【江戸幕府300藩の家紋】近畿エリア52藩まとめ

近畿地方は現在では関東地方に次ぐ日本第二の都市圏・経済圏であり、西日本の中核です。特に重要文化財が並ぶ京都・奈良は国内外問わず観光地としても人気エリアですね。そんな近畿地方のルーツを探ってみましょう。

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経済の中心として発展!京を支える譜代藩が集中

栄える物流と文化

大坂の陣から、大阪は幕府直轄地となり、大阪城は幕府の権威の象徴として大改修されました。直後は政治の中心はそのまま大阪に残されていため、諸藩はこぞって年貢米を売り払うための蔵屋敷を建てました。

大坂の陣によって一度は廃れた大阪の町でしたが、水運が整備されたことで物流の先進地として飛躍的に発展します。その繁栄から、新しい町人の文化「元禄文化」が発展しました。

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出世コースに乗りたかったら大阪城代!

大阪城代とは大坂城主である将軍に代わって大坂城を預かる幕府の役職の一つ。力のある譜代大名が任じられる大阪城代は出世コースの花形で、京都所司代と並び老中への道が確約される役職だったそうです。

江戸時代から大阪は一貫して商業の中心地でした。大阪を中心に卸売が発展し、周辺には諸藩の小領や飛び地も多く集まり、商工業も賑わいをみせました。関東との長距離交易ができるようになると、近江国・滋賀県出身の近江商人が活躍。現代の商社の原型を作りました。

京都を守る彦根藩と紀州藩

京都守護と西国大名の監視という重要なポジションを任されていたのが彦根藩と紀州藩です。彦根藩の初代藩主は徳川四天王のひとり井伊直政で、紀州藩は徳川将軍家に次ぐ地位をもった御三家。徳川家康の10男・頼宣が藩祖とされています。

京を押さえるために周辺地域には大小の藩が集中していましたが、彦根藩と紀州藩は圧倒的な地位をもっていました。また、姫路藩は明石藩もまた西国監視の要として位置づけられました。

近畿地方の52藩の家紋まとめ

その他にもたくさんの特徴があるのが近畿地方です。今回は近畿地方の全52藩の藩主の移り変わり、石高、江戸城控間、爵位、 これまでの歴史などをまとめました。

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井伊橘・彦根橘 紀州三つ葵 丸に右離れ立葵 折敷に三文字
彦根藩 紀州藩 膳所藩 淀藩
松平家細輪に利の字 隅立て四つ目 四つ花菱 剣片喰
丹波亀山藩 福知山藩 大和郡山藩 姫路藩
丸に三つ葵 森鶴の丸 堀田木瓜 稲垣茗荷
明石藩 赤穂藩 近江宮川藩 山上藩
三つ盛り菱 下がり藤 丸に離れ三つ引 亀甲に花角
仁正寺藩 水口藩 大溝藩 三上藩
繋ぎ九つ目 丸に額 左三つ巴 牧野三つ柏
宮津藩 園部藩 綾部藩 丹後田辺藩
谷蝶 繋ぎ四つ目 植村割り桔梗 片桐割り違い矢
山家藩 峰山藩 高取藩 小泉藩
織田瓜 柳生笠 織田瓜 毛利三つ星
柳本藩 柳生藩 芝村藩 櫛羅藩
九曜 毛利三つ星 左三つ巴 丸に渡辺星
田原本藩 高槻藩 岸和田藩 伯太藩
北条鱗 高木鷹の羽 三つ盛り洲浜 九曜
狭山藩 丹南藩 麻田藩 尼崎藩
安藤藤 水野沢瀉 青山銭 織田瓜
紀伊田辺藩 紀伊新宮藩 篠山藩 柏原藩
七曜・七つ星 丸に釘抜き 丹羽檜扇 輪違い
三田藩 小野藩 三草藩 龍野藩
ひげ違い建部蝶 三階菱 丸に右離れ立葵 森鶴の丸
林田藩 安志藩 山崎藩 三日月藩
丸に揚羽蝶 隅立て四つ目 永楽通宝銭 丸に二つ引き
福本藩 豊岡藩 出石藩 村岡藩

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