大根の葉の漬物が青臭い原因は?臭みと苦味を抜く簡単な方法を解説

大根を買った時に、葉っぱがついてるものを選びますか?葉っぱがない方を選びますか?大根の葉には栄養が豊富なので葉っぱつき大根を好む人も多いでしょう。

この記事では、大根の葉を漬物にした時に青臭い原因、臭みと苦味をぬく方法を書いていきます。ぜひ最後までお読みください。

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大根の葉ってどんな食材

そもそも大根の葉はどんな野菜なのでしょうか?特徴や栄養をみていきましょう。

特徴

大根の根の部分は、クセのない味でおでんをはじめとした煮物やサラダ、大根おろしとして人気の食材です。大根の根の部分は淡色野菜ですが、大根の葉は緑黄色野菜になります。

大根の葉は、濃い緑から淡い緑色が特徴的です。葉には小さな産毛が生えているので、触るとチクチクすると感じる人もいるでしょう。

栄養素

大根の葉は、根には含まれていない栄養素もあります。葉に含まれている栄養素は、βカロテン、ビタミンK、ビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄分などになります。

βカロテン、ビタミンCは美肌に欠かせない栄養素です。カルシウム、鉄分は骨や血液に欠かせない栄養素です。特に鉄分は貧血が気になる方は積極的にとりたい食材ですね。

カリウムは、むくみを軽減する働きがあります。大根の葉には、女性に欠かせない栄養素がギュッと詰まっていますね。

食べ方

大根の葉は、青臭さがあるので生色にはむいていません。干したり、炒めたり、漬物にするのがいいでしょう。味噌汁の具に入れても美味しいですよ。

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大根の葉の臭み・苦味の原因

大根の葉には、独特の苦味やえぐみがあります。臭みや苦味の原因をみていきましょう。

アクが原因

大根には、苦味成分のシュウ酸が含まれています。根の部分は、シュウ酸が少なくなるよう品種改良が進められました。

けれど、葉の部分には品種改良が加えられていないので、シュウ素が多く苦味が多いのです。

アクってそもそもなに?

アクは野菜が外敵から身を守るための、防衛本能から出たものといわれています。畑にいるときに、虫や野生の動物に食べらないように苦味成分を出しているそうです。

大根の場合、土に根をはっている部分と土の上に出ている葉っぱとでは、葉の方が虫になどに食べられる機会が多いので、身を守るために葉の方が苦くなるのでしょう。

体に悪いの?

アクは野菜だけでなく、肉魚にも含まれています。煮込み料理をしていてアクが出ると、取り除く人も多いですね。体に悪いのでしょうか?

<野菜のアク>野菜のアクは野菜自身が身を守るための成分です。苦味が強すぎて、アク抜きをしないと食べられない野菜もあります。なので、野菜のアクは湯がいて取り除いた方が美味しく食べられます。

<肉・魚のアク>肉魚を煮込むと白いふわふわとしたものが浮かんできますね。この、白いふわふわがアクなのですが、実は肉魚のアクにはアミノ酸、脂質などが含まれています。

なので、肉魚のアクには栄養が含まれているともいえます。肉魚のアクは、見た目がよくないですが栄養素も含まれているので全部とらない方がいいでしょう。

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おすすめの苦味・臭み抜き方法を紹介

大根の葉の苦味臭みをぬくいい方法をご紹介します。

塩で湯がく方法

大根の葉を塩で湯がく場合は、たっぷりの塩水で湯がきましょう。あまり湯がくと、ビタミンCなどの水溶性ビタミンが流れてしまうのでサッと湯がくのがいいでしょう。

調味料で苦味と臭みをカバーする方法

大根の葉を湯がかずに炒める場合は、調味料でカバーしましょう。大根の葉をサッと炒める時やふりかけを作る時には、しょうゆとの相性がバツグンです。塩けのあるベーコン、じゃこなどを組み合わせると大根の葉の苦味も和らぎます。

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美味しい大根の葉の漬物を作ろう

大根の葉がたくさん手に入った時には、漬物を作ってみてはどうでしょうか。栄養豊富な大根の葉の漬物は、大根の葉が出回る冬の季節は風邪が流行る季節でもあります。漬物に加工し、常備菜にしておくと便利ですね。

簡単な作り方

<材料>大根の葉、塩昆布、だしの素

<作り方>

  1. 大根の葉はよく洗い、細かく切る。
  2. チャック付きのビニール袋に切った大根の葉を入れ、塩昆布、だしの素を入れる。
  3. 口をしめよくもむ。
  4. 一晩冷蔵庫に寝かしてから食べられます。

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まとめ

ここまで、大根の葉の漬物が青臭い原因、臭みと苦味をぬく簡単な方法について書いてきました。

この記事をまとめると

  • 大根の葉の苦味の原因は、シュウ酸という苦味成分。外敵から、身を守るために野菜自身が作り出された成分です。

  • 野菜のアクは、苦味が強いので湯がいたり炒めたりすると美味しく食べられる。

  • 大根の葉には、根にはないβカロテンやビタミンKも豊富に含まれている。だから捨てずに、漬物、味噌汁、炒め物などにして食べるとよい。

大根の葉は、青臭いので好き嫌いが分かれる野菜になります。βカロテン、ビタミンKは根の部分には含まれていない栄養素です。根の部分よりも栄養が多く含まれているものもあります。

なので、根の部分を捨てるのはもったいないのです。一度ふりかけや、漬物などにして食べてみてくださね。食卓に緑のものがあると豊かな気持ちにもなりますね。この記事が、あなたのお役に立てれば嬉しいです。

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