いちじくは、夏から秋にかけて旬のフルーツで、「不老長寿の果物」と呼ばれるほど栄養価が高いとされています。
この記事では、そんなイチジクの中でも、ドライいちじくに焦点を当てて紹介しています。ドライいちじくの栄養や健康効果について知りたい方はぜひチェックしてみてください。
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目次
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ドライいちじくってどんな食べ物?
ここでは、ドライいちじくの特徴や栄養素について紹介します。いちじくは花が咲かないように見えることから、漢字で「無花果」と書く、クワ科の植物です。
原産地はトルコで、6000年以上の歴史があります。
特徴
いちじくの旬は夏の終わりから秋と短く、長期保存に向かないのが特徴です。そこで、ドライすることで保存を可能にしたのがドライいちじく。
生のいちじくよりドライいちじくの方が、食物繊維とミネラルの含有量は多くなります。
栄養
いちじくは、「不老長寿の果物」と呼ばれるほど栄養価の高い果物です。いちじくには、食物繊維や鉄分・カリウム・カルシウムなど、さまざまな栄養素が含まれています。
皮ごと食べられる?
いちじくは皮ごと食べられる果物です。いちじくは完熟していれば手が簡単に皮を剥くことができますが、コンポートやジャムなどに加工する場合は皮ごと煮込んでも美味しく作れるのでそのままでOKです!また、いちじくの皮にも栄養が豊富に含まれています。
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ドライいちじくの効果
ドライいちじくには栄養が豊富に含まれています。ここでは、その栄養素が、どんな健康効果をもたらすのか、紹介していきます。
癌リスクを下げる
ドライいちじくに含まれている食物繊維が腸の働きを整え、大腸がんを予防する効果が期待できます。
ドライフルーツには、食物繊維の他にミネラルやビタミンが豊富に含まれており、抗酸化作用・抗炎症作用もあります。
そのため、癌のリスクを減らす効果が期待できるのではないかと言われているのです。
糖尿病
ドライいちじくに含まれている食物繊維は、ペクチンと呼ばれる水溶性の食物繊維です。腸内環境を整える効果があるのはもちろん、血糖値の上昇を緩やかにするので、糖尿病予防にも効果が期待できると言われています。
高血圧
ドライいちじくにはカリウムが含まれています。カリウムは、ナトリウムを排出する働きがあるミネラルの一種です。
ナトリウムの摂取過多は高血圧を引き起こす可能性があります。そのため、ドライいちじくは高血圧予防に効果が期待できると言われているのです。
肝臓機能向上
カリウムは高血圧やむくみ予防の他に、肝機能を向上させる効果があると言われています。また、ドライいちじくには、アントシアンというポリフェノールの一種が含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用が高く、アンチエイジングもぴったり。視力向上や肝機能を高める働きもあります。
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ドライいちじくを食べ過ぎるとどうなる?
いちじくには健康効果のある栄養が含まれているため、できるだけ沢山食べなければ!と思ってしまうかもしれませんが、食べ過ぎると副作用が出ることも。
何事も節度が大切なので、1日の量は増やさず、適量を毎日コンスタントに食べるようにしましょう。いちじくの食べ過ぎによる副作用には、このようなものがあります。
- 消化不良
- 下痢・腹痛
- 肥満
便秘
もともと消化機能の働きが悪い方がいちじくを食べると、便秘を引き起こす可能性があります。食物繊維は消化吸収されないので、腸に溜まり便が硬くなってしまうのです。
食べすぎに気をつけるのはもちろん、水分不足でもこの現象は起こるので、便秘に悩んでいる方は、十分に水分補給するようにしましょう。
下痢
ドライいちじくには生のイチジクよりも食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるために必要な栄養素ではありますが、急激に摂取すると下痢を引き起こす可能性があります。
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アレルギーはある?
いちじくによるアレルギー症状にはどのようなものがあるのか、詳しい症状を見ていきましょう。アレルギー症状はある日突然発症することもあるので、これまでいちじくを食べても問題のなかった方でも、今後発症する可能性はあります。
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ドライいちじくで痩せた?太る?
ドライいちじくは健康と美容にいいドライフルーツではありますが、ダイエットには向いているのでしょうか?
ここでは、ドライいちじくを摂取することで太るのか、それとも痩せるのかチェックしてみましょう。
ダイエット効果
ドライいちじくは、便秘の改善・腹持ちが良い・血流や代謝の促進という観点から見ると、ダイエットに向いているドライフルーツです。
ドライいちじくに含まれている食物繊維は排便を促します。また、腹持ちが良くなるので、間食代わりにドライいちじくでお腹を満たすことも可能です。
また、豊富なミネラルの力で血行不良改善の効果が期待できます。血行が悪くなると基礎代謝が落ち、太りやすい体質になってしまいます。
基礎代謝が高いと体内の脂肪が燃焼しやすくなるので、ダイエットに繋がると言えるでしょう。
糖質制限中にも
ドライフルーツにすると栄養が凝縮されるため、糖質やカロリーはどうしても高くなってしまいます。
しかし、糖質は人間が生きていくためには必要な栄養素。
ジュースやスイーツなどから糖質を摂取するよりも、フルーツから取った方が健康的と言えます。また、ドライいちじくは血糖値を上げにくい性質があるため、食べすぎに注意すれば太る原因にはならないでしょう。
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ドライいちじくの食べ方・注意点
ドライいちじくはそのまま食べてももちろん美味しくいただけるドライフルーツです。しかし、料理やデザートにアレンジして使うのもおすすめ。
ここでは、おすすめの食べ方や、摂取目安量を紹介します。
ドライいちじく×ヨーグルト
ドライいちじくをヨーグルトに入れて食べるのがおすすめです。刻んで入れればより食べやすくなりますよ。
いちじくには食物繊維が豊富で、便通改善効果が期待できます。ヨーグルトは発酵食品ですので、一緒に食べることで、その効果がより高く得られるでしょう。
1日の摂取量目安
ドライいちじくのカロリーは100gあたり300キロカロリー近くあります。農林水産省が推奨している、一日のおやつの摂取カロリー目安は200キロカロリー以内です。
これはドライいちじく3~4個に相当しますが、他の食品からもカロリーを摂取することもあるでしょうから、一日に1~2個を目安にするといいでしょう。
まとめ
ドライいちじくの栄養や健康効果について紹介しました。いちじくは身体に良い栄養素を多分に含んでいるフルーツです。
その栄養をぎゅっと濃縮させたドライいちじくは、美容や健康にいい効果をもたらします。食べすぎには注意して、美味しく健康的にドライいちじくを楽しみましょう。
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