ローストポークの賞味期限は?日持ちする保存方法は?家での作り方も

塊肉で作るローストポークは、豚肉の持つ栄養を逃さずに摂取することが出来る理想的な料理の一つと言えるでしょう。しかし、一度に作る量も大量になりやすいため、ローストポークがどの程度日持ちするのか、気になってしまう方も多いかと思います。

  • ローストポークはいつまで食べられるの?
  • ローストポークをどうやって保存するのがベスト?
  • 家でも作れるローストポークの作り方は?

今回は、こちらについて解説していきます。

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ローストポークっていつまで食べられる?

ローストポークの入手方法は、主にお店で購入するか自宅で作るかの2通りになることが多いと思います。食べられる期限がそれぞれいつまでになるのかを見ていきましょう。

賞味期限はいつ?

家で作ったローストポークの賞味期限は、作ってから冷蔵庫保存で約4日といったところです。

冷蔵庫で保存する際に注意をしたいのは、まずはしっかりと粗熱を取ることが大切です。これは、 食中毒を発生させる細菌は20℃~50℃の温度帯が一番増殖しやすいためです。 冷蔵庫に入れれば冷えるからと、アツアツの状態のローストポークを冷蔵庫に入れてしまうとローストポークの余熱が冷蔵庫内全体に広がってしまい、他の食材もダメになってしまう可能性があります。

なお、急いで冷蔵保存を行いたい場合は、塊肉状態ではなく全てカットしてしまいましょう。冷気にあたる断面が増えるため、短時間で冷却することが出来ますよ。

デパ地下のローストポークはいつまで食べられる?

デパ地下で買ったローストポークは貼られている期限表示の日付を厳守しましょう。また、購入したローストポークに張られている期限表示をじっくり見てみると、実際にローストポークに貼られているのは「賞味期限」ではなく「消費期限」であることに気付いたのではないでしょうか。

賞味期限と消費期限の大きな違いは、「賞味期限」が品質が保たれる期限であるのに対して「消費期限」は安全が保証されている期限であるということです。つまり、消費期限が貼られている食品は、日持ちせず早く食べきらなくてはならないものになります。

他にもこのようなものに消費期限は貼られていますよ。

  • お弁当
  • お惣菜
  • カット野菜
  • 食パン

賞味期限と消費期限の違いをしっかりと理解すると食品をより美味しく、安全に食べることが出来ます。 

再加熱しても大丈夫?

敢えて赤身を残した状態で調理するローストビーフと異なり、ローストポークは調理段階でしっかりと中心部まで火を通すことが特徴です。そのため、ローストポークを再加熱してしまうと身が固くなってしまう恐れがあります。

もちろん、再加熱によって見えない細菌を殺菌する効果はありますが、ローストポークが持つ本来の美味しさを求めるのであれば、やはり再加熱はせずに食べるのが一番でしょう。

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 ローストポークを日持ちさせる保存方法は?

保存・日持ち

塊肉で作る性質上、ローストポークはどうしても大量に調理することが多くなりがちです。上手に冷凍することで1か月程度保存することも可能です。

冷凍保存できる?

ローストポークは冷凍保存が可能です。尚、冷凍保存を行う際は1食分ずつを小分けにしてラップに包んでから冷凍するようにしましょう。こうすることで、常に1食分ずつを使い切ることが出来、再冷凍を防止する効果があります。

ローストポークに限らず、食品は解凍と再冷凍を繰り返すと組織が破壊されて味や品質が劣化してしまいます。そのため、小分けにして冷凍することは非常に重要なポイントになります。

またラップに包んだローストポークはステンレスバットの上に乗せた状態で冷凍庫に入れると冷却スピードを早めることが可能です。これは、冷凍庫内で冷えたステンレスバットがローストポークの熱を奪ってくれるためです。

冷凍のまま食べられる?

冷凍したローストポークはそのまま食べることはおすすめしません。含まれる脂分も凍結した状態であるため食感も悪いためです。ただし、あくまで「美味しくない」というだけで食べること自体に問題があるわけではありません。

解凍方法は?

ローストポークの解凍方法としておすすめなのは以下の3つの手法です。それぞれ見ていきましょう。

冷蔵解凍
冷凍庫から出したローストポークを冷蔵庫に移し替えて解凍します。
メリット :冷蔵庫に移すだけなので手間が掛からない

デメリット:半日程度の時間が掛かる、解凍とともにドリップ(肉汁)が流れ出てしまうことがある

氷水解凍
冷凍状態のローストポークをジップロックに入れて氷を張ったボウルに入れて解凍します。
メリット :解凍時間が2時間程度で済む、ドリップが出ることを防げる

デメリット:事前に氷を用意する必要がある

流水解凍
冷凍状態のローストポークをジップロックに入れてボウルに入れ、流水を掛け続けて解凍します
メリット :30分程度で解凍が完了する

デメリット:流水を掛け続ける必要があるため水道代がかかる、水温が高いと品質劣化を早める

どの解凍手法にもメリットとデメリットが存在します。ご自身に合った解凍手法を選択してください。

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 家でできるローストポークの作り方

レシピ

ここでは、家でも作ることが出来るローストポークのレシピを紹介します。

オーブンで作る

引用:クックパッド

オーブンで外側を一気に加熱して、その後は余熱で中心部まで火を通す調理方法です。オーブンを使うことで余分な脂を落とすことが出来るため、他の手法と比べるととてもヘルシーです。

湯煎

 

引用:クックパッド

お湯を沸かせた鍋に豚肉を投入することでじっくり時間を掛けてローストポークを作ることが出来る、いわゆる低温調理方法です。家族みんなで食べる場合は、食べ応えのある肩ロースやバラ肉がおすすめです。

炊飯器

引用:クックパッド

炊飯器の保温機能を使用した低温調理方法です。湯煎よりも温度調整がしやすいため誰でも簡単にローストポークを作ることが出来ます。ただし、炊飯器によっては炊飯以外の用途を禁止している場合もあるため事前に取り扱い説明書を確認するようにしてくださいね。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ローストポークは冷蔵で約4日、冷凍することで約1か月保存することが出来る
  • 冷凍したローストポークの解凍方法は3種類あり、自身の調理環境によって選択することが大切
  • 家でローストポークを作る際は、オーブン、炊飯器、湯煎のいずれかがおすすめ

いかがだったでしょうか。

肉のうまみを封じ込めて作るローストポークは、食べ応えもあるためおもてなし料理にも最適です。保存手法を守れば、美味しさを長期間保つことが出来るので、是非皆さんも試してみてくださいね。

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