お米は普段の食事やお弁当に欠かせない食材ですが、余ったお米はどう保存していますか?冷凍する方も多いかと思いますが、冷凍と常温の日持ちはどのくらいなのでしょうか?今回は、
- 炊いたもち米/炊く前の日持ち
- もち米の栄養と効果・効能
- もち米は腐るとどうなる?
- 炊いたもち米の保存方法
これらのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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もち米ってどんな食材?
“もち米”は、日本ではうるち米というお米のことを言います。もち米は主に日本、朝鮮半島、中国、台湾、フィリピン、タイ王国、ラオス、インドネシア、インド、ベトナム、ミャンマーなどで栽培されています。
もち米のでんぷんは加熱時に強い粘性を生じます。餅や赤飯、おこわや飯蒸し、ちまきなどに用いられます。また、粉砕して白玉粉や上新粉、道明寺粉などに加工され、あられや団子、おはぎなどの材料として利用されます。
浸水時間はどれくらい?
もしもち米を水に浸けておくとしたら、一般的に通常の白米よりも1~2時間を長く浸水時間を設ける必要があります。ですがこれはもち米を「お餅」として使う場合です。もち米は吸水率が良いため、水に浸けておくとより多くの水分を吸収することになります。
実はあまり知られていませんがもち米で何を作るかによって浸水時間は変わります。例えば水分量の多いお餅を作る場合は前日から浸水させて問題ありません。今日ですがおこわや赤飯を作るときは、あまり水分量を含んでしまうとベチャベチャになってしまうため、浸水させないで作る方が一般的です。
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もち米の栄養と効果
栄養
もち米の主成分は炭水化物であるでんぷんになります。うるち米に比べビタミンB1が多いのが特徴です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
効果・効能
もち米の主成分であるでんぷんは、体内でブドウ糖に分解され、良質なエネルギー源になります。噛み応えもあることから、咀嚼の回数が増え食べすぎを防いでくれる役目もあります。
- 肥満防止
- エネルギーの向上
- 体力不足の防止と改善
カロリー・糖質量は?
もち米1合(155g)のカロリー・糖質量はこちらです。
- カロリー :573kcal
- 糖質:118.9g
ちなみにもち米100g当たりだとカロリーは370kcalとなります。
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もち米にアレルギーがある?
もち米には、意外にもアレルギーを起こしやすい物質が含まれていると言われています。そう言われてみると、お正月におもちを食べすぎるとお腹を壊すから気を付けなさい、とか、おもちを食べ過ぎてお腹をこわしてしまったというような話を聞いたことがありますよね。もしかしたらこれは、単なる食べ過ぎではなくて、今思うと、アレルギーの症状だったのかもしれませんね。以下にもち米アレルギーについてご紹介させていただきますので、よろしければ読んで参考にしてみてください。
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もち米の日持ちはどのくらい?
もち米は、どのくらい保存できるのでしょうか?炊いもち米の日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…1日
- 冷蔵保存…約2日
- 冷凍保存…約1ヶ月
もち米は涼しい時期でその日のうちなら常温保存でもOKです。炊飯器に入れっぱなしにするのは、その日にうちに消費できる場合のみです。
冷蔵保存は2日ほど日持ちしますが、もち米が硬くなってしまうのでオススメではありません。すぐに食べない場合は、冷凍保存がオススメで1ヶ月ほど日持ちします。
炊く前のもち米の日持ちは?
炊く前のもち米の日持ち日数の目安は、季節によって異なります。それぞれ下記の日数となっています。
- 春と秋: 1〜2ヶ月
- 夏: 半月〜1ヶ月
- 冬: 2〜3ヶ月
涼しい春と秋は1〜2ヶ月、冬は2〜3ヶ月、暑い夏は半月〜1ヶ月が日持ちの目安となっています。常温保存でOKですが、夏は湿度が上がるのでお米にカビが生えやすくなります。
お米は時間の経過と共に水分が飛んでいくので、できるだけ早めに食べることが大切です。
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もち米は腐ると・傷むとどうなる?
もち米は腐ったり異端だりするとどうなるのでしょうか?炊いたもち米は傷みやすいです。冷蔵保存していたも傷むことがあります。腐ったり傷んだりしたもち米の特徴を確認してみましょう。
- 黄色っぽく変色している
- カビくさい臭いがする
- カビが生えている
- ねばねば糸を引いている
もち米は腐るとカビが生えたり糸を引いたり、くさくなったりします。特に暖かい時期に炊飯器に入れっぱなしにしておくと、このような状態になりやすいです。
すぐに食べないもち米は、冷蔵か冷凍で保存してください。冷蔵庫で保存していても、長時間放置すると腐ってしまうので気をつけましょう。
もち米が冷蔵庫で固くなる原因
もち米を冷蔵保存すると、腐ってはいないけれど硬くなることがあります。これはもち米が含む“でんぷん”が変化したことによるもので、食べられないわけではありません。
ただ、食感や味が劣化しているので美味しくないと感じる方が多いでしょう。ちなみに、 冷凍庫保存の場合はでんぷんが劣化しないので、解凍後ももっちりとした食感が残ります ◎
もち米に含まれるでんぷんは、0〜3度の時に変質しやすく、冷蔵庫は5度前後に設定されているので劣化してパサパサしたり、味が落ちる原因となってしまうのです。
もち米が固い時の対処法
もち米が固くなったりパサパサになった時の対処法としては、“水をかけて電子レンジで加熱する方法”があります。茶碗1杯分のお米に対して小さじ1杯の水をかけ、ラップに包んでレンジ加熱します。もち米に水分が入っていくので、食感が戻りますよ。
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もち米を長持ちさせる保存方法
炊いたもち米の保存方法について、常温・冷蔵・冷凍別にご紹介いたします。
常温保存
炊いたもち米を常温で保存するには、下記の項目が必須となります。
- その日のうちに消費する場合のみ常温可能
- 涼しい時期に限る
冷蔵保存
炊いたもち米は冷蔵保存も可能ですが、でんぷんが変化して硬くなったり乾燥しやすくなるので、あまりオススメではありません。冷蔵保存の日持ち目安は、約2日です。
冷凍保存
冷蔵保存したお米はどうしてもパサパサしたり、味が落ちてしまうので、できれば冷凍保存がオススメです!冷凍おにぎりや冷凍チャーハンが販売されているように、冷凍したお米は劣化しにくいのが特徴です。
冷凍庫ではでんぷんが変化することもないので、1ヶ月以上保存しておくことができます。
- 温かいうちにラップに包む
- 粗熱が取れたら冷凍庫へ入れる
- 更に密閉袋に入れると乾燥しにくい
ラップには小さな穴が空いているため、ラップだけだど乾燥してしまいます。更に保存容器や密閉袋に入れることで、より乾燥から防ぐことができます。
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まとめ
この記事をまとめると
- お米の日持ち日数は、常温:1日(涼しい時期のみ)
- 冷蔵:約2日
- 冷凍:約1ヶ月
- お米は冷蔵保存するとデンプンが変化して固くなる
炊いたお米をすぐに食べない時は冷凍保存の方が美味しく保存できるので、冷蔵庫ではなく冷凍庫で長期保存させましょう♩
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