カブ31品種ランキングまとめ紹介!美味しいのは色付き?丸い?長い?

かぶは、アブラナの一種で、青梗菜や白菜、キャベツなどの仲間になります。日本では古くから親しまれてきた野菜で春の七草のひとつでもあります。赤かぶ、白かぶ、大きいものから小さなものまでいろいろな品種があり、根だけではなく品種によっては葉も食べられるものもあります。

今回はカブの品種を31種まとめて人気ランキングにまとめました。

 

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かぶとはどんな野菜?

学名 Brassica campestris var.rapifera
分類 アブラナ科アブラナ属
原産地 中央アジア、ヨーロッパ西南部
別名 くくたち、かぶら、あこな、すずな
旬の時期
3月〜5月:千葉、埼玉
10月〜12月:青森

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かぶの品種ランキング31!美味しいカブをチェックしよう

 

もものすけ:色付きかぶ

もものすけの特徴・旬の時期まとめ|フルーツのように甘い「幻のサラダカブ」と呼ばれる色付きカブ

生食・サラダにむくよう品種改良されたサラダカブです。その為、大きさも比較的小さいカブです。味は、桃のように甘くフルーツのようと言われています。もものすけは赤かぶの1種で茎部分は切り込みの少ない楕円形をしており、葉はほぼ緑色です。手で茎部分の皮を剥けるのが最大の特徴です。

聖護院かぶ(聖護院かぶら):丸いかぶ

聖護院カブ(かぶら)の特徴・旬の時期まとめ|京の伝統野菜で日本一大きな丸いカブ

かぶの中で日本最大の大きさを誇る聖護院かぶは、直径は20cm以上にもなり重さは約4kgになります。かぶの淡白な味わいだけでなく特徴的な甘みがあり、歯切れが良いのも聖護院かぶならではです。どっぷりとした丸みと、艶やかな白い表皮の聖護院かぶらの美しさから畑の宝石とも称されています。

日野菜:色付きかぶ

日野菜(カブ)の特徴・旬の時期まとめ|独特の辛味と苦味が特徴!滋賀県の伝統野菜の色付きカブ

日野菜は大根の様な形状であることや、名前に「菜」が付くためカブと認知されにくいですがカブの1種です。根部分の太さが100円玉程とほっそりとしており、上部が赤紫色で下部が白色に色分けされているのが特徴です。茎部分や葉脈も鮮やかな赤紫色をしています。

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ルタバガ(スウェーデンかぶ、カブハボタン):色付きかぶ

ルタバガ(スウェーデンカブ、カブハボタン)の特徴・旬の時期まとめ|とても寒い地域で育つ色付きカブ

ルタバガの形状は一般的なカブと同じく、切れ込みのない細長い楕円形をしています。葉部分も一般的なカブと同じように食べることが出来ます。表皮の色は一般的に、葉部分から上部までが紫色~その下が黄緑色~下部分は黄色ですが紫色~白色のものもあるそうです。

サラダかぶ:丸いかぶ

サラダカブの特徴・旬の時期まとめ|生で美味しく食べられる丸いカブ

サラダかぶは名前の通り、サラダなどの生食でも食べやすい甘みと小ぶりなのが特徴的です。白色だけでなく赤色のかぶにもサラダカブの種類はあり、日本各地で様々な品種が栽培されています。近年人気の家庭菜園でも初心者によく選ばれていますよ。是非、自分好みのサラダかぶを見つけてくださいね。

あやめ雪かぶ:色付きかぶ

あやめ雪カブの特徴・旬の時期まとめ|紫と白のグラデーションが綺麗な色付きカブ

あやめ雪カブは、紫色~白色のグラデーションが美しい小カブです。根の部分はころんとした球になっており、葉も長く育ちます。肉質が緻密できめ細やく、甘いのにジューシーさがある味わいです。紫色の色がついている部分は、長時間煮込むと色落ちしてしまうので注意が必要です。

温海かぶ:色付きかぶ

温海カブの特徴・旬の時期まとめ|山形県の伝統野菜で暗紫色の皮が特徴的な色付きカブ

温海かぶは表皮が濃い赤紫色、中身は白色の赤カブの1つです。直径10cm程度の中カブ肉質はやや硬く引き締まっており、味わいは甘みの中に少し特有の辛味があります。温海かぶは焼畑農法で栽培されるのが通常なため、無農薬での栽培となり葉の部分に虫食いが多く見られることがあります。

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天王寺かぶ(天かぶ):丸いかぶ

天王寺カブ(天カブ)の特徴・旬の時期まとめ|なにわの伝統野菜と言われる丸いカブ

天王寺かぶは大カブの1つで、直径は約10cmもあり大きいです。また、丸みのある部分がやや平たくなっているのも特徴的です。葉は、切れ込みのある葉と丸葉の2つの系統があり柔らかくて風味が良いです。また茎の部分は肉質なのにほんのりと甘みがあり、生食の場合はぬるぬるとした食感です。

津田かぶ:色付きかぶ

津田カブの特徴・旬の時期まとめ|島根県の特産で「まが玉状」をした色付きカブ

津田かぶは、なんといっても形状に特徴があります。日本最古の歴史書「古事記」の舞台だった出雲地方から広く伝わる、日本神話に出てくる三種の神器の1つである「勾玉(まが玉)」に似た形状をしています。

暮坪かぶ:長いかぶ

暮坪カブの特徴・旬の時期まとめ|岩手県遠野市に伝わる「究極の薬味」と呼ばれた長いカブ

暮坪かぶは、グルメ漫画『美味しんぼ』でも紹介されたことのあるカブで「究極の薬味」として紹介されたことがあります。形状は一般的なカブと違い、長さが約20cm程度・直径は最大4cm程度の一見小さな青首大根のようにも見えるカブです。

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金沢青かぶ:丸いかぶ

金沢青カブの特徴・旬の時期まとめ|加賀の郷土料理「カブら寿司」でに使われる丸いカブ

大きさが直径約10cmほどになり、丸みのある部分が少し平べったい形をしています。重さの平均は500~600gで比較的大きいカブと言えます。表皮は青カブ特有の、緑色をしており先端部分が白くなっています。茎の部分の肉質はカブの中でも硬めで、歯ごたえがあるのが特徴的です。金沢青カブは品種改良もされており「百万石青首かぶ」というカブもあります。こちらは金沢青かぶに比べて、茎部分が柔らかく甘みがあります。

金町こかぶ:丸いかぶ

金町カブの特徴・旬の時期まとめ|江戸東京野菜のひとつ!きめ細かな肉質の丸いカブ

現在一般的に流通している小かぶ(ミニかぶ)の代表的な品種としても知られています。直径は約8cm程度とかぶの中でも小さいです。春に花芽が出にくい性質があり、春の栽培がしやすいことから家庭菜園でも人気の品種です。

耐病ひかり:丸いかぶ

耐病ひかりの特徴・旬の時期まとめ|純白でツヤのある肌が特徴の丸いカブ

かぶの中でも小かぶ(ミニかぶ)に分類されます。栽培過程において茎部分の太りが比較的早いので、栽培時の調整と収穫時期の調整によって、小中サイズ~中大サイズまで成長させることもできるそうです。

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黄かぶ(黄金かぶ):色付きかぶ

黄カブ(黄金カブ)の特徴・旬の時期まとめ|皮も果肉も黄色い西洋の色付きカブ

大きさは直径6~7cm程度と一般的な白色小カブと同じくらいで、形状も球形をしています。表皮は黄色・中身はクリーム色をしており、肉質はしっかりと硬めなため煮崩れしにくく煮物に大変適しています。味わいはほんのりと甘く、一般的なカブとは少し違った柔らかい風味なのでスープなどにも使われる事が多いです。

飛騨紅かぶ:色付きかぶ

飛騨紅カブの特徴・旬の時期まとめ|飛騨・美濃伝統野菜のひとつ!赤い中型の色付きカブ

飛騨紅かぶは名前の通り表皮が紅色をしており、直径が12~14cm程度の中カブの1種です。扁平な丸い形状をしており、重さは300~400gほどあります。

肉質はきめ細かくて柔らかく、緻密なのにほんのりと甘みがあります。中身は白色が基本ですが、時々芯の部分に紫赤色が入っていることもあります。葉も柔らかめなので食べやすく、飛騨紅かぶは丸ごとお漬物にされて食べられていることが多いです。

万木かぶ:色付きかぶ

万木カブの特徴・旬の時期まとめ|滋賀県を代表する皮が赤くて中が白い色付きカブ

万木かぶは表皮が鮮やかな紅色をしており、土の上より飛び出している部分だけでなく土の中に埋まっている根先部分まで真紅に染まります。直径10cmくらいの丸い形をしており、中身は白色・葉部分は淡い緑色をしています。肉質は程よい硬さがあるので歯ごたえが非常に良く、お漬物に最適です。

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寄居かぶ:丸いかぶ

寄居カブの特徴・旬の時期まとめ|新潟県の伝統野菜のひとつである丸いカブ

大きさはカブの種類の中でも中カブです。由来が天王寺かぶでないかと言われていることからも、茎部分の白く丸みが扁平形をしているのが特徴的です。家庭菜園などでは、寒さに強い上に春にも種蒔きも出来ることと、約1ヶ月半程度で収穫ができる早生かぶなため作りやすい品種とされています。

はくれい かぶ:丸いかぶ

はくれいの特徴・旬の時期まとめ|サラダカブの元祖と言われる生も美味しい丸いカブ

大きさは様々ありますが、はくれいは元祖サラダカブの品種であることから名前の通り、サラダに最適のカブです。かぶの茎部分は白く偏円形で大きく成長しても柔らかさがあり葉には毛がないので食べやすいです。

スワン かぶ:丸いかぶ

スワンの特徴・旬の時期まとめ|甘くてやわらかい形が綺麗な丸いカブ

スワンカブはなんと言っても成長でき次第、収穫が随時可能なところが特徴的です。その為、小~中大かぶにまですることもできます。小かぶの時期でも茎部分の形質が優れており育てやすいです。また中大かぶになるとやや偏円で尻づまりが良いと言われています。サラダカブなので茎部分は柔らかく、味わいはとても甘いです。

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伊予緋かぶ:色付きかぶ

伊予緋カブの特徴・旬の時期まとめ|江戸時代から栽培されている愛媛県の伝統的な色付きカブ

伊予緋かぶは、その名にあるように濃い紅色が特徴的なカブです。茎部分まで赤くなり、偏球形をしています。

伊予緋かぶの原種は、滋賀県日野市で栽培されている滋賀県の伝統野菜の1つである日野菜という赤カブとされていて、松山藩・二代藩主の蒲生忠知が日野からカブを取り寄せ栽培させたのが始まりと言われています。その後、松山藩主の手厚い保護と改良をされ続け、現在でも愛され続けている伊予緋かぶが栽培され続けています。

長崎赤かぶ:色付きかぶ

長崎赤カブの特徴・旬の時期まとめ|長崎伝統野菜!綺麗な赤紫色が特徴の色付きカブ

長崎赤かぶの大きさは中型で、根部分は光沢感のある紫赤~根先は白味の偏円形のカブです。中身は白色をしていて、肉質は柔らかく、独特の風味と香りが特徴的です。耐暑性があることと極早生なカブなので、栽培地域が拡大傾向にありますが、2月に入るとトウ立ちが始まりやすいので注意が必要です。

王滝かぶ:色付きかぶ

王滝カブの特徴・旬の時期まとめ|信州伝統野菜!王滝村で育てられる赤い色付きカブ

王滝かぶは、表皮が赤紫色をした赤カブの1種で、葉は太めで根が長円形・偏円形などをしています。様々な形状でも肉質は緻密で柔らかいのが特徴です。葉質が硬く小葉がよくつき、あまり高く伸びないことからも葉の部分も「すんき漬け」として食べられています。王滝かぶの遺伝的には、山形県の温海かぶと近縁とも言われています。

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北之庄菜:色付きかぶ

北之庄菜の特徴・旬の時期まとめ|近江八幡の伝統野菜!適度な甘味と辛味のある紫と白の色付きカブ

北之庄菜は、葉は緑色茎部分から根の地表に出ている部分までが赤紫色根部分が白色をしたグラデーションのあるカブです。北之庄菜は根の部分が小さな大根のような形をしており、直径は約3~4cm・長さは12cm前後で尻詰まりが良く下部に膨らみがあります。

平良かぶ:長いかぶ

平良カブの特徴・旬の時期まとめ|秋田県の特産品!パリパリの歯触りが漬物に適した長いカブ

平良かぶは、手のひらに乗るほどの大きさ細長い形状をした青首の長白カです。長さは約15cm程度・直径3cm程度で、明治時代頃から栽培されている在来種秋田の伝統野菜の1種でもあります。

みやま小かぶ:丸いかぶ

みやま小カブの特徴・旬の時期まとめ|金町こカブの改良種でもある丸いカブ

みやま小かぶは、やや扁平で艶っぽい白さの小かぶです。家庭菜園においても比較的玉割れが少なく豊円に育ちやすいと言われています。味わいは甘みだけでなく緻密な肉質なため、最高品質の小かぶと称されることもあります。みやま小かぶは、早生の金町小かぶと中生の樋の口かぶを自然交雑させてできた改良品種です。

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早生大かぶ:丸いかぶ

早生大カブの特徴・旬の時期まとめ|千枚漬に最適!甘くて大きいサイズの丸いカブ

大かぶとして知られています。茎部分は、純白で美しく緻密な肉質なのに繊維が少ないです。甘みにも富み歯切れのよさから千枚漬けに使用されることが多いかぶです。生食用にも千枚漬けようにも使用される早生大かぶは、見た目・生産品質の安定性・風味ともに極上と称されており、一般市場の需要も高いため広く流通しています。

CRもちばな:丸いかぶ

CRもちばなの特徴・旬の時期まとめ|純白な肌が特徴の甘くて美味しい丸いカブ

かぶの中でも、CRもちばなは小かぶです。茎部分は豊円で白く、玉の揃いが良いため家庭菜園でも重宝されています。味わいはかぶの甘みがあり、肉質は緻密で柔らかいです。葉の枚数は多くはありませんが、葉軸が太いため折れにくいため結束しやすいです。栽培時に発生しやすい根割れやひび割れも少ないことから、広く栽培されています。

戸矢かぶ:色付きかぶ

戸矢カブの特徴・旬の時期まとめ|佐賀県有田町の特産品!上半分が濃い赤色をした色付きカブ

戸矢かぶはソフトボールくらいの大きさをしており、表皮は根の上半分が赤紫色・下半分が白をしています。中身は白色をしていて、肉質は柔らかく歯ごたえがあり甘みがあります。横から見ると、根の部分がハートの形にも見えるキュートなカブですよ。

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本紅丸かぶ:色付きかぶ

本紅丸カブの特徴・旬の時期まとめ|根の皮から葉茎まで全体がきれいな紅色に染まる色付きカブ

本紅丸かぶは、直径が約10cm程度の偏円形をしていて表皮から葉部分・茎部分まで鮮やかな赤色が特徴的です。表皮はなめらかな触り心地で、中身は白色をしています。肉質は緻密で甘みがあり、酢漬け・塩漬けにすると全体が綺麗な赤色に漬かるため見た目にも美味しい赤カブです。

宝谷かぶ:長いかぶ

宝谷カブの特徴・旬の時期まとめ|山形県の特産品!生産量が限られた貴重な長いカブ

宝谷かぶは直径4~5cm・長さは20~25cm程度の青首の長カブです。根の中ほどで、少し折れ曲がっているのが特徴的です。

肉質は硬く少し繊維質で、生食の場合はすりおろすと強い辛味が味わえることから薬味として食べられています。加熱するとトロッとした食感になり独特の風味を味わえます。葉部分も煮ると、他のカブと異なり柔らかくなり食べやすくなります。宝谷かぶは、庄内の伝統野菜の1つとしても知られています。

矢越かぶ:長いかぶ

矢越カブの特徴・旬の時期まとめ|一度途絶えたものの奇跡の復活!岩手県の伝統的な長いカブ

矢越かぶは西洋ではルタバガとも呼ばれ果肉は鮮やかな山吹色をしており、寒さによって甘みが増し実が引き締まります。煮崩れしにくく貯蔵性に大変優れており、寒さに強いカブと言われています。食物繊維の含有量が非常に多いのに甘みも強いため食べやすく、ビタミンやミネラル類も豊富に含まれています。

病虫害にも強い品種なことから無農薬・有機栽培も可能で、大地の養分をたっぷり吸収し甘く育ちます。収穫後は、約10日間~2週間程度寝かし、風にさらしながら熟成させることで甘みや色身が増えます。

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