マーガリンとショートニングの違い|危険性・体に悪い?代用はできる?

マーガリンとショートニングは、どちらも製菓やパンなどに使われる食品ですが、どんな違いがあるのか知っていますか?2つはよく似ていますが、どう違うのでしょうか?今回は、

  • マーガリンとショートニングの違い
  • 2つは代用できる?
  • トランス脂肪酸の危険性
  • 冷蔵庫に入れ忘れたマーガリンは腐る?

これらのテーマについて紹介いたします。

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マーガリンとショートニングの違いは何?

マーガリンもショートニングもどちらも植物性の油脂ですが、違いは製造方法にあります。

製造方法の違い

マーガリンは精製した油脂にビタミン類や発酵乳を加え、食塩を混ぜ練りあわせて作られています。それに対しショートニングは、マーガリンから水分・乳成分・添加物を除いたほぼ100%の油脂です。

味の違い

マーガリンは元々、高価なバターの代わりに作られたもので、コクと風味を持っています。本物のバターと比較すると味は劣りますが、乳脂肪分を含んでいるためコクや風味があるのです。

ショートニングは乳成分を除いたものなので、マーガリンのような味わいはありません。脱色・脱臭されているので、無味無臭なのが特徴です。

食感の違い

マーガリンはみなさんもご存知の通り、ねっとりした食感が特徴ですが、ショートニングはサクサクしています。これには製法が関係しており、炭酸ガスや窒素を混ぜ込んでいるためです。

ショートニングとマーガリンは代用できる?

ショートニングとマーガリンはお互いに代用することはできますが、仕上がりに差がでます。ショートニングはサクサクしているものなので、クッキーなどに活用しやすいです。また、味や香りを持たないので、他の食材の味を壊すことなく活用することができます。

これに対し、マーガリンには味やコクがあるため、製菓やパンに使った場合、焼きあがった時に風味がでやすい特徴があります。

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マーガリンは体に悪い?危険?

マーガリンは食べ続けると危険と言われていますが、その原因となっているのがマーガリンに含まれている「トランス脂肪酸」です。一度は耳にしたことのある言葉かもしれません。マーガリンに含まれるトランス脂肪酸とは一体どんなものなのでしょうか?

トランス脂肪酸

トランス脂肪酸とは、脂肪酸の一種で、油脂を精製・加工する際にできるものです。トランス脂肪酸にも数多くの種類があり、人体への影響があるとして指摘されています。

トランス脂肪酸はなぜ悪い?体への影響

トランス脂肪酸がなぜ「やばい・危険・体に悪い」と言われるのでしょうか?その理由はこちたです。

トランス脂肪酸の危険性
  • トランス脂肪酸には体に良い善玉菌を減らして悪玉菌を増やす働きがある
  • 免疫機能を低下させる
  • 発がんリスクを上げる
  • アレルギー疾患のリスクを上げる
  • 認知症や糖尿病のリスクを上げる

トランス脂肪酸には、このような健康被害があると言われているのです。こんなにも危険性がある食品が、日本で使用されているのは驚きですよね。

悪玉菌が増えると血中コレステロール値が高くなり循環器系の疾患を起こすリスクが高まります 命に関わる生活習慣病を引き起こす原因となるトランス脂肪酸を日常的に食べるのは、非常に危険 なのです。

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トランス脂肪酸を含む食品

トランス脂肪酸を含む食品は、マーガリン以外にも様々なものがあります。「天然にできるもの」と「油脂加工の際にできるもの」の2パターンがあり、天然なものとしては牛乳・羊肉などがあります。

一方で、油脂加工の際にできるものには、マヨネーズ・ショートニング・食用調合油などカテゴリーは様々です。油っぽい食品に含まれるものなのかと思いますが、牛乳や羊のお肉にも含まれているというのが意外ですよね。

また、トランス脂肪酸を含んだマーガリンやショートニング・食用油を使用して作った焼き菓子・パン・揚げ物などにも含まれているので、あらゆる食材に使用されています。

トランス脂肪酸の使用NG!禁止国も

 トランス脂肪酸は体に害のある成分だとして、使用が禁止されている国もあります 。アメリカのカリフォルニア州やニューヨーク州・カナダ・タイ・台湾では、食品に使用することが禁止されています。

また、韓国・中国・香港では、食品中に含まれるトランス脂肪酸量の表示義務があります。これほど沢山国々がトランス脂肪酸への危険性を感じているのに対し、日本では表示義務もなく色々な食材に使われているのです…!

カロリーと糖質量

体に悪い面もあるマーガリンですが、カロリーや糖質量、栄養成分にはどんなものがあるのでしょうか?下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。

冷蔵庫に入れ忘れたマーガリンは食べられる?

マーガリンを冷蔵庫に入れ忘れたものは、もう食べることはできないのでしょうか?開封後の日持ちや、腐った時の見分け方について下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • マーガリンとショートニングの違いは、製造方法にある
  • マーガリンには乳脂肪分が含まれるが、ショートニングからは水分・乳成分などを除いている
  • マーガリンは味があるのに対し、ショートニングは無味無臭
  • マーガリンが含むトランス脂肪酸は体に悪いこともある

マーガリンとショートニングは、製造方法やそれによる味や食感の違いがありました。トランス脂肪酸には体に悪影響を及ぼす可能性もあるので、摂りすぎには注意しましょう。

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