便利な調味料にチューブにんにくがありますが、これでペペロンチーノを作ると”まずい”と言われることが多いです。その理由や、チューブにんにくが持つ栄養成分について着目しました。今回は、
- チューブにんにくの違い
- ペペロンチーノをチューブで作るとまずい?
- にんにくチューブの栄養成分と効果
こちらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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にんにくチューブとは?
にんにくの調味料には“チューブにんにく”がありますが、にんにくをすりおろしたものです。にんにくチューブの原材料は、にんにくの他に塩、酸味料、香辛料、でんぷん、ソルビトール、安定剤など様々なものが加えられています。
すぐ使えるので便利な調味料ではありますが、賞味期限を長くするために食品添加物も使用されているので、生にんにくよりも安全性は低くなります。チューブにんにくは小さじ1杯で、にんにく1片分ほどです。
にんにくチューブでペペロンチーノを作るとまずい!
ペペロンチーノは、オリーブオイルとにんにく・唐辛子などで辛めに味付けするパスタですが、にんにくをチューブにんにくで作るとまずくなることが多いです。
本来はみじん切りやスライスした生のにんにくを炒め、じっくりにんにくの香りをオイルに移して作るものですが、チューブにんにくは生にんにくほど香りがないので同じように作るのが難しいです。
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にんにくチューブは体に悪い?
にんにくチューブはにんにく100%ではないため、体に悪いのでは?と思われることがあります。原材料はメーカーによって差がありますが、大抵のにんにくチューブには『安定剤』や『ソルビトール』といった添加物が含まれています。
保存性を高めたり味の劣化を防ぐためのものですが、これらにはどんな危険性があるのでしょうか?
ソルビトール
ソルビトールは、甘味料として様々な食品に使われている添加物です。保湿性や柔軟性もあるため、食品だけではなく化粧品にも使われることもあります。
過剰摂取しなければ体への危険性はありませんが、万が一多量に摂取すると下痢や腹痛といった副作用を起こすこともあります。
にんにくチューブの栄養成分
栄養素
にんにくには、アリシンやビタミンB1などの栄養成分が含まれています。にんにくチューブもすりおろしにんにくを使用しているので多少同じ成分は含まれていますが、生にんにくほどの栄養価は持っていません。
にんにくによる効能を効果的に取りたいのであれば、チューブではなかく生にんにくを使うのがオススメです。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- アリシン:アリシンは、にんにくや玉ねぎと言った独特の辛味の香り成分で、加熱する前のアリインが変化してできる成分です。抗菌作用を持つため、細菌やウイルスを殺す抗菌作用が協力で、食中毒、風邪予防の他、抗がん作用、加えて、疲労回復効果もあります。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
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効果・効能
にんにくに期待できる効果や効能についてまとめてみました。病気予防や美容効果もありいいこと尽くしです。
- 滋養強壮・疲労回復
- 血行改善
- 冷えの改善
- 整腸作用
- がん予防
- 美容効果・老化抑制
- 抗菌・解毒作用
- コレステロールの上昇抑制
詳しくはこの記事をチェック!
まとめ
この記事をまとめると
- チューブにんにくは、にんにく100%ではなく添加物や他の調味料が使われている
- そのためペペロンチーノをチューブで作ると香りや味が出ずあまり美味しくない
- 栄養成分も生にんにくと比べると劣る
チューブにんにくはすぐに使えて便利な調味料ではありますが、料理によっては合わず味が落ちることもあります。タレとして使うとあまり気にならないので、料理に合わせて生とチューブを使い分けてみましょう。
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