すだちの味ってどんな味?かぼすとの違いは?皮まで食べられるの?

これからの夏になると爽やかなすだちを使った料理が食べたくなりますよね。料理の付け合せや風味付けに使われることが多いすだちですが、似たようなものにかぼすという果物もあります。実はすだちはとても似ている果物がたくさんあるんですよね。

そんなすだちはどんな味なのかを皆さんは答えることができますか?

今回の記事では、

  • すだちとはどんな果物?
  • すだちの味は?
  • かぼすとの違い
  • すだちの栄養素
  • 皮まで食べた方がいいの?

これらについて解説していきたいと思います。

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すだちとは

すだちはゆずと特徴がそっくりな柑橘類で、ミカン科ミカン属の果物です。一個あたりの大きさが40gとかなり小ぶりなサイズの柑橘類です。おおよその大きさで言うと卓球のボールか、ゴルフボールくらいの大きさですね。

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すだちの味は?

しかし小さいながらも、しっかりとした風味をもっており、香りを楽しむ際はすだちが一番とも言われています。昔からその果汁をお酢として使用されていたことから、酢橘とも呼ばれていました。すだちは一年中出回っていますが、一番の旬の時期は9月~10月です。

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かぼすとは違うもの?

 かぼすもすだちと同じく柚子と非常に似た柑橘類と言われており、すだちよりも「一回り大きい」という特徴があります。酸味や味がすだちよりも強く、調理に果汁を使うだけでなく直接食べるのにも向いています。

だいたい一個あたりの重さが140gほどの、テニスボールくらいの大きさです。日本ではほとんどのかぼすが大分県で栽培されており、地元の方では食卓に毎日かぼすが出てくるいうこともあるようです。一年中市場に出回っていますが、旬は9~10月頃で一番多く出回り、2~5月が一番少なくなります。

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すだちとかぼすの使い分け

すだちとかぼすも非常にそっくりな柑橘類ですが、先ほどの説明でも申し上げた通り、爽やかな風味や香りを楽しむなら「すだち」が良く、爽やかな酸味がしっかりした味を味わいたいなら「かぼす」がおすすめ、というようなそれぞれが持った特徴があります。

すだちはその優秀な香りを生かして、お吸い物や揚げ物などに絞って使われることが多いです。一方でかぼすはすだちに比べて香りはやや劣りますが、味は人気があります。かぼすの方がスッキリとした酸味があり、大きな実に含まれる果汁や果肉をそのまま料理に生かしたりジュースにして利用されています。

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すだちに多く含まれる主な5つの栄養素

すだちには、強い抗酸化作用で免疫力をアップさせるビタミンC、酸っぱい味の元であるクエン酸が含まれています。また、小さいながらもカリウムとカルシウムはレモンの2.5倍も含んでいます。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。

このように非常に優秀な栄養素を含むので、すだちを食べると以下のような健康効果を期待することができます。

  • 疲労回復
  • 老化の抑制
  • ストレス軽減
  • 高血圧予防・改善
  • 美肌効果
  • 免疫力アップ/風邪予防

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すだちは皮まで食べよう!

すだちはみかんのように中身だけを食べるイメージがありますが、実は皮まで食べるほうが良いとされています。これはなぜかというとすだちの皮には栄養価がたくさん含まれているからです。

ただしすだちを食べる場合は調理前によく洗う必要があります。これはなぜかというと、皮に農薬が付着している可能性があるからです。基本的には農薬というのは人体に影響がないレベルまで洗浄された状態で販売されていますが、気になる人は気になりますよね。

もし皮に付着している農薬が心配な方は、無農薬で有機栽培すだちを食べるようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • すだちとかぼすはとても似ている
  • 香りを楽しむならすだち、味を楽しむならかぼす
  • すだちはとても栄養価が高い
  • 特にビタミンやミネラルが豊富
  • 皮まで食べるのがおすすめ!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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