皆さんはむかごという食材をご存知ですか?むかごはあまりメジャーな食材ではないですが、ほくほくとした食感がとても美味しく、むかごご飯や甘辛煮などにするととてもおいしく食べることのできる食材です。むかごと言うと丸くコロコロしたイメージがあると思いますが、実はむかごの中にも毒があるむかごは少し変わった形をしています。
今回はむかごとは一体どのような食材なのか、むかごの味、毒があるむかごはどのようなものなのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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むかごってなに?
むかごとは山芋の茎が肥大化した時につけるにできる芽のことを言います。山芋の肉芽(にくが)とも言われています。あまりメジャーな食品ではありませんが、昔から山の幸として親しまれています。
栄養価も高くアミラーゼやアルギニンを多く含んでいると言われています。むかごを植えれば簡単に山芋を栽培することもできるんですよ。
一日に1~8gのアルギニンを摂ることで、成長ホルモンの分泌が高まったり、筋肉量の増加や体重の減少、血管拡張などの効果が見られたという報告があります。
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むかごを植えると山芋が育つ
むかごとは「栄養繁殖器官」のことで簡単にいうと種のように、むかごが土に落ちるとそこから根や芽を出して新しく植物として育ちます。
むかごの味は?
見た目が少しごつごつしていて、食べづらそうに見えるむかごですが、実はクセや青臭さがなくてとっても食べやすい味なんです。
特有の味わいがないので他の食材の風味を邪魔しませんし、食感が良いので様々な料理にトッピングとして使用されることが多いです。特にむかごの甘辛煮、むかごのおかゆ、むかごご飯、ガリバタ炒めなどが人気の料理ですね。
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生でも食べられる?
むかごは皮がありますが、実は皮をむかとも土を落とすように周りを綺麗に洗うだけでそのまま生で食べることができるです。
皮付きでジャガイモを食べるように、むかごも生で食べられるのです。むかごはしゃきしゃきとした食感で歯応え良く美味しく食べられるでしょう。
むかごをの食べ方はサラダがおすすめです。むかごの食感が楽しめるはずです。しかし臭いが気になる場合であれば、すり下ろしましょう。
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むかごはどこにできる?
山芋の下の部分は地面に対して垂直に成長していきます。縦に長く葉を伸ばしていくのですが、その葉っぱの茎の近くに丸くてころころとした小さなじゃがいものようなものができます。それがむかごです。むかごは秋になるとどんどん黄色~オレンジになっていきます。
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毒があるむかごがある?
ここまでは山芋にできるむかごについて解説してきました。次は形がよく似た「毒のあるむかご」について解説していきます。
ニガカシュウのむかご
ニガカシュウはヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で、夏になると小さな花を咲かせます。その花の横に「イボがたくさんあるむかご」をつけます。色も形も山芋のむかごとそっくりなので、間違って食べてしまう方もいますがニガカシュウのむかごは「毒性」があります。
食べられるむかごとニガカシュウを見分けるポイントは?
食べることのできるむかごと、毒のあるニガカシュウのむかごの見分け方はいくつかあります。わかりやすいように以下にまとめてみました。
<食べることのできるむかご> 葉っぱが対性(左右の葉っぱが同じ高さ) ツルが左巻き ツルっとしたころころの見た目 <ニガカシュウのむかご> 葉っぱが互生(左右の葉っぱの高さがバラバラ) ツルが右巻き イボイボの見た目
このような感じでしっかりとした差がありますので、知っていれば簡単に見分けることができます。
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ニガカシュウのむかご食べてしまった場合はどうなるの?
ニガカシュウのむかごには毒があるということを言いましたが、そこまで強い毒ではありません。実際に食べてみると非常に苦いのですぐに食べることができないと判断できますし、症状と言っても口の中がビリビリと痺れるくらいですね。ただ厄介なのが一度口に入れてしまうとその苦味がしばらく口の中で残り続けるらしいのです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?自然の中でとれる食材というのは、雑味がなくとてもとてもおいしく食べることができますが、中には安全が確保されていない食材もありますので必ず収穫した食材が食べることができるのかを調べて、安全が確定してから口にするようにしてください。
この記事をまとめると
- むかごは山芋の繁殖のために重要なもの!
- 味に癖が無くどんな料理にも合わせることができる!
- 山芋のむかごに似た、毒のあるニガカシュウというむかごがある!
- そこまで強い毒ではないが食べないようにしよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。