豚汁の日持ちは冷蔵庫・常温で何日?保存方法|4日目・5日目は食べられる?

豚肉を始め、ごぼうやにんじんなど具沢山な豚汁は、たくさん作りすぎて余ってしまうこともあります。残った豚汁は、常温・冷蔵それぞれどのくらい日持ちするのでしょうか?今回は、

  • 豚汁の日持ち
  • 味噌の栄養と効果・効能
  • 豚汁は腐るとどうなる?
  • 豚汁の保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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豚汁とは?

“豚汁”は、豚肉とごぼう・にんじんなどの野菜を煮込み味噌で味付けした料理です。味噌汁の一種で、味噌汁自体は鎌倉時代に生まれたと言われています。味噌汁の誕生によって、鎌倉時代の武士の食事に「一汁三菜」の食文化が生まれたとされています。

味噌は大きく分けて米味噌、麦味噌、豆味噌、調合味噌の4種類に分けられます。現在国内で生産されている8割が米味噌です。

味噌の種類
  • 米味噌…原料:米・大豆・塩 / 白味噌もこの一種
  • 麦味噌原料:麦・大豆・塩 / 中国、四国、九州地方で主に生産されている
  • 豆味噌原料:大豆・塩 / 中京地方で生産されている
  • 調合味噌米味噌、麦味噌、豆味噌のうち、2種または3種調合して作ったものや、米麹・麦麹・豆麹を混合して作ったもの 、米味噌・麦味噌・豆味噌以外の味噌のことを指す

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味噌の栄養と効果

栄養

味噌の原料の1つである大豆「畑の肉」とも言われ、肉に匹敵するほどたんぱく質が豊富に含まれています。そんな大豆で作られた味噌は正に栄養の宝庫。さらに、発酵していることによって、原料の大豆にはない栄養素がたくさん生成されています。

大豆のたんぱく質は分解されてアミノ酸になり、その中には生命維持に不可欠な必須アミノ酸9種類が含まれています。

  • 必須アミノ酸:タンパク質を構成するアミノ酸のうち、人の体内で充分な量を合成できず栄養分として摂取しなければならないアミノ酸のことです。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
  • 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。

効果・効能

味噌によって期待できる効果はこちらです。

効果効能
  • 美肌・美白効果
  • 骨粗鬆症予防
  • コレステロール値を下げる
  • 整腸作用
  • 廊下防止

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豚汁の日持ちはどのくらい?

豚汁の日持ち日数の目安は、常温・冷蔵それぞれ下記の日数となっています。

豚汁の日持ち
  • 常温保存…1〜2日
  • 冷蔵保存…2〜3日

豚汁は作り過ぎてしまうこともありますが、日持ちは常温で1〜2日、冷蔵で2〜3日となっています。涼しい時期は常温のまま保存しても問題ありませんが、暖かい時期だと腐りやすいので必ず冷蔵庫で保存しましょう。

豚汁は腐るとどうなる?

豚汁は腐るとどうなるのでしょうか?うっかり鍋をそのままにしておくと腐ってしまうことも。腐った豚汁の特徴を確認してみましょう。

腐ると…
  • 酸っぱい味がする
  • 豚汁にとろみがつく
  • ツンとした臭いがする

豚汁は腐ると味が酸っぱく変化します。また、とろとろととろみが付いたり、ツンとした臭いを発することもあります。腐った豚汁は食あたりの原因となりますので廃棄しましょう。

食中毒に注意!

豚汁で起こる食中毒の原因菌ウェルシュ菌。これは豚汁を始め、カレーやシチューなど鍋料理に発生しやすい食中毒菌です。ヒトや動物の大腸内にいる常在菌ですが、下水や海・耕地などにも生息しています。

ウェルシュ菌は空気に弱いため、粘性の高いカレーやシチューが鍋の中に入っていると、活動が活発になってしまうのです。鍋底は酸素が少ないため、格好の生息地となります。

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豚汁の保存方法

豚汁をできるだけ美味しく保存するポイントをご紹介します。

豚汁の保存方法

豚汁は常温で1〜2日、冷蔵庫で2〜3日保存することができます。涼しい時期は常温でも問題ありませんが、その日のうちに飲みきる場合のみ常温保存しましょう。

保存のコツ
  • 基本的に冷蔵庫で保存する
  • フタやラップをする

豚汁の保存方法でこれといった特別なことはありませんが、鍋のまま冷蔵庫に入れる場合はフタを閉め、お椀の状態で保存する場合はラップをかけましょう。

まとめ

この記事をまとめると

  • 豚汁の日持ち日数は、常温:1〜2日
  • 冷蔵:2〜3日
  • 豚汁は腐ると酸っぱくなる・とろみが出る・ツンをした臭いがする

豚汁が余ったら冷蔵庫に入れ、できれば2日以内に食べきるようにしましょう!

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