寝る前に砂糖を摂取すると危険!?就寝前に食べてもよい食品・ダメな食品について

皆さんは寝る前に甘いものを食べていませんか?お風呂上がりにアイスクリームを食べたり、夜のリラックスタイムのためにお昼に買っておいたケーキを食べたりなど寝る前に甘いものを食べる習慣がある人も少なくないはずです。

ですがその習慣、実は体に悪影響を及ぼしているかもしれませんよ今回の記事では寝る前に砂糖などの糖質を摂取した場合に起こる影響はどのようなものがあるのか、寝る前に食べない方がいい食品について紹介していきたいと思います。 

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睡眠と糖質の関係とは?

糖質は交感神経を優位にしやすい

実は糖質には交感神経の興奮を促進させる効果があることが分かっています。交感神経と言うと活動性を上げるための自律神経です。その反対の作用を持つ神経には副交感神経というものがあります。私たちの体は砂糖を摂取することで活動意欲が湧き、体をどんどん動かそうと脳が働きかけるようにできているのです。

このことから睡眠前に糖質を取ってしまうと、せっかく眠りにつこうとしているリラックスモードに入った体を活動モードに切り替えようとしてしまい、 入眠しづらくしてしまうのです。

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寝ている間に交感神経が働くと睡眠時無呼吸症候群に

寝る前に交感神経が働いてしまうと、入眠しづらくなるだけでなく睡眠時無呼吸症候群を引き起こすとも言われています。睡眠時無呼吸症候群という名前は皆さんも一度は聞いたことあるのではないでしょうか?

睡眠時無呼吸症候群とは、文字通り寝ている間に何回も呼吸が止まってしまう病気のことを言います。睡眠中に平均して約1時間に5回以上の10秒以上の呼吸停止が見られます。 睡眠時無呼吸症候群というのは、実はかなり怖い病気であり、高血圧や心不全、脳卒中、不整脈、突然死などの原因になると言われています。 

寝る前に砂糖などの糖質をとるというのは、体に様々な悪影響を及ぼしてしまう危険性があるということをご理解いただけたでしょうか。普段何気ない行動が、生活の質を低下させている原因になっているかもしれませんので一度振り返ってみると良いでしょう。

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寝る前に食べない方が良い食品

ここまで糖質と睡眠の関係性について紹介してきました。では実際に寝る前に食べない方が良い食品について次の項目では紹介していきます。 

甘い洋菓子

寝る前に一番避けた方が良い食品というのが、甘い洋菓子です。洋菓子は和菓子に比べて脂質と糖質が多い傾向にあります。 たくさんの砂糖、牛乳や生クリーム、バターなどの乳脂肪分を多く含むお菓子を寝る前に食べてしまうと、血糖値を急激に上げてしまい睡眠の質を低下させます。 

寝る前に洋菓子のような高いカロリーを保つ食品を食べてしまうと、体の中にエネルギーが余ってしまうので、脂肪に蓄えられやすくなり肥満にもつながる可能性があります。様々な理由から甘いお菓子は寝る前に食べるのは控えたほうが良いのです。 

アイスクリーム

お風呂上がりにアイスクリームを食べている方はいませんか?体がポカポカになっている時に冷たいアイスクリームはとても美味しく感じますよね。ですがアイスクリームも寝る前にあまりおすすめしない食品です。

アイスクリームは冷たい状態で食べる食品です。私たちの口の中にある味を感じる細胞は、実は冷たいものの味を感じにくいという特性があります。なのでアイスクリームが甘く感じるということは、それくらいたくさんの甘味料が含まれているということになるのです。 

ものによってはアイスクリームにもたくさんの乳脂肪分が含まれているものがありますので、カロリーも高くなりやすい傾向にあります。

アブラナ科の野菜

野菜なら寝る前に食べても脂肪になりにくいのでは?と感じる方も多いと思います。ですが野菜の中でも寝る前に食べるのをお勧めできない種類もあります。それがアブラナ科の野菜です。アブラナ科の野菜はブロッコリーやキャベツ、レタス、白菜などです。アブラナ科の野菜は他の野菜に比べて食物繊維が豊富に含まれており、消化に時間のかかる食品です。アブラナ科の野菜の他にもごぼうなどの根菜類も比較的消化時間が長いので控えるようにしましょう。 

赤身肉、チーズ、加工肉などの脂質が多い食品

赤身肉やチーズ、ハムやベーコンなどの加工肉は脂質や塩分が高い食品です。こういった食品も寝る前に食べてしまうと睡眠の質を下げてしまう可能性があります。特に脂質の多い食品は消化に時間がかかる傾向にありますので、控えたほうが良いと言えます。

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睡眠の質をあげるポイントは?

寝る直前に食事をしない

睡眠の質をより高めるには少なくとも寝る2時間前には食事を終わらせるようにしなければなりません。食後の人間の体は食べたものを消化するためにエネルギーを使います。寝る前に食事を取ってしまうと、体が消化モードに入ったまま寝ることになり、寝ている状態でもエネルギーを使い続けてしまうので睡眠の質が大きく低下することになります。 

寝ても寝ても疲れが取れないという場合というのは、もしかしたら寝る前の食事が原因かもしれませんので、そういう時は昨日の夜の食事や寝る前に何か口にしていないか振り返ってみると良いでしょう。 

空腹で眠れない時はこうしよう

寝る前に食事をしない方が良いとはいうものの、どうしてもお腹が空いてしまい眠れない時もありますよね。次はそんなときにオススメな食品について紹介していきます。 

〇ホットミルクを飲む

もし寝る前にお腹がすいて眠れなくなってしまったら牛乳をあたためただけの「ホットミルク」がおすすめです。牛乳にはトリプトファンと呼ばれる睡眠の質を高めてくれる成分が含まれています。

トリプトファンは摂取すると、私たちの脳内で働くセロトニンというホルモンの材料になります。セロトニンは別名幸せホルモンとも言われており、分泌されることで幸福感やリラックス感を作り出します。セロトニンの働きはそれだけではなく、日中に分泌されることで夜になるとメラトニンという入眠を促してくれるホルモンに変化してくれるので睡眠の質を上げることになります。

〇ヘルシーなスープ

ホットミルク以外にもヘルシーなスープを飲むと良いでしょう。スープの中でもコンソメスープや、味噌汁などがおすすめです。スープに具材を入れるなら、ワカメや豆腐などの消化の時間が短い食品を具材として選ぶようにしましょう。 

寝る前に温かいスープを体に入れることによって、体温を上げることができます。寝る前に体温を上げておくというのは非常に大切で、床に就くまでに体温が高くなっていればいる程入眠しやすいと言われています。

スープを飲むことでお腹を満たせるだけでなく、入眠までの時間をスムーズに出来るので一石二鳥になります。 

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まとめ

この記事をまとめると

  • 睡眠前に甘いものを食べてしまうと睡眠の質を低下させる原因になる!
  • 糖質は脳を興奮させ、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性がある!
  • 糖質以外にも消化の時間のかかる食品や脂質がたくさん含まれている食品は寝る前に向かない!
  • 寝る前にお腹を満たすならホットミルクやスープを飲もう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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