ポポーという果物のことを皆さんはどれだけ知っていますか?そもそも名前すら聞いたことがない人が多いのではないでしょうか。日本でも食べることができますが、なかなかスーパーなどに出回ることがないため実際に食べたことがある人はとても少ないのではないでしょうか。
ポポーは別名森のカスタードクリームとも言われるほど甘く濃厚な味わいが人気の果物です。
今回はポポーとはどのような果物なのか、ポポーの栄養価、ポポーはアレルギーを引き起こすことがあるのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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ポポーってどんな果物?
ポポーは北米原産の果物で、アケビによく似ています。標準和名は「ポーポー」で、種が柿の種に似ていることから「アケビガキ」とも言われています。日本では明治時代に一時期栽培されていましたが、現在ではほとんど栽培されていません。皮は黄緑色で楕円形をしており、果肉はクリーム色、中にはぎっしりと種が詰まっているのが特徴です。
ポポーの味は?
ポポーは「森のカスタードクリーム」とも言われていて、濃厚でバナナやマンゴーの味に似ています。食感は滑らかで、甘くて強い香りも特徴です。トロピカルな味と言われることも多く、完熟したポポーは濃厚な甘さです。
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ポポーに含まれる栄養と効能
ポポーには、どのような栄養素が含まれているのでしょうか?知名度の低い果物ですが、美容に嬉しいあの栄養素がたっぷり含まれています。ポポーが持つ栄養と効能について見てみましょう。
ポポーの持つ栄養
ポポーには強い抗酸化作用のあるビタミンCが豊富に含まれており、がん予防や美肌効果など様々な効果を発揮します。また、カリウム・マグネシウムといったミネラル類も豊富で、高栄養のフルーツです。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 銅:銅はヘモグロビンを合成する時に不可欠なミネラルです。抗酸化作用も強く、体内の老化の抑制の働きもあります。体内酵素の働きを維持し、骨の形成にも関わるミネラルです。体の代謝や血液生成に関わるため、体の不調解消効果が高いのが特徴です。
- マンガン:マンガンは、食事によって取り込んだ食べ物の炭水化物、脂質、タンパク質の代謝を助ける必須ミネラルです。加えて、骨形成に関わり、丈夫な骨と軟骨を維持を助けます。加えて、体内のホルモンの合成も担うミネラルです。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
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ポポーの食べ頃・食べ方
ポポーはベストタイミングで食べれば濃厚でトロピカルな味わいを堪能できます。完熟前に食べてしまうと、優しい甘さであまり甘みを感じないこともあるので、しっかり食べ頃を見極めて食べるようにしましょうね。
食べ頃
ポポーの食べ頃の見分け方は「実から甘い香りが出てきたら」がポイントです。完熟後はすぐに傷んでしまうので、甘い香りがしてきたら早めに食べましょう。
食べ方
ポポーの食べ方としては、縦半分にカットしてスプーンですくうのが一般的です。そのままでも十分甘さがあるので、スムージーヨーグルトに混ぜてもおいしいです。
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ポポーには毒があるって本当?
ポポーはあまりメジャーな果物ではないため、食べる前に色々と調べてみると思いますが、様々調べてみるとポポーには「毒がある」と書いてある情報サイトもあるかと思います。
実際にポポーの葉や茎には、殺虫効果を持つアセトゲニンという毒の成分が含まれています。ただこれは私たちが口にする果実の部分には含まれませんので安心してください。
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ポポーはアレルギーを引き起こす可能性がある!
ポポーの果実には毒がないという説明をしましたが、ポポーはアレルギー症状を起こす可能性がある果物です。 口周りの痒み・腫れ・喉のイガイガ・口内の痒みなどの「口腔アレルギー症候群」となることがあります。また、人によっては蕁麻疹が出ることもあります。
ポポーでアレルギーを発症しやすい人の傾向として、花粉症やゴムアレルギーを持っていると併発しやすいという特徴があります。ゴムアレルギーはゴム手袋をした時に手荒れしてしまうアレルギーです。どちらかに当てはまる方は気を付けてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?なかなか手に入ることのないポポーという果物について少し理解が深まったのではないかと思います。森のカスタードクリームとも呼ばれるポポーが手に入った場合は是非その美味しさを楽しんでみてくださいね!
この記事をまとめると
- ポポーは北米原産の珍しい果物!
- 日本でも食べることができる!
- ビタミンCやミネラル成分が豊富に含まれている
- ポポーの果実には毒がないが、葉っぱや茎には毒が含まれている
- ゴムアレルギーや花粉症がひどい人はポポーを食べるとアレルギー症状が出る可能性がある
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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