離乳食のしいたけは冷凍してもOK?離乳食中期・離乳食後期いつから使っていいの?

和食にあうキノコといえばシイタケですよね。シイタケは美味しいだしが出てくれるので良い全体の旨味をあげてくれます。シイタケのだしは離乳食にも多く使われていますよね。ですがきのことなると気になるのがアレルギーだと思います。ではシイタケはどのくらいのタイミングから離乳食に使って良いのでしょうか。今回はしいたけを離乳食に使って良いタイミングはいつからなのかについて紹介していきたいと思います。

スポンサードリンク

赤ちゃんの離乳食でしいたけはいつから使っていいの?

離乳食後期が安心!

しいたけは繊維が多くて消化しづらいという特徴があります。なので離乳食のようにとろとろに調理するのが少し難しい印象があり、咀嚼することがうまくできない離乳食前期や中期の赤ちゃんの場合は食べるのが難しくなってしまうのでお勧めできません。

生後9ヶ月以降くらいの離乳食後期の赤ちゃんであれば歯茎で噛むのがスムーズにできるようになるので、しいたけを使っても安全に食べることができるでしょう。

スポンサードリンク

離乳食に入れるならかさの部分だけにしよう!

しいたけは部分によって硬さが異なります。軸の部分は繊維がしっかりしていて硬いので、歯茎で噛むようになっても若干食べづらさがあります。離乳食では柔らかいかさの部分のみを使用してください。細かく切ってしっかり加熱をして調理しましょう。食べづらそうにしている場合は片栗粉などでとろみをつけてあげると食べやすくなります。

干しシイタケは繊維が増えるので離乳食には向かない

しいたけを天日干しして乾燥させた干しシイタケは栄養価に優れますが、生の物に比べて繊維が硬く、さらに繊維が多くなっているので離乳食には向きません。離乳食に使うのは生のシイタケのかさの部分だけと覚えておきましょう。

シイタケのだしなら早めに使っても良い?

これまではシイタケの繊維が赤ちゃんには食べづらさががあるので離乳食後期にしようという説明を行いました。では繊維が関係ないシイタケのだしはいつから与えていいのかについてご説明していきますね。

シイタケのだしの場合は離乳食中期の生後7ヶ月以降から与えることができます。

ただしシイタケの出汁であってもアレルギーを引き起こす可能性は十分に考えられます。念のためにはじめて与えるときは少量にしておくことが大切です。

しいたけは下処理をしてから冷凍しておこう!

離乳食用にシイタケを毎回細かく刻むのはとても大変なので、茹でてかさの部分を細かく切ったものを冷凍しておくと便利です。冷凍したとしても特に赤ちゃんの体には影響はないので安心してください!

下処理をした冷凍シイタケは一週間ほど日持ちするようになるのでおすすめです。

スポンサードリンク

シイタケの栄養素

シイタケの栄養について 

シイタケはヘルシーな食材で、旨味成分のグアニル酸のほかビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンDを含んでいます。

ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。

ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。

ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。

ビタミンB群は毎日摂りたい!
ビタミンB群とは、ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を指します。ビタミンB群は水溶性ビタミンのため、一度にたくさん摂取しても、尿中に排泄されるため、毎日コンスタントに摂取したい栄養素の一つです。ビタミンB群の主な働きは、エネルギー代謝の補酵素です。補酵素は代謝を円滑に行わせる潤滑油のような働きがあります。

 

エネルギー源や体の構成成分となる、糖質、脂質、タンパク質だけを摂取しても、ビタミンB群が不足していると体内の代謝はスムーズに行われないため、パワーを発揮できないというリスクが発生する可能性があるのです。このような働きのあるビタミンB群の中でも特に、タンパク質の代謝に関わっているのがビタミンB6です。

シイタケの栄養素は赤ちゃんにもおすすめできる?

 しいたけにはビタミン D が多く含まれているという説明をしましたね。これは赤ちゃんの骨の成長を促してくれるので、しいたけは赤ちゃんの成長をしっかりサポートしてくれます。さらにシイタケに含まれる食物繊維は、体の中からきれいにしてくれる働きがありますので赤ちゃんの頃から積極的に摂りたい栄養素です。

さらにもうひとつ特徴的なのがレンチナンとBーDグルカンという多糖類が多く含まれることです。 この二つは免疫力を高めてくれる作用があり、子供の頃にかかりやすい病気なども防ぐことができます。 

食べ過ぎで腹痛・下痢に?

しいたけを食べ過ぎて下痢や腹痛を経験されたことのある方もいると思います。実はそれは単なる食べ過ぎではなく、因は食物繊維にあります。しいたけには不溶性食物繊維水溶性食物繊維が含まれます。

不溶性食物繊維とは、「水に溶けにくい」食物繊維のことで、腸内で大きくふくらみ、腸を刺激することで便通を良くしてくれる働きがあります。

スポンサードリンク

しいたけはアレルギーに注意

アレルギー

気をつけるべきアレルギー症状

しいたけにはアレルギーが出る可能性があります。以下のような症状が出たら食べさせるのを止めて医療機関に相談するようにしましょう。

  • 口の周りが赤くなる
  • 口の周りが痒くなり、腫れる
  • 目が痒くなり充血する
  • 蕁麻疹が出る
  • 吐き気や嘔吐、下痢などを繰り返す

このような症状が出る場合がありますので、食後の赤ちゃんの様子はしっかり見てあげることが大事です。初めてしいたけを与える場合はほんの少しの量から始めて、徐々に量を増やすようにしましょう。

スポンサードリンク

まとめ

この記事をまとめると

  • しいたけは離乳食後期から与えることができる!
  • 軸の部分は硬いのでかさの部分を細かく切って離乳食にいれよう!
  • 赤ちゃんに重要なビタミン D や免疫力を上げる栄養素がたっぷり含まれている!
  • アレルギー反応が出る場合があるので注意しよう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク