあります。

しっかり洗う、茹でて食べるなどに気をつけて調理しましょう。大根の葉の、おすすめの調理方法をお伝えします。

茹でておひたしに

<材料>大根の葉・白だし・かつお節

<作り方>

  1. 鍋にたっぷりな湯をわかし塩をひとつまみ入れる。
  2. きれいに洗った大根の葉をサッと湯がく。
  3. しっかり水分をとり、食べやすい大きさに切る。
  4. 白だし、かつを節をかけて和える。

炒め物に

<材料>大根の葉・ベーコン・ごま油

<作り方>

  1. 大根の葉はきれいに洗い、食べやすい大きさに切る。
  2. ベーコンも食べやすい大きさに切る。
  3. フライパンにごま油をひき、ベーコンと大根の葉を炒める。
  4. しょうゆで調味する。

ふりかけに

<材料>大根の葉・じゃこ・ごま・ごま油

<作り方>

  1. 大根の葉はきれいに洗い、サッと湯がく
  2. 湯がいた大根の葉をしぼって、水分をしっかりとる。
  3. 大根の葉をみじん切りにする。
  4. フライパンにごま油をひきじゃこと大根の葉を炒める。
  5. みりんとしょうゆで調味し、最後にごまをかける。

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まとめ

ここまで、大根の葉は生で食べると危険なのか?栄養素や食べ方について書いてきました。

この記事をまとめると

  • 大根の葉には、シュウ酸が含まれているので湯がいてから食べると良い。

  • 大根の葉は農薬がたくさん使用されているので、きれいに洗ってから食べる。

  • 大根の葉は、苦味や臭みがあるので生で食べない方が良い。

  • 苦味や臭みをとる方法としては湯がく、ごま油で炒める、塩でもむがある。

大根の葉に、毒はありません。むしろ、栄養豊富で捨てるにはおしい食材ともいえるでしょう。βカロテンやビタミンKは湯がくと栄養価がアップします。しかし、ゆがきすぎるとビタミンCが流れしまうので湯がくときは、サッと湯がくといいでしょう。苦味や農薬の問題など気になる方は、適切な処理をしてから食べるといいですね。

大根の葉をおかずにすると、節約できるうえに栄養もたくさん取れます。ぜひ食卓に、取り入れてみてください。この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。

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