「すだち」は爽やかな味わいが特徴の柑橘類ですが、そのまま食べられる使い道やレシピに着目してみました。すだちは夏から秋にかけた時期を旬とする季節の食材なので、年に1度の機会に存分に堪能したいものです。今回は、
- すだちの栄養素・効能
- すだちはそのまま食べられる?
- すだちをそのまま食べるレシピ
- すだちの保存方法
- 大量消費できるすだちの使い道
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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すだちってどんな果物?
すだちは日本の徳島県原産の果物です。柑橘類に分類され、爽やかな香りと酸味ある味わいが特徴です。徳島県では江戸時代からすだちを食用の果物として栽培していました。
すだちにはカリウムが含まれており、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。皮は緑色で、果肉は淡い黄緑色をしているのが特徴です。すだちの全国生産量の約9割を徳島県産が占めています。
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栄養素
すだちには、強い抗酸化作用で免疫力をアップさせるビタミンC、酸っぱい味の元であるクエン酸が含まれています。また、小さいながらもカリウムとカルシウムはレモンの2.5倍も含んでいます。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
効果効能
すだちには、免疫力を高めるビタミンCとクエン酸による多数の効能が見られます。体の老化を防止する効果もあるので、アンチエイジングにもオススメです。
- 疲労回復
- 老化の抑制
- ストレス軽減
- 高血圧予防・改善
- 美肌効果
- 免疫力アップ/風邪予防
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かぼすとの違い
すだちは日本の徳島県原産の果実ですが、かぼすは外国産です。ヒマラヤ地方が原産地とされ、日本には江戸時代初期に中国から伝来し、医療用として用いられていました。
どこが違うの?と思われがちですが、一番の違いは大きさです。すだちはゴルフボールほどのサイズなのに対し、かぼすはテニスボールサイズと、大小の違いがあります。
詳しくはこの記事をチェック!
すだちはそのまま食べられる?
「すだち蕎麦」など、すだちを使った料理は輪切りのすだちを使っているものが多いですが、「すだちは皮もまるごと食べることができます」!
調理前によく洗う必要がありますが、それでも皮に付着している農薬が心配な方は、無農薬で有機栽培すだちを使いましょう。皮も爽やかな味がするので、薄く輪切りにすると美味しく食べやすくいただくことができます。
詳しくはこの記事をチェック!
すだちをそのまま食べるレシピは?
すだちをそのまま食べるオススメレシピはこちらです。すだちにはビタミンCやクエン酸・ビタミンAといった栄養分が豊富に含まれているので、エキスだけではなく皮や果肉も食べることでより効果を得ることができますよ。
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すだち蕎麦
すだちと言えばやっぱりすだち蕎麦が有名ですね。すだちは徳島県を原産とする果実で、全国生産量の約9割を徳島県が占めていますが、すだち蕎麦は全国的に人気なすだち料理です。
すだちのエキスが汁に溶け出し、口に入れると爽やかな味わいが広がります。できるだけ薄切りの輪切りにすることで、皮も気にせずまるごと食べることができます◎
すだちの保存方法は?
すだちはどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
常温保存
すだちは常温保存で約2週間日持ちします。保存の際は乾燥から守るために紙に包むと良いです◎特に冬場は乾燥しやすいので、むき出しで置いておくと乾いて萎んでしまうので注意です。
冷蔵保存
すだちは冷蔵保存で約1ヶ月日持ちします。冷蔵する場合も紙に包み、更に密閉袋に入れるとより長持ちします。使いかけのすだちは断面にぴったりラップをかけ、2〜3日で使いきりましょう。
冷凍保存
すだちは丸ごと冷凍することで約3ヶ月日持ちします。この場合もラップ+密閉袋の方法で冷凍しましょう。使う時は自然解凍で時間をかけて解凍します。
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すだちを大量消費!おすすめの使い道
すだちを大量消費したい!そんな時にはこちらの使い道がオススメです。すだちの時期は夏〜秋で期間限定。そのまま食べるの方法ではすぐに消費できない時や、大量に消費したい時に作ってみましょう。
はちみつジュース
すだちに含まれるビタミンC・クエン酸など栄養エキスをたっぷり絞ったすだちジュース。さっぱりした味わいで、はちみつを入れるとほのかに甘くなって美味しいですよ◎
- 氷を入れたグラスに冷水を150ml入れ、すだちを2個分絞る
- はちみつを大さじ1杯加えてよく混ぜる
- 輪切りにしたすだちをグラスに入れたら完成!
すだちが出回る時期はまだまだ暑いので、そんな時にもぴったりな爽やかドリンクです。
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失敗しない!冷凍すだちでシロップに
引用:cookpad
すだちは冷凍保存することも可能です。一度冷凍したすだちからはエキスが出やすくなっているので、シロップに加工すると長期間楽しむことができます。
作り方は梅シロップの作り方と同じです。「冷凍→氷砂糖とすだちを容器に入れて漬ける」この2ステップだけなので、失敗せずに作ることができます。できあがったシロップは、炭酸水と割ったりお湯で割ったり色々な飲み方を楽しめます。
まとめ
「すだちは皮ごと食べられる!」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- すだちにはビタミンC・クエン酸・ビタミンAなど栄養が豊富に含まれている
- 皮ごと食べる場合は、無農薬で有機栽培されたものがオススメ
- すぐに消費しない場合は冷凍保存も◎大量消費にはシロップでジュースも
すだちは徳島県原産の日本の果実なので、旬の時期には是非一度すだち蕎麦やジュースなので季節の味わいを楽しんでみてくださいね。
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