みかんの薄皮って食べることができるの?白い筋の正体と栄養素

みなさんみかんの薄皮は食べていますか?剥くのが面倒だからそのまま食べる、筋っぽいのが苦手だから取り除いている方などみかんの食べ方は様々です。もしみかんの薄皮を食べていない方は実はもったいないことをしています!みかんの薄皮や白い筋には栄養が豊富に含まれており、できれば食べてほしいもの。

今回は以下の内容でご紹介します!

  • みかんってどんな果物?
  • みかんの薄皮・白い筋は食べられる?
  • みかんの健康効果は?

みかんは美容や健康によいことで知られていますが、最近ではがん予防にも効果がある!と言われています。その理由についても解説しているので、ぜひ最後までお読みください。

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みかんってどんな果物?

みかんとはそもそもどんな果物かご存じでしょうか?

みかんとは?

柑橘類の中で最も収穫が多いのが「温州みかん」です。

温州みかんは皮が向きやすい、甘い、などの特徴からから子供から大人まで人気です。

みかんは中国から伝わってきた柑橘類から生まれたと考えられています。

2021年時点のみかんの収穫量は1位和歌山県、2位静岡県、3位愛媛県となります。

一般的なミカンの収穫時期は9月~12月頃ですが、夏に食べることができる甘夏や夏ミカンなども存在します。

みかんの種類

一般的に食べられるみかんは「温州みかん」ですが、みかんには他にも種類がたくさんあります!

ミカンの種類

・せとか

・紅マドンナ

・ポンカン

・日向夏

・甘夏

それぞれ食べ比べてみると、甘味、酸味、食感などの違いが感じられます。

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みかんの薄皮・白い筋は食べられる?

結論から言うと、みかんの薄皮・白い筋は食べることができます!ただしみかんの種類によっては皮が厚くみかん本来の味が損なわれるため向いて食べたほうが良いとされるものもあります。みかんの薄皮・白い筋を食べたほうが良い理由について詳しく説明します。

みかんの薄皮と白い筋の名前

みかんの薄皮と白い筋には正式名称があります。

薄皮・・・内果皮(ないかひ)

白い筋・・・アルベド

ちなみに薄皮に包まれた小袋(房)のことをじょうのう袋と呼びます。

みかんの薄皮の栄養

みかんの薄皮にはペクチンといった食物繊維が含まれています。みかんを食べてお通じが良くなった!というのはこのペクチンによる効果と言えるでしょう。

みかんの白い筋(アルベド)の栄養

みかんの白い筋を食べたほうが良い理由は、栄養が豊富に含まれているから。

みかんの白い筋(アルベド)の栄養素

■食物繊維

腸内環境を整え、便通を良くする働き。

■ビタミンP

ビタミンCの吸収を助ける働き。

ちなみに農林水産省ではみかんの栄養についてを以下のように解説しております。

温州みかんは「ビタミンC」が豊富なため、肌荒れや風邪予防に効果があるといわれています。また、果肉の袋には便秘改善の作用がある「ペクチン」も多く含まれています。

さらに袋や白い筋には、フラボノイドの一種「へスペジリン」が含まれており、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれています。

最近の栄養疫学研究によると、みかんの色素である「βークリプトキサンチン」には体内でビタミンAと同様の働きがあり、がん予防の可能性が期待されています。また、骨粗しょう症、リウマチ、糖尿病、動脈硬化になる危険性を下げるという報告もあります。

(引用:農林水産省

みかんの果肉そのものにも栄養が豊富に含まれておりますが、せっかくであれば薄皮と白い筋を一緒に食べたほうが美容や健康により効果が期待できます。

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みかんの健康効果は?

みかん

ミカンの健康効果は

  • 生活習慣病の予防
  • 腸内環境を整える

等です。がん予防に良い!ということで少し前に話題にもなったので、詳しく説明します。

がん予防効果があるって本当?

みかんにがんの予防効果があると言われているのは本当です。みかんにはさまざまな栄養が含まれていることが分かりましたが、がん予防に効果があると言われているのは「βクリプトキサンチン」という成分です。

βクリプトキサンチンとは?

みかんの色素となる成分。最近の研究結果ではβクリプトキサンチンの濃度が高い人ほど、骨粗しょう症、動脈硬化、インスリン抵抗性などの生活習慣病のリスクが低いことが判明しています。

βクリプトキサンチンはみかんの他に唐辛子やパプリカなどにも多く含まれています。

がん細胞の分裂・増殖を防止する効果が期待できることから「がん予防に効果的」として注目を浴びています。

食物繊維が体によい?

みかんには食物繊維も豊富に含まれているのがメリットです。食物繊維は腸で吸収されずに大腸まで届く成分で、腸内環境を整え便通を良くする働きだけでなく、動脈硬化の予防、血糖値の上昇の抑制などに効果があることで知られています。

現代人は食物繊維が不足していると言われているため、積極的に食品からとると良いでしょう。

まとめ

以上、みかんの薄皮や白い筋の栄養についてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • みかんの薄皮は内果皮(ないかひ)、白い筋はアルベドという
  • みかんの薄皮にはペクチンという食物繊維が含まれており、腸内環境を整え便通を良くする働きがある
  • みかんの白い筋(アルベド)には食物繊維、ビタミンPが含まれている
  • みかんの薄皮と白い筋は栄養素が豊富に含まれているため、そのまま食べたほうが良い
  • みかんには便通を良くする、生活習慣病の予防などが期待できる

なんとなく食べていたみかんの薄皮と白い筋には健康・美容に良い効果がたくさんありました。ぜひみかんの旬の時期には積極的に食べてくださいね。

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