旬のたけのこおススメランキング11種類まとめ!美味しいのはどれ?アクが強めの品種?加工品向け品種?

タケノコといえば、和食に欠かせない食材です。カロリーは少なく、アミノ酸や食物繊維が豊富に含まれた野菜です。タケノコといっても様々な品種があることをご存じでしょうか。すべての品種ではありませんが、人気のタケノコを11種類まとめました!

タケノコってどんな野菜?

タケノコは竹の芽の部分です。竹はいくつかの種類がありますが、すべての丈の芽の総称をタケノコとして使われています。

タケノコは一旬(10日ほど)で竹に生長してしまいます。食べられる時期もほんの一瞬です。掘りたてのタケノコはえぐみもなく、生のままお刺身として食べられますが時間が経つにつれてえぐみがでてきます。

今回はおすすめのタケノコを11品種、人気ランキング順にまとめました。自分にぴったりのタケノコを見つけてくださいね(^^♪

分類 イネ科タケ亜科タケ類
原産地 日本や中国など
分類 アクが強いもの:3品種
アクが少ないもの:7品種
加工して食べるもの:1品種
英語だと bambooshoot

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タケノコの主な生産地ランキング

一般的には九州、西日本の暖地で2月下旬頃より5月下旬頃まで各地で栽培されます。

順位 都道府県 収穫量 割合
1位 福岡県 6,199.1t 24.40%
2位 鹿児島県 6,087.5t 24.00%
3位 熊本県 3,089.3t 12.20%
4位 京都府 2,281.2t 9.00%
5位 香川県 1,104.2t 4.40%

美味しい!旬の鮮度の良いタケノコの見分け方4つのポイント

  1. 形がずんぐりとしていて重さがあるもの

    タケノコを見たときにボテっと太さがありずんぐりとしたものを選びましょう。よく太っているタケノコは栄養が行き届いていているので柔らかく、おいしいです。重たい方が水分をたっぷり含んでいるため新鮮なタケノコです。
  2. 皮にツヤがありみずみずしいもの

    全体的に皮が薄く、つやがあるものが良いです。売っている状態によっては土がついている場合がありますが、土がついている場合は「土が湿っているもの」を選ぶとより新鮮なタケノコです。
  3. 身の部分が白いもの

    白くてみずみずしいものがより新鮮です。
  4. 先端が黄色のもの

    タケノコの先端は若いものほど黄色い状態となっています。先端が黄色いものが新鮮なタケノコの基準とされています。

タケノコの人気品種ランキング11種類

孟宗竹

孟宗竹の特徴・旬の時期まとめ|アクが強い国内産たけのこの代表種 種類  アクが強いたけのこ  旬の時期 3月〜5月

孟宗竹は中国江南地方原産で、日本には江戸時代初期に広まったとされているたけのこです。たけのことして代表的な品種で、直径10〜15cmと太くどっしりとしていて、茶色の革にはうぶ毛が生えているのが特徴です。

アクが強いので下茹でするアク抜きは必須ですが、厚みがあり食感は柔らかく、様々な料理に活用されます。

たけのことして収穫しない場合、「竹」としてぐんぐん育っていきますが、孟宗竹は日本にある竹の中でも最大級の竹で、高さ25mにまで成長します。

まだけ アクが強いもの

まだけの特徴・旬の時期まとめ|やや細身でアクが強いたけのこ 種類  アクが強いたけのこ  旬の時期 5月〜6月上旬

まだけは、時間が経つとえぐみが強くなることから別名「苦竹(にがたけ)」とも呼ばれ、一般的なたけのこよりもやや細身で産毛が無いのが特徴です。一般的なたけのこは皮の表面に硬めの産毛が生えています。

皮の表面は茶色ベースで、特有の黒い斑点模様があります。収穫時期を過ぎてしまうとえぐみが強くなるのでアク抜き必須となりますが、新鮮なまだけは生のままお刺身として食べられるほど柔らかく甘みもあります

また、太い方が美味しいと言われています。味はしっかりとしていますが、アクやえぐみはたけのこの中では強い方です。

四方竹 アクが強いもの

四方竹の特徴・旬の時期まとめ|高知で秋に旬を迎えるアクの強いたけのこ 種類  アクが強いたけのこ  旬の時期 10月上旬〜11月上旬

四方竹は、たけのこの中では珍しい秋に収穫されるもので、高知県をメインに生産されている品種です。切り口が四角い形をしていることから「四方竹」と呼ばれるようになりました。

原産は中国南部で、日本へは明治10年頃に高知県に入ってきたと言われています。

特徴として、収穫するとすぐにアクができ始めることや、皮を剥くと紫色に変色してしまうといった難点があり、これまであまり高知県外に出荷されることはありませんでしが、最近では保存方法も改良され、水煮にすることで県外への出荷も増えてきたそうです。



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大名たけのこ(寒山竹)

大名たけのこ(寒山竹)の特徴・旬の時期まとめ|生で食べられるほどアクの少ない鹿児島の高級たけのこ 種類  アクが少ないたけのこ  旬の時期 5月〜6月

大名たけのこは、かつては「薩摩の国の殿様しか口に出来ない」と言われてきた鹿児島県の名産物です。たけのこは基本的にアクが強い野菜でアク抜きが必須となりますが、大名たけのこはアクが少なく、生でも食べることのできる品種です。

流通量は少なく足が早く日持ちしないのでなかなか手に入れることが難しいたけのこで、シュッとした細身をしています。

ねまがりたけ(姫竹)

ねまがりたけ(姫竹)の特徴・旬の時期まとめ|細くて小さいアクの少ないたけのこ 種類  アクが少ないたけのこ  旬の時期 5月中旬〜6月下旬

ねまがりたけは、竹ではなく笹の若い芽なので通常のたけのこよりも細くて小さいサイズです。中は白くやや肉厚で、中の節ごとの空洞が狭いのが特徴です。

アクが少ないので生のままでもえぐみがあまりなく、良い香りで歯触りも良好です。

ねまがりたけは信越や東北など雪の多い地域で育つ品種で、地上の芽を出し始めると雪の重みで根元が曲がることから「根曲竹」と名付けられました。

また、山陰地方では別名「姫竹」とも呼ばれています。また、山形県では月山地域で採れることから「月山竹」や「月山筍」とも呼ばれています。

淡竹

淡竹の特徴・旬の時期まとめ|甘みや苦味、アクも少ない生でも食べられるたけのこ 種類  アクが少ないたけのこ  旬の時期 5月中旬〜6月下旬

淡竹は中国原産の竹で、皮の表面にうぶ毛がなくつるんとしているのが特徴です。やや細くシュッとしていて、アクが少ないので生のままでも食べることができる品種です。

皮の色も特徴の一つで、一般的なたけのことは異なり赤茶色のような色をしています。長さは30〜40cmとおおぶりで、地上に伸びているので引っこ抜くようにして収穫します。通常のたけのこは地中に埋まっているのを掘り起こしますが、淡竹は収穫の仕方も異なっています。

アクが少ないのでアク抜きせずに食べることができ、苦味や甘みも少ないタイプです。香りも通常のものより控えめです。

歯ごたえがあり、みずみずしいので色々な料理に活用できるたけのこです。

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京たけのこ

京たけのこの特徴・旬の時期まとめ|肉厚でやわらかいアクの少ない京都産たけのこ 種類  アクが少ないたけのこ  旬の時期 3月中旬〜5月上旬

京たけのこは、食用たけのこの代表でもある「孟宗竹」という品種を使い、独特な栽培方法によって作られます。特徴は、肉厚でありながら柔らかい歯ごたえ・えぐみの元であるアクの少なさ・白い色・特有の甘み・上品な味わいです。

別名で「白子たけのこ」と呼ばれることもあり、中身は綺麗な白色で、アクが少ないため生のまま薄くスライスしてお刺身としても食べることができる品種です。良質な味に加えて京たけのこは栄養価が高いことも特徴で、たんぱく質やミネラル、食物繊維を豊富に含んでおり、栄養面にも優れています。

土から顔を出したたけのこが空気に触れると乾燥して旨み成分が落ちてしまうため、京たけのこの収穫は日の出る前の早朝に行われているところもポイントです。一般的な市場への出荷に加え、高級料亭でも取り扱いのあるたけのこです。

白子筍

白子筍の特徴・旬の時期まとめ|京都府南部で生産されているアクの少ないブランドたけのこ 種類  アクが少ないたけのこ  旬の時期 3月中旬〜5月上旬

白子たけのこは、たけのこの中でも最高級とされる品種で、京都府のブランド野菜でもあります。その名前からもわかる通り皮が白いことが特徴で、えぐみとなるアクが少なく味も良好な日本一のたけのこです。

極上の甘み・旨み・柔らかさ・クリーミーさを兼ね備える味の良さで、そのまま生で食べることもできるのです。それほど質の良いたけのこを作るために、栽培方法に手間をかけています。春に収穫される白子たけのこは、夏の時期に良質なたけのこを生みそうな竹だけを残し、残りの竹は全て切り捨ててしまいます。こうして竹と竹との間にスペースができることによって育てたい竹だけに栄養分を送ることができ、より質の良い白子たけのこができあがるのです。

白子たけのこは皮の色が白いことが特徴ですが、これはたけのこが地中に埋まっている時に掘り起こして収穫するため、日に当たらず日焼けをしていないからなのです。地中から掘り起こすのは全て手作業になるため、手間と時間をたっぷりかけられたたけのこなのです。

緑竹

緑竹の特徴・旬の時期まとめ|台湾原産のアクが少ない南国タケノコ 種類  アクが少ないたけのこ  旬の時期 7月下旬〜9月上旬

緑竹は台湾が原産の南国たけのこで、アクが少ないタイプの品種です。台湾では一般的に流通しており、日本でも九州地方を中心に栽培が行われていますが、あまり流通していないたけのこです。

どっしりと大きくならないタイプで、付け根が太いのに反し穂先にかけてスッと細くなっているのが特徴です。通常のたけのこは断面に隙間の層がありますが、緑竹は中の空洞が無くぎっしりと詰まっていることも特徴的です。

たけのこは春に収穫される春野菜ですが、緑竹の場合、夏に収穫する夏野菜であることが一般的なたけのことの大きな違いです。

アク抜きが必要ないほどアクが少なく、食感は柔らかく甘みも強いため、新鮮なものは生で食べることもできます。

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布袋竹

布袋竹の特徴・旬の時期まとめ|歯ごたえのよいアクが少ないたけのこ 種類  アクが少ないたけのこ  旬の時期 4月下旬〜5月上旬

布袋竹は、直径2〜5cm・長さ5〜12cmの細身で小さなたけのこで、表面はたけのこ特有の産毛がなくツルツルとしているのが特徴です。

原産国は中国で、日本や台湾、ベトナムでも自生しています。アクが少ないのでしっかりアク抜きをする必要がないので下処理が便利な上、歯ごたえや味もよい品種です。通常のたけのこは地中に埋まっており、それを掘り起こすことで収穫しますが、布袋竹の場合、地上に生えているのをポキっと折るだけなので収穫のしやすさもポイントです。

国内の生産地でもある鹿児島県では、布袋竹を「こさんだけ(小桟竹・五三竹・虎山竹など、他にもいろいろな字が当てられる)」と呼んだり、奄美大島では「くさんでー」や「だーな」と呼んだりします。また、竹としては乾燥すると折れにくく斜めの部分が握りやすいため、釣竿の竿として加工されることもあります。

麻竹 加工して食べるもの

布袋竹の特徴・旬の時期まとめ|歯ごたえのよいアクが少ないたけのこ 種類  加工して食べるたけのこ  旬の時期 7月〜10月

麻竹は、中国南部地域で栽培されているたけのこです。通常のたけのこのように生で市場に出回ることはあまりなく、主にメンマへの加工用として扱われています。やや細身で皮は茶色く、濃い茶色とのまだら模様になっています。たけのこと言うと25cm前後で掘り起こすのが基本ですが、麻竹の場合だいたい120cmまで伸ばします。メンマになるまでの流れとしては、刈り取ったら皮を剥き、節の部分である硬いところを切り落として輪切りにします。

大きな釜で1時間〜1時間半よく茹でたら、なんと「1ヶ月以上も自然発酵」するのです。麻竹は天然の甘さと酸味を持っていて。その2つが違いに反応することで完全殺菌されるのです。約1ヶ月かけて発酵が完了したら、次は3〜4日天日干しをします。その後適度な大きさにカットし、ようやく完成となるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?タケノコの11品種をランキングで紹介しました。タケノコでもこれだけの種類があるのは驚きです。お好みのタケノコは見つかりましたでしょうか。

ここに掲載した以外の品種もぜひ探してみてくださいね!

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