牛乳はそのまま飲むだけでなく、スープとして料理に使うこともできます。サーモンを入れたり鶏肉を入れたりアレンジ豊富な牛乳スープですが、どのくらい日持ちするのでしょうか?今回は、
- 牛乳スープの日持ち
- 牛乳の栄養と効果・効能
- 牛乳スープは腐るとどうなる?
- 牛乳スープの保存方法
これらのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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牛乳スープとは?
牛乳ってどんな食材?
エネルギー(100gあたり) | 67kcal |
糖質量(100gあたり) | 4.8g |
牛乳は言わずと知れた牛の乳のことです。日本では、成分を調整していない生乳が「牛乳」と定義され、脂肪分を調整したものが低脂肪牛乳とされています。牛乳成分を増減したり乳糖を分解したものは加工乳、乳飲料は牛乳由来成分以外を加えた栄養添加やコーヒーミルクなどがあります。
牛乳のもとである生乳は牛乳工場へ運ばれ、微生物や抗生物質の有無などの厳しいチェック受けます。加熱殺菌と包装されて、やっと「牛乳」になれるのです。
牛乳スープとは?
“牛乳スープ”は、牛乳をベースにしたスープです。サーモンやあさりを使ってクラムチャウダー風にしたり、鶏肉を入れてクリームシチュー風にしたりとアレンジは豊富です。
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牛乳の栄養と効果
栄養
牛乳は、カルシウム、たんぱく質、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6など)が豊富に含まれています。栄養バランスに優れ、「準完全栄養食品」と呼ばれています。特に、牛乳はカルシウムの宝庫。コップ一杯の牛乳(200g)で成人が1日に必要なカルシウム量の3分の1をまかなうことができるんです!
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- カゼイン:カゼインは、骨のカルシウムの吸収を助けるカゼインホスホペプチドの元になるたんぱく質です。カルシウム、鉄やナトリウムと結合し吸収を助けるだけではなく、体への吸収が遅いため高いアミノ酸濃度を維持ができるため、筋力トレーニングの後のプロテインの成分としても人気の高い栄養素です。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
- トリプトファン:トリプトファンは、脳内物質メラトニン、セロトニンの材料です。メラトニンは人間の睡眠の質に関わる物質で、セロトニンは脳内を穏やかにする働きがあります。不足すると睡眠の質が低下やいつもイライラすると言った症状が現れます。摂取することで冷静で穏やかな思考を保ちます。
効果効能
牛乳はカルシウムを始めビタミンB類・たんぱく質など高栄養の飲みものです。このような効果を期待することができます。
- 骨を丈夫にする
- 安眠効果
- イライラ緩和
- 美肌効果
- 風邪予防
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牛乳スープの日持ちはどのくらい?
牛乳スープの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 冷蔵保存…約2日
- 冷凍保存…向いていません
牛乳スープは冷蔵保存で2日ほどの日持ちとなっています。保存は必ず冷蔵庫です。冷凍保存は向いていないので、冷蔵保存できる期限内に食べきりましょう。
牛乳スープは腐るとどうなる?
牛乳スープは腐るとどうなるのでしょうか?腐った牛乳スープの特徴を確認してみましょう。
- 黄色っぽく変色する
- 腐った臭い・ツンをした臭いがする
- 酸っぱい味がする
- どろどろしている
牛乳スープが腐るとこのような状態になります。色が黄色く変色したり、酸っぱい臭いがするのがよくある状態です。
牛乳は元々腐りやすい飲み物なので、うっかり常温のまま放置してしまうと腐ってしまうので注意しましょう。傷んだ牛乳スープは、どのような状態になるのでしょうか?
分離しているのは食べられる?
牛乳スープは加熱すると分離することがありますが、牛乳に含まれるたんぱく質が変化したことによるものなので食べることができます◎
分離させないためには、牛乳を加えた後は沸騰させないことがコツ です。弱火〜中火にし、フツフツさせないようにしましょう。
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牛乳スープを長持ちさせる保存方法
牛乳スープの冷蔵保存方法は下記になります。
冷蔵保存
牛乳スープは冷蔵保存必須なので、粗熱が取れたら保存する分は冷蔵庫へ入れましょう。
- しっかりフタをする
- すくう時は清潔で乾いたおたまを使う
冷蔵保存した牛乳スープは、2日以内に食べきるのが理想です。雑菌を混入させないためにも、すくう時は綺麗なおたまを使用してください。
冷凍保存できる?
牛乳は冷凍保存に向いていません。解凍時に味や品質が落ちてしまうので、冷蔵保存の期限内に消費しましょう。
まとめ
この記事をまとめると
- 牛乳スープの日持ち日数は、冷蔵:約2日
- 牛乳スープは腐ると①ツンとした臭い②酸っぱい味③黄色く変色する
牛乳スープは牛乳を大量消費したい時にもオススメです。余った場合は2日以内に消費し、必ず冷蔵庫に入れるようにしましょう。
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