メンマの食べ過ぎは体に悪い?下痢・腹痛に?消化に良い?効能・栄養素

メンマは料理の付け合わせとして食べられているものですが、食べすぎると体に何か影響は出るのでしょうか?メンマの栄養成分や効果についても着目しました。今回は、

  • メンマの栄養素と効能
  • 食べ過ぎは体に悪い?
  • 毎日食べると太る?

こちらのテーマについて紹介いたします。

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メンマの栄養成分と効能

まずは、メンマに含まれる栄養素とそれによる効能について確認してみましょう。

栄養素

メンマの原料はたけのこで、たけのこには食物繊維が豊富に含まれています。そのため、便秘解消に効果的な野菜です。他にも、チロシンビタミンC・パントテン酸・カリウムといった栄養成分も多く含まれています。

  • パントテン酸:パントテン酸は、人間の体内で副腎皮質ホルモンの合成に関わります。コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関わるパーツの一部として使用されます。ストレス耐性の効果も上げるビタミンです。
  • チロシン:チロシンは甲状腺ホルモン分泌や脳の神経伝達物質に関わっています。甲状腺ホルモンの分泌に関係し、正常なホルモン分泌には欠かせないアミノ酸で、摂取することで抑うつ効果があることが知られています。皮膚や髪の毛のメラニン色素の材料としても重要で、白髪予防にもなります。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。

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効果・効能

たけのこが持つビタミンCには、プリン体(尿酸値)を抑える働きがあります。また、食物繊維による腸内環境の改善や、それによる肌荒れ改善、ダイエット効果が期待できます。カリウムには利尿作用があるため、高血圧予防も効能の一つです。

効果効能
  • 便秘解消
  • 美肌効果 / 肌荒れ改善
  • 肥満予防
  • 尿酸値改善
  • 高血圧予防
  • 疲労回復

メンマの食べ過ぎは体に悪い?

メンマに含まれる栄養成分による効果には様々なものがあることがわかりましたが、食べ過ぎは禁物です。メンマの原料はたけのこですが、メンマには調味料が使われているため塩分が豊富です。

塩分の摂り過ぎは高血圧になったり、動脈硬化など生活習慣病の原因にもなります。メンマの食べ過ぎによる副作用には、このようなものがあります。

食べ過ぎは…
  • 高血圧
  • むくみ
  • 下痢
  • 腹痛
  • 胃もたれ
  • 胃のむかつき

下痢・胃もたれ・ムカムカ

万が一たけのこを食べ過ぎてしまうと下痢や胃もたれなどの症状が出ることがあります。これは豊富な食物繊維が原因で、たけのこに含まれる不溶性食物繊維は腸内まで届いて水分を吸収しながら便を排出してくれる働きがあるのですが、強力的な食物繊維のため下痢になる可能性があります。

また、腸を圧迫して腹痛を起こしたり、繊維質が強いので胃で上手く消化できず、もたれてしまうといった難点もあります。たけのこを食べる時は量に気をつけ、食べ過ぎないようにしましょう。

食べ過ぎは太る?

たけのこ100gあたりのカロリーは、生の状態でたったの26kcalです。じゃがいもは76kcakl、かぼちゃは91kcalなのでお腹にたまる芋類と比較すると低い数値です。

一食で100g食べても26kaclなので非常にヘルシーです。栄養素も豊富なのでダイエット中の食材として向いていそます。

また、たけのこの糖質は100gあたり1.5gとなっており、とても低い数値です。糖質の1日の目安摂取量は、成人女性で270g、成人男性で330g程度と言われていますので、たけのこの1.5gは10分の1も満たしません。

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妊娠中(妊婦)でも食べられる?

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“たけのこ”は妊婦さんにもオススメの野菜なんです。その理由には、たけのこに含まれる“食物繊維”“カリウム”があります。下記記事で詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてみましょう。

たけのこで食あたり・食中毒は起こる?

メンマは加熱されているので安全ですが、生のたけのこは、下痢や腹痛といった食中毒症状が出ることがあります。その原因は、自然に存在しているボツリヌス菌という菌による可能性が高いです。

これにより食あたりになると、腹痛・嘔吐・吐き気・下痢・発熱といった食中毒症状を発症します。

必ずしも菌が付着しているわけではありませんが、よく加熱することで死滅するため、生たけのこはしっかり茹でることが必要です。

注意

ボツリヌス菌の死滅条件は、120度以上で4分の加熱

また、腐ったたけのこを食べた場合も食中毒は起こります。賞味期限切れのたけのこや、見た目や臭いが怪しいたけのこは食べないようにしましょう。

腐るとどうなる?

たけのこは生よりも水煮で食べることが多いかと思いますが、開封後はなかなか全部消費しきれないこともあるのではないでしょうか?

食べきれないたけのこは、冷凍保存しないと腐ってしまうことも。腐ったたけのこはどう変化するのか、詳しく見てみましょう。

腐ると…
  • 黒や茶色に変色する
  • カビが生える
  • ツンとした臭いがする
  • 糸を引いている
  • ぬめりが出る

たけのこは腐ると、色や見た目・味・臭いが変わっていきます。特に水煮はぬめりが出やすく、ツンとした臭いにもなりやすいです。たけのこに生えるカビは、緑色や黒・白いものなど様々です。



酸っぱいのは食べられる?

たけのこの酸っぱい臭いと原因になるのが アク抜きがしっかりとできていない 可能性があります。

アク抜きがしっかりできていない原因としては、茹で時間が足りていなかったり、米ぬかの量が足りなかったりなどです。アク抜きをする前にしっかりと材料を揃えたり、時間をかけてしっかりと茹でたりしましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • メンマには食物繊維やカリウム・ビタミンCが多く含まれている
  • 食べ過ぎは下痢・腹痛・高血圧の原因にもなるので注意
  • カロリーが低いので太る食材ではない◎
  • 生たけのこには食中毒菌が含まれることがあるのでよく加熱を

メンマは塩分が多いので、食べすぎると高血圧やむくみ原因にもなります。適量であればお腹の調子をよくする効果があるので、ぜひ食事に取り入れてみてくださいね。

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