あおさのりを生で食べる時には食中毒に気を付けて!生あおさの洗い方

海藻の一種であるあおさですが、生でも食べることが出来ます。しかし、生となると心配になるのは食中毒です。また、あおさを初めて食べる場合、どうやって食べれば良いかわからないですよね。この記事では、

  • 生あおさの栄養素やあおさのりとの違いについて
  • 洗い方から調理法までご紹介
  • 生あおさは食中毒になるのか

以上についてご紹介します。生あおさは食中毒になるのか詳しく知りたい方は、ぜひこの記事を最後まで読んでください。

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生あおさとは

生あおさは、「海の野菜」と呼ばれており、その名の通り栄養が豊富に入っています。アオサ科アオサ属である海藻の仲間で冬から春にかけて旬の時期です。

あおさと聞くと、生あおさだけでなくあおさのりの名前も聞きますよね。あおさのりとの違いは一体何でしょうか。

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あおさのりとの違い

あおさのりは、正式名を「ヒトエグサ」と呼ばれています。ほとんどが養殖によって生産され、収穫期は1月から3月が旬の時期です。また、あおさのりは、乾燥されているため使用するときに水に戻します。

さらに、生よりも香りが良く、葉が薄く柔らかいため舌触りが非常に滑らかです。
また、調理の際に熱を通すことによって鮮やかな緑色に変色し、風味付けや彩の一品料理になりますよ。

あおさのりもミネラルが豊富ですが、生あおさはどのような栄養が入っているのでしょうか。

生あおさの栄養

生あおさの栄養は以下の栄養成分が入っています。

  • タンパク質・・・体を作る大切な成分。脳を働かせる材料になる。老化を防いでくれる
  • 脂質・・・体の中でエネルギー源として働く
  • ナトリウム・・・ミネラルの一種。栄養素の吸収や筋肉の収縮などの役割をもっている
  • カリウム・・・血圧を正常に保つ効果がある
  • カルシウム・・骨や歯を形成してくれる
  • マグネシウム・・・糖尿病や血糖値の上昇を抑制する
  • aカロテン・・・がんや生活習慣病の予防に役立つ
  • β-カロテン・・・ビタミンAに変換され、免疫機能を正常に保つなどの効果がある
  • ビタミンB12・・・神経や血液細胞を健康に保つ機能がある
  • 葉酸・・・赤血球の生産を助ける機能がある
  • 食物繊維・・・便秘の解消に効果的である

豊富な栄養素が含まれており、身体にも良いことが分かりますよね。

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生あおさの食べ方

料理

生あおさを食べる前に、しっかりと念入りに洗う必要があります。乾燥のあおさと違い砂や貝殻はあまり入っていませんが、絶対に入っていないというわけではないので、食べる前に洗いましょう。

洗い方の手順はこのような工程で行います。

洗い方

生あおさの洗い方をご紹介します。生あおさを洗う時に必要となるものは、水を張るための深めのボウルとザルです。

  1. あおさを袋から出します
  2. 用意したボウルに水を入れます
  3. 水を入れたボウルにあおさを入れます
  4. あおさを入れたら、2分ほどそのまま浸します
  5. 浸したあおさを念入りに洗いをします
  6. 揺すり洗いをすることで、砂や石が出てくる場合があるため、水に浮いているものを取り除きます
  7. ザルに開けます
  8. ザルからあおさをすくって、絞れば完了です

あおさを洗うときは、先に水につけて柔らかくすることがポイントです。また、揺するように洗うことで石や砂を取り除くことができますよ。次に調理法をご紹介します。

調理法

生あおさを使った「佃煮」の調理法をご紹介します。

生あおさの佃煮の材料

  • 生あおさ・・・150g
  • 醤油・・・75ml
  • みりん・・・25ml
  • さとう・・・適量(お好みで)

生あおさの佃煮の調理法

  1. 生あおさをさっと水で洗い、砂や貝殻などを取り除き、ざるに上げて軽く水気を切ります。
  2. 鍋に生あおさ、醤油、みりん、砂糖を入れ、木べらで混ぜながら焦がさないように、ゆっくりと水分をとばしながら煮詰めていきます。

ORGANICRECIPE旬の生あおさで海苔の佃煮をつくる(https://recipe.organic-press.com/recipe_48/)

佃煮は、作り方が難しいと思いがちですがこのように簡単に作ることが出来ます。ぜひ、お試しくださいね。

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生あおさで食中毒になる?

下痢・腹痛

しかし、あおさも生であるため食中毒にならないとは言い切れません。食中毒になった場合、このような症状がでます。対処法や保存方法も詳しく解説していきますので、参考にしてください。

食中毒の症状

食中毒になった場合、主な症状はこのようなものです。

  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 発熱

このように、主に胃腸に症状がおきます。さらに、食中毒を発症する時間などは、原因となる食べ物によって違ってきます。

対処法

食中毒が疑われた場合は、ひとまず安静にし水分を取りましょう。水分を取る理由としては、下痢や嘔吐によって脱水症状を起こしてしまうためです。

また、冷えた水ではなく常温または少し温めた水を取るようにしましょう。症状が落ち着いてきたのであれば、できる限り消化のよいものを取ります。

正しい保存方法

生あおさは、一度に使う分だけラップに包み、小分けに冷凍する方法がおすすめです。生あおさは、消費期限が3日ですが冷凍することで1ヶ月ほど持ちます。

また、長持ちをさせたいのであれば、乾燥させるのも1つの方法です。生あおさを乾燥させる方法は次の手順です。

  1. 塩水を用意します
  2. 生あおさを塩水に数分ほどつけておき、綺麗になるまで洗います。
  3. 水気を搾り取り、ザルに広げて乾燥させて完成です。(粉末状にするのであれば、ミルにかければ完成です)

乾燥させたものでも、冷凍保存または冷蔵での保存だと長持ちしますよ。

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まとめ

生あおさは、必ずしも食中毒にならないとは限りません。

この記事をまとめると

  • あおさには、食物繊維やミネラルなどの栄養素が豊富
  • あおさを洗うときは水に浸して洗うと、取り除かれなかった石や砂などが取れやすい
  • 生あおさでも食中毒になる可能性はある
  • 万が一、食中毒になった場合は水分をとり安静にすることが大切。症状が落ち着かなければ病院に行く
  • 生あおさは、冷凍保存または長持ちさせるのであれば乾燥させるのも方法の1つ

生で食べるものには、食中毒にかかる可能性があります。食べる時には十分に気をつけて、食事を楽しみましょう。

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