「よもぎ」は自生しているので自分で収穫することもできる植物ですが、生で食べることはできるのでしょうか?副作用や注意点はあるのでしょうか?また、その効能についても着目してみました。今回は、
- よもぎは生で食べられる?
- よもぎを食べ過ぎるとどうなる?
- よもぎ・よもぎ茶の効能/成分
- よもぎの副作用と注意点
- よもぎの食べ方/レシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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よもぎってどんな植物?
よもぎは強い香りと葉に生えた産毛が特徴の植物です。3〜5月の春の時期を旬としており、お団子に加工されることが多いですね。そのため、別名「モチグサ」とも言われています。
「ハーブの女王」と呼ばれるほど栄養価が高く、生活習慣病予防にも効果があります。よもぎは、大きなもだと1mほどにまで成長します。
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よもぎは生で食べられる?
よもぎは生で食べることができる植物です。よもぎを使った代表的なお菓子のよもぎ団子は、生のよもぎをすり潰して生地に練りこんでいますが、茹でるので一応加熱されています。
基本的には加熱した状態で食べるのが一般的ですが、味噌汁に入れる時など、火が通っていなくても食べることはできます◎
よもぎは食べ過ぎるとどうなる?
よもぎを食べ過ぎると体に害がでる、ということはありませんが、よもぎに含まれている 食物繊維が効きすぎることで消化不良を起こし、腹痛や下痢といった症状がでる ことはあります。
特に生のよもぎは加熱するよりも食物繊維がしっかりしているので、生食し過ぎた場合に起こり得る症状です。通常の量であれば体への影響はありませんので安心してください。
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よもぎに多く含まれる主な5つの栄養素
よもぎは意外にも栄養豊富で、鉄分に関しては牛レバーよりも豊富に含んでいると言われています。他にも、ビタミンA・ビタミンK・βカロテンなどのビタミン類や、食物繊維、カリウムなどのミネラル類などがたくさん詰まっているのでアンチエイジングや健康にも効果的な植物なのです。
また、よもぎの緑色を作っているのはクロロフィル(葉緑体)という成分で、抗がん作用や老化防止効果・貧血予防効果などもあります。
- クロロフィル:クロロフィルは、植物の緑色の色素で葉緑体と呼ばれており、二酸化炭素から酸素を作る役割の成分です。人間の健康の役割では、活性酸素を除去し、がんの発生を抑える他、血液の血栓の生成の抑制、コレステロールを低くする役割を持つ栄養素です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
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よもぎ・よもぎ茶の効能は?
よもぎは団子や料理に利用される他、よもぎ茶として飲まれています。よもぎやよもぎ茶は体に良い成分が豊富なので、このような効果を期待することができます。
癌
よもぎに含まれているクロロフィル(葉緑体)は、がん細胞を発生を防ぐ抗がん作用を持っています。また、βカロテンには古い細胞や血液を新しく生み出す働きがあるため、がん細胞を生まれにくくし、癌予防に効果がある栄養成分です。
白髪
βカロテンには、皮膚や髪の健康を維持する効果があるため、白髪にも効果があると言われています。よもぎを長年食べ続けている方は白髪が少ないという情報も◎ 髪だけではなく肌にもアプローチしてくれるので、美肌維持にも効果があります。
高血圧
よもぎに含まれるカリウムには、体内の余分な塩分を排出する働きがあるため、高血圧を予防することができます。高血圧状態が続くと、動脈硬化や脳卒中など大きな生活習慣病に繋がることもあります。高血圧は大病の元なので、予防することで健康を維持することができます。
アトピー
よもぎには抗炎症作用があるため、アトピー性皮膚炎に効果があるとされています。食べて口から摂取するだけではなく、入浴剤としてよもぎを利用し、アトピーを治療する方法もあります。よもぎには体を温める効果があるため、血行を良くすることで症状緩和が期待できます。
ダイエット
よもぎには利尿作用があり、体に蓄積された老廃物を排出する働きがあるため、デトックス効果やダイエット効果が期待できます。また、体を温める効果によって代謝が上がるので、燃焼しやすくなるのです。
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よもぎの副作用や注意点は?
よもぎには毒性はありませんが、体質によってはアレルギー反応のような副作用が出る場合もあります。食べるだけではなく、よもぎには「ヨモギ花粉症」と呼ばれる花粉症状もあります。
ヨモギ花粉症は、通常の花粉症のように目の痒み・鼻水・鼻づまりなどがあります。 ヨモギ花粉症ではなくても、食べることによってアレルギー反応が出る場合もある ので注意しましょう。
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よもぎの食べ方・おかずレシピ
よもぎは3〜5月の春の時期限定の植物です。「ハーブの女王」と呼ばれるほど栄養価が高いので、家庭でよもぎ料理を作ってみませんか?手軽に出来る食べ方をご紹介します。
天ぷら
よもぎをよく洗い、天ぷら粉を付けてサッと揚げるとヨモギの天ぷらになります◎ 特有の風味が後引く美味しさで、ヨモギの味を楽しむためにシンプルに塩を付けて食べるのがオススメです。お蕎麦やうどんのお供に、春の味わいをプラスしてみません?
おひたし
引用:twitter
よもぎはおひたしにすると、香りも美味しい副菜に◎ お好みですり胡麻と和えてみてください。さっと茹でて和えるだけなので簡単に作ることができますよ。
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まとめ
「よもぎは生食できる?副作用や効能は?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- よもぎは生で食べることができる植物!基本は加熱調理◎
- よもぎに含まれる成分により、癌・高血圧・アトピー・ダイエット・白髪など様々な効果が期待できる
ヨモギはよもぎ団子として食べるのが定番ですが、実は薬として利用されているほど栄養成分の豊富な植物でした。市販のお団子も良いですが、自家製団子は香りや味が強くて美味しいので、是非旬の時期に挑戦してみてくださいね。
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