牛肉が黒く変色?冷凍が原因?食べて大丈夫?消費期限は?保存方法は? |

買ってきた牛肉や保存していた牛肉が黒く変色していて驚いた経験はありませんか？牛肉は黒く変色しても安全に食べられるのでしょうか？この記事では、牛肉について、

牛肉が黒く変色する原因
黒色でも食べて大丈夫？
牛肉の正しい保存方法

をテーマに紹介していきます。牛肉が黒く変色して不安な方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1 牛肉が黒く変色する原因
2 黒色でも食べて大丈夫？
3 牛肉の正しい保存方法
- 3.1 ラップなどで小分けに
- 3.2 冷凍焼けに注意
4 まとめ

牛肉が黒く変色する原因

買ってきた牛肉はなぜ黒く変色しているのでしょうか。ここでは、牛肉が黒く変色する原因について紹介していきます。

黒は元々の色

牛肉はピンクや赤色のイメージがありますが、もともと黒っぽい色をしています。新鮮な牛肉こそ黒っぽい色をしているのです。

これは、新鮮な牛肉に含まれているミオグロビンという赤黒い色素成分が原因です。

空気に触れていない為

牛肉にはミオグロビンという鉄分を含んだ成分が含まれています。この成分は酸素に触れ酸化するとオキシミオグロビンという赤い色素成分に変化し、肉が赤くなる性質があります。

そのため、買ってきたばかりの密閉された状態の肉は、酸素に触れていないため黒ずんだ色になると考えられます。

牛肉が黒くても、開封してしばらくしたら赤みを帯びてくるなら、安全に食べられます。

開封しても黒ずんだままなら鮮度が落ちている可能性があるため、食べるのはおすすめしません。牛肉は酸化が進むと、新鮮な状態と同じく黒っぽくなることがあるからです。

また、表面に黒いぶつぶつが付いている場合は、カビが生えている可能性があるため食べるのはおすすめできません。

長期間の冷凍保存

牛肉は長時間冷凍保存していた場合でも黒く変色する場合があります。冷凍庫内は低温かつ酸素が薄いので、それが原因と考えられます。

ミオグロビンが酸素と化合できず、一時的に黒く変色してしまうのです。

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黒色でも食べて大丈夫？

牛肉が黒色に変色している場合でも、品質に問題ない場合がほとんどです。匂いや感触に違和感がなければ食べても問題ありません。

ここでは、安全に牛肉を食べるために、チェックした方がいいポイントを紹介していきます。

解凍時の状態をチェック

解凍した牛肉を食べてもいいか確認するには、解凍後に赤い色にかわるかチェックしてみましょう。

しばらくして赤色になるなら、安全に食べられます。ただ、再冷凍は牛肉が傷み、菌が繁殖する可能性があるためおすすめしません。

消費期限をチェック

あたり前ですが、賞味期限もしっかりチェックしましょう。賞味期限が切れた牛肉は菌が発生している可能性が高く危険です。

細菌は目に見えないものなので、例え牛肉の色が赤色でも、賞味期限切れの牛肉は食べないようにしましょう。

他の色に変色している場合

牛肉が灰色や緑色に変色し、異臭を放っている場合は、食べるのをやめましょう。感触もべたべたとしているのが特徴です。

牛肉が緑色に変色しているときは、かなり酸化が進んでいる状態ですので、気をつけてください。

まれに、鮮度が良すぎる牛肉の脂が光に反射して緑色に見える場合がありますが、それは食べても大丈夫です。

こんな場合は食べないで

牛肉が腐っているかどうかを色だけで判断するのは危険です。その他にチェックした方がいいポイントを紹介していきます。

臭い・・・新鮮な牛肉は臭いがほとんどしません。アンモニア臭や酸っぱい臭いがする場合は、食べるのはやめましょう。腐敗が進むとたんぱく質がアミノ酸に変わり、酸っぱい臭いがしてきます。
感触・・・表面にぬめりがある、糸を引いているという場合も腐っている可能性があります。新鮮な肉は弾力があり、脂が指に付く感触があります。しかし腐った牛肉には弾力がなく、粘り気が出てきて糸をひくようになります。牛肉に繁殖した雑菌が、たんぱく質を溶かすことが原因です。

牛肉の正しい保存方法

牛肉の鮮度を保つためにも、購入した牛肉は正しい方法で保存するのが大切です。ここでは牛肉の保存方法と、注意した方がいいことを紹介していきます。

ラップなどで小分けに

牛肉を冷凍する際は、ラップなどで小分けにして保存しましょう。冷凍する前に小分けにしておくことで、必要な分だけ解凍でき便利です。

ラップに牛肉を包んだら、さらにジップロックなどの保存袋に入れると、空気に触れることを防げます。

手間かもしれませんが、鮮度を保つためには大切なポイントです。

冷凍焼けに注意

牛肉は冷凍保存すると長期間の保存が可能になります。しかし長く保存すると冷凍焼けを起こしてしまいます。

冷凍焼けとは、食材の表面から水分が蒸発し、その後乾燥すると脂質が酸化したんぱく質が変質し、鮮度が落ちてしまいます。

腐っているわけではありませんが、味が落ちてしまうので、美味しい状態で食べたいなら早めに食べきりましょう。

1か月以内に食べるのがおすすめです。