紅芋と紫芋の違いは?それぞれの違いとカロリーや栄養価の比較も。

秋が深まるにつれて恋しくなるのは、やはり秋の味覚の代表格ともいえるサツマイモではないでしょうか。このサツマイモですが、スーパーで売られている品種以外にも様々な種類があることをご存じでしょうか。

中でも紅芋と紫芋はその見た目からは違いが分かりづらいと言われています。

  • 紅芋に含まれるカロリーやレシピ
  • 紫芋に含まれるカロリーやレシピ
  • 紅芋と紫芋の違いについて

今回は、これらについて解説してきます。

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紅芋のカロリーやレシピ

栄養

まずは紅芋について見ていきましょう。

紅芋は沖縄県で収穫されるヤムイモの一種で、色鮮やかな紫紅色が特徴です。別名「ダイジョ」と呼ばれており、沖縄の方言では「ウム」「ンム」「アコン」と表現されることもあります。

紅芋の歴史は1605年に中国の福建省から苗が持ち帰られたのが始まりと言われており、その後沖縄の各地で栽培が広まっていきました。紅芋には豊富なでんぷんやブドウ糖、ビタミンが含まれておりカリウムやミネラルといった栄養素も含まれているのが特徴です。また、紅イモの紫紅色は、アントシアニンによるものでこれらはブルーベリーやなどにも含有されていることが有名です。

紅芋1個あたりのカロリー

紅芋100g当たりのカロリーは129kcalとなっています。

平均的なサツマイモの重量はおおよそ300g~400gとなるので、紅芋1個当たりのカロリーは約387kcal~516kcal程度と考えてよいでしょう。

一般的なサツマイモのカロリーが100gあたり132kcalであるため、比較した場合もそれほどカロリーに差がないことがわかります。

アントシアニンの含有量

紅芋の特徴でもある美しい紫紅色はアントシアンの色素によるものです。アントシアニンはポリフェノールの一種であり、強い抗酸化作用を持っていることが知られています。特に目に対して効果があると言われていて白内障や視力低下の予防にも効果が期待出来ると言われています。

紅芋100g当たりに含まれるアントシアニンは品種によっても異なりますが、おおよそ76.8mgです。

紅芋を使ったレシピ

引用:クックパッド

紅芋を使ったレシピとして、有名なのはやはり「紅芋タルト」ではないでしょうか。ポイントは加熱した紅芋をしっかり裏ごしすること!こうすることで、舌触りが滑らかになり出来上がりに大きな差が出ますよ。

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紫芋のカロリーやレシピ

栄養

引用:クックパッド

次に紫芋についても解説していきましょう。

紫芋はその名の通り、中まで紫色をしているサツマイモの一種になります。紅芋同様、アントシアニンが豊富に含まれているのが特徴です。サツマイモとしての歴史は古く、紀元前3000年以上前からメキシコで既に栽培が始まっていたと言われています。

紫芋1個あたりのカロリー

紫芋100g当たりのカロリーは133kcalとなっています。

こちらも平均的なサツマイモと比較してもさほど差はないため、サツマイモは色の違いによってカロリー量が大幅に増減することはないようです。

アントシアニンの含有量

紫芋にも、紅芋同様アントシアニンが含まれています。含有量を調査したところ、紫芋(品種:アヤムラサキ)に含まれるアントシアンは紅芋よりも多く、100gあたり258mgと約3倍となっていました。

参考:沖縄県工業技術センター研究報告書第8号2006年

紫芋を使ったレシピ

引用:クックパッド

紫芋と材料を混ぜるだけで作れてしまうスイートポテトは、紫芋の皮を容器に使用することでほとんど捨てる部分が出ないのが特徴です。焼き芋にするには少し小さいサイズのものを使用すれば無駄泣く美味しく活用出来ますよ。

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紅芋と紫芋の違いって何?

紅芋と紫芋の明確な違いは何でしょうか。

一般的にどちらもサツマイモとして扱われていますが、品種としては紅芋はヤムイモの一種であり、紫芋はサツマイモの種類に分類されます。また、どちらの芋も生の状態では収穫地から持ち出しには厳しい規制が掛かることがあります。これは、イモゾウムシやサツマイモノメイガなどの害虫の拡散を防ぐために植物防疫法によって定められています。尚、加工品として持ち出すことには規制はありませんので安心してくださいね。

栄養価の違いは?

紅芋と紫芋に含まれる栄養素は、カロリーには大きな違いがないもののやはり含まれるアントシアニンに大きな差があります。

品種 カロリー アントシアニン
紅芋 129kcal 76.8mg
紫芋 133kcal 258mg

そのため、アントシアニンを摂取する目的であれば紫芋を選択すると良いでしょう。

甘くない?

紫芋は紅芋と比較すると加熱してもあまり甘くならないという特徴があります。そのため紫芋を食べる際は、はちみつなどを使用して甘さの調節を行うとよいでしょう。

ダイエットにいいのはどっち?

紅芋と紫芋、含まれるカロリー量には大差がないためダイエット食としてはどちらを選んでも大差はありません。

ただし、サツマイモをダイエット食として食べる際には次のことに注意しましょう。

  • 一日の主食をサツマイモに置き換えること
  • 白米茶碗一杯は、サツマイモ1/2本を置き換えの目安としましょう
  • サツマイモは皮ごと食べる

サツマイモの皮には豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維は便通の改善や便秘解消の効果があるためダイエット中にも率先して摂取したい栄養素になります。

食べ過ぎは体に悪い?

紫芋やさつまいもを食べ過ぎると、体質や体調によって腹痛・胃痛・便秘・下痢を起こすことがあります。さつまいもは本来体に良い野菜ですが、このような影響が出るのは”食物繊維の摂りすぎ“によるものです。

さつまいもの食べ過ぎで腹痛や便秘など消化器系に症状が出る原因は、さつまいもに含まれる水溶性食物繊維の過剰摂取により消化不良を起こすためです。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 正確には紅芋はヤムイモの一種で、紫芋はサツマイモの一種
  • 紅芋と紫芋はカロリーに差がないがアントシアニンの量は紫芋の方が多く含まれている特徴がある
  • アントシアニンは、ポリフェノールの一種であり主に目に対しての健康効果が期待できる
  • ダイエットとして食べる場合は、皮まで食べることで豊富な食物繊維を摂取できる

いかがだったでしょうか。

彩りが鮮やかな2つのお芋を食べることで、豊富なアントシアニンと食物繊維を同時に摂取することが出来ます。女性にとっては特にメリットのある食材なので是非一度食べてみてくださいね。

この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

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