サラダほうれん草とほうれん草の違い|シュウ酸が少なく生食できる!

ほうれん草には様々な品種がありますが、その中に“サラダほうれん草”というものがあります。通常のほうれん草とは、どんな違いがあるのでしょうか?今回は、

  • サラダほうれん草の特徴
  • 栄養の違いはある?
  • サラダほうれん草のオススメレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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サラダほうれん草とほうれん草の違いは何?

ほうれん草にはいくつもの品種がありますが、その中に『サラダほうれん草』というものがあります。名前の通りサラダとして食べることができるほうれん草ですが、一般的なほうれん草と比べてどのような違いがあるのでしょうか?

サラダほうれん草の特徴や栄養価について見ていきましょう!

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サラダほうれん草とは?

“サラダほうれん草”は、葉が柔らかく生で食べることができるほうれん草の種類です。旬の時期は春〜初夏で、 一般的なほうれん草との大きな違いはアクの少なさ です。

ほうれん草には通常、“シュウ酸”と呼ばれるアク成分が含まれています。そのため、生のまま食べるとえぐみや苦味を感じることがあります。水に浸したり加熱したりすることでアクを抜くことはできますが、サラダとして生食するのには向いていません。アクの原因であるシュウ酸には、結石ができるリスクがあると言われています。

大きな違い

サラダほうれん草にはシュウ酸があまり含まれていないので、生食に向いている!

栄養の違い

サラダほうれん草と一般的なほうれん草は、栄養の違いはあまりありません。どちらにも鉄分・βカロテン・ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンKなど栄養成分がバランスよく豊富に含まれています。

  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。

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茹で時間

サラダほうれん草の茹で時間は、通常のほうれん草と同じでOKです。茹で過ぎると栄養が抜けてしまったり、葉が柔らかくなりすぎるので1分程度にしましょう。

サラダほうれん草のオススメレシピ

おひたし

“ほうれん草のおひたし”は、醤油をベースとした調味料で和えたもので、作り置きおかずや常備菜として重宝する副菜の一つです。ほうれん草のおひたしは、冷蔵で約2日、冷凍で約1ヶ月日持ちします。常温保存は傷みやすいのでNGです。冷凍しておくとお弁当のおかずや、調理時間がない時の常備菜としても重宝します。

ツナ和え

ツナには魚特有の栄養素DHAが含まれているため、鉄分豊富なほうれん草と組み合わせることで栄養満点のサラダになります◎

卵和え

卵にはたんぱく質を始め、人の体で作れない8種類の必須アミノ酸すべてがバランス良く含まれており、消化吸収にも優れています。ほうれん草との相性も良く、炒り卵とサラダほうれん草を和えるだけで栄養価の高いサラダとして食べることができます。

ベーコン炒め

ほうれん草のベーコン炒めは定番料理ですが、サラダほうれん草でも作ることができます。生食向きのほうれん草ですが、もちろん加熱してもOKです。ベーコンの塩気があるので、シンプルな味付けでも美味しく食べることができます。

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まとめ

この記事をまとめると

  • サラダほうれん草は、アク(シュウ酸)が少ないので生でも美味しい品種
  • 一般的なほうれん草はアク抜きが必要だが、サラダほうれん草はそのまま食べられる
  • 栄養価はどちらもほとんど同じ→鉄分・ビタミン類が豊富◎

サラダほうれん草は一般的なほうれん草よりもアクが少ないので、サラダとして食べるのに向いています。サラダ以外でも美味しく食べることができるので、機会があれば是非食べてみてください。

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