【字紋】の意味・由来とは?島津家や村上家・織田信長・石田三成が愛用した家紋を解説

家紋は絵のように植物や動物などが描かれたものがほとんどですが、中には「文字」を描いた珍しい家紋もあります。

「字紋」または「文字紋」と呼ばれること家紋は、戦国武将にも用いられていた人気の家紋でした。

今回は、「字紋」の意味や種類、使用していた戦国武将の歴史についてご紹介いたします。

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字紋の意味・由来とは?

読み方 じもん
家紋の分類 文字紋
>>家紋辞典で他の家紋もチェック<<

字紋は文字そのものを紋にしたもので、「文字紋」と呼ばれることもあります。

字を見ればどんな意味があるのかすぐにわかることや、信仰や縁起に関わるものとして人気の紋でした。

一や二などの漢数字が用いられることが多かったのですが、中には名字の一部を図案化したり、二文字用いて図案化するものもありました。

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字紋の種類いろいろまとめて解説

丸に井の字

隅切り角に三の字1

丸に川の字

丸に吉の字

字紋は自分の名字に含まれる字など、好みのものが用いられてたので沢山の種類が存在します。

これはそのごく一部ですが、名字に使われていそうな漢字が並んでいますね。実際の使用例について、次で確認してみましょう!

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島津家の家紋「丸に十文字」を使った人物

島津家では「丸に十字紋」を用いていた者が多くいました。これからご紹介する人物は全てこちらの家紋を使用していたのです。

それぞれどのような歴史的なストーリーがあるのか、各記事にまとめていますので見てみましょう。

【父】島津貴久の家紋「丸に十文字」

島津4兄弟の父・島津貴久の家紋「丸に十文字」を解説|島津家を拡大させた戦国武将

九州の大名と言えば、真っ先に名前が挙がるのは島津家というほど有名です。父である島津貴久は、島津家の15代目当主でした。

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【島津四兄弟の長男】島津義久の家紋「丸に十文字」

島津4兄弟の長男・島津義久の家紋「丸に十文字」を解説|九州一の戦国武将

義久は、父貴久の跡を継いで16代目当主となった長男です。

【島津四兄弟の次男】島津義弘の家紋「丸に十文字」

島津家次男で九州の猛将・島津義弘の生涯と家紋「丸に十文字」

幕府を開いた徳川家康でさえ、島津義弘のことはとても恐れていたと言われるほどの武将です。

【島津四兄弟の息子四男】島津家久の家紋「丸に十文字」

島津4兄弟の四男・島津家久の家紋「丸に十文字」を解説|龍造寺隆信を破った戦国武将

家久は島津四兄弟の末っ子でした。龍造寺隆信を破った戦国武将として知られています。

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字紋を使った戦国武将

続いては字紋を使用していた戦国武将について見ていきましょう。

7つも家紋を使った織田信長の家紋「無文字」

織田信長について 織田信長の7つの家紋を用いた意味・由来を簡単に画像付きで解説!織田木瓜の家紋の読み方は?

織田信長は7つもの家紋を使っていたと言われ、その中に「字紋」が含まれています。

織田信長の家紋無文字について

字紋なのですが、「無文字」という紋で、漢字の「無」を崩したものです。禅の教えから作られたものと言われています。信長が使用していた家紋は他にこのようなものがありました。

織田信長の家紋織田木瓜について織田木瓜

織田信長の家紋永楽通宝について

永楽通宝

織田信長の家紋五三桐について

五三桐

織田信長の家紋丸に二引両について丸に二引き両

植物紋や器物紋など様々なものがあります。家紋の詳細や信長の歴史的ストーリーについては、上記の記事で確認してみてくださいね。

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石田三成の家紋「大一大万大吉」

石田三成の家紋の由来を画像付きで解説!大一大万大吉は旗印、九曜紋、下り藤が家紋

石田三成の家紋としてよく紹介される「大一大万大吉」は、家紋ではなく戦いの際に用いる旗に施した「旗印」でした。

旗印

これには「1人が万人に、万人が一人に尽くすこと。そうすれば平和になる」という意味が込められているそうです。

山内一豊の家紋「山内一文字」

山内一豊の3つの家紋の由来とは?内助の功で有名な千代の夫の人生録

山内一豊は、「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」の三人の戦国武将に仕えた武将です。

yamachi

「山内一文字」という字紋を用いており、二つの「一」が重なっている形のロゴですが、上と下でカラーが逆になっています。これには「陰にも陽にも敵はいない」という趣旨が込められていると言われています。

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村上義清の家紋「丸に上の字」

村上義清の家紋と生涯|武田信玄を二度負かした戦国武将

家紋

武田信玄が二度も負けてしまった武将が村上義清です。家紋は「丸に上の字」というもので、村上の「上」をデザインしたものと思われます。

村上武吉の家紋「丸に上の字」

村上武吉の家紋「丸に上の字」を解説!村上水軍を率いて信長軍(九鬼嘉隆)と戦った戦国武将

村上武吉は、船に乗って戦う兵力である「水軍」を率いていました。家紋は先ほどの村上義清と同じく「丸に上の字」を使用しています。

これも村上の「上」の字であることから使用していたものと思われます。

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まとめ

文字をそのまま家紋にした「字紋」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

字紋は好みの漢字を使用したり、名字に含まれている文字を使用したりとバリエーションは非常に豊かなものでした。

戦国武将にも好まれていた人気の紋ですので、是非今回ご紹介した以外の紋についてもチェックしてみてくださいね。

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