和食に欠かせない漬物。梅干し、浅漬け、糠漬けなど、一つに漬物と言っても様々な種類があり、昔から日本人には欠かせない保存食にもなっています。
近頃では減塩食品がたくさん出回り、漬物も○%減塩などという商品をよく目にするようになりました。それだけ塩分に気をつけている方が増えたということですね。今回は、
- 漬物が体にどんな影響があるのか
- 漬物の塩分を気にしずに食べる方法
これらのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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漬物を食べ過ぎるとどうなる?
漬物は塩分濃度を高くすることで、保存食として昔から大切にされてきました。そのため塩気が強く、漬物を食べすぎると塩分の取り過ぎになってしまいます。
そして漬物を食べ過ぎるとその塩分量が原因になり、むくみや下痢、高血圧などの身体の不調につながります。では漬物を食べすぎてしまった時の漬物が身体に及ぼす影響をご紹介していきます。
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むくみ
塩分をたくさん取りすぎると、体がその塩分を薄めようとうとします。その為、体は体内に水分を溜め込もうとし、それがむくみの原因になります。
例えば、漬物の中にも塩分量が高いものと低いものがあります。塩分量を調節するためには食べる量を調節することも重要¥ですが、塩分量が低い漬物を選ぶのも一つのむくみ対策になるでしょう。
下痢
下痢など胃腸の調子が悪い時には、漬物は控えましょう。 漬物には、香辛料や酢の使用、また塩分が多く利用されている為、消化に負担 をかけてしまいます。
例えば、漬物の代わりにほうれん草の煮浸しやカボチャの煮物などがおすすめです。繊維質の少ない青菜やにんじんじゃがいもなどの副菜を取り入れた食事をお勧めします。
高血圧・太る
塩気の強い食べ物や普段から塩辛いものが好きな方は高血圧や太る原因にるので注意が必要です。漬物も毎日食べ過ぎると塩分過多で病気の原因にもなります。塩分を過剰に取りすぎる生活が続くと血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えます。
その結果、体内を循環する血液量が増し高血圧につながります。また、フライドポテトやラーメン、ピザなどといった高カロリーなどの依存性の高い食べ物は塩分量が多く、食欲が増してしまします。
塩気が強いものが好きで漬物を毎日たくさん食べ過ぎる方は、高血圧から起こる合併症などのリスクも高まりますので注意しましょう。
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漬物の適切な摂取量
一日の塩分摂取量は10g
厚生労働省では、 1日の1人当たりの塩の目標摂取量を10g以下 としています。 朝昼晩、食事をすると、1食分は約3gの摂取量になります。
例えば、ぬか漬けに含まれる食塩はきゅうり3切れ(15g)で0.8g、だいこん3切(30g)で1.1g、なす3切(15g)で0.4gになります。
ぬか漬けのみで計算した塩分摂取量には問題ありませんが、他の主食や副菜の塩分を含めると適正量を超えてしまう可能があるので注意しましょう。
少しづつ食べて塩分の計算を
つい漬物を食べすぎてしまう方は、少量ずつ食べて塩分量をチェックしましょう。漬物の種類によって塩分量は様々です。
特に漬物の中でも「ぬかみそ漬け」「ザーサイ」「松前漬け」「福神漬け」は塩分量が多いので注意しましょう。
漬物を毎日食べて得るメリットは?
減塩を気にされる方が多くなった今日、塩分量が高いと敬遠されがちな漬物ですが、その反対に私たちの体にどんなメリットをもたらしてくれるのか見ていきましょう。
近頃では、手軽にぬか床が作れるキットがたくさん出回り、自宅で美味しいぬか漬けが作れる様になりました。そのぬか漬けには体に嬉しい効果がつくさん詰まっています。
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ビタミンB群の効果
ぬか床の材料である「米ぬか」にはビタミンB群がたくさん含まれています。ビタミンB群は、エネルギーを作り出すのに大切な栄養素です。
ビタミンB群が欠乏すると疲労感、倦怠感、頭痛など様々な体の不調を引き起こします。ぬか床自体を食べることはできませんが、栄養がたっぷり含まれたぬか床に漬かった野菜を食べることによってビタミンB群を豊富に摂取することができます。
乳酸菌の効果
「米ぬか」にはたくさんの乳酸菌が繁殖しており、そこへきゅうりや大根、人参などを漬け込むこと乳酸発酵します。そしてそのぬか漬けを食べることによって乳酸菌と一緒に乳酸菌のエサとなっている食物繊維を同時し摂取することができます。
これによって腸内の善玉菌の繁殖を助けられ、腸内環境の改善やお通じ改善、成長作用など健康効果を得られます。
詳しくはこの記事をチェック!
塩分控えめの漬物レシピ
減塩で作られた漬物をスーパーなどで手軽に手に入る様になりましたが、自分で漬物を作ることによって減塩に努めることもできます。漬けるだけであっという間にご飯のお供ができ、減塩された体にもメリットがいっぱいの漬物を作ってみましょう。
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塩を使わずお酢を使う
塩の代用になるのが「お酢」です。塩の代わりにお酢で塩気をカバーすることができます。さらにお酢は食後の血糖値上昇の抑制や、血圧低下、疲労回復など身体に期待できるメリットがたくさんあります。
お酢に加え風味を出すために刻み昆布や鷹の爪、ゆずの皮やごまを使って漬けておくなどの工夫をすると塩を使わず旨味を出すこともできます。
詳しくはこの記事をチェック!
浅漬けにする
浅漬にして漬ける時間を短くすれば減塩することができます。また浅漬の漬ける液自体も塩分を控えめにしたり、胡麻油や生姜、大葉などの香りが良いものを一緒に漬けるなどの工夫により塩分が低くても美味しい浅漬を作ることができます。
まとめ
この記事をまとめると
- 漬物の塩分量の摂りすぎは、むくみや下痢・高血圧など身体にデメリットとなる
- 塩分が気になる場合は減塩商品を選ぶ!
塩分を気にすることなく漬物を美味しくいただいて健康になりましょう!
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