いちじくを食べ過ぎるとどうなる?食べ方の注意|肝臓や癌への効果・栄養

種がプチプチとした食感でクセになる「いちじく」には、どんな栄養や健康効果があるのかご存知ですか?季節限定のフルーツなので、つい食べ過ぎてしまいそうですが、食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?そこで今回は、

  • いちじくの栄養素
  • いちじくを食べて期待できる効果
  • いちじくと食べ合わせの悪いもの
  • いちじくの食べすぎによる副作用
  • いちじくの1日の摂取目安量

これらのテーマについて紹介いたします。

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いちじくの栄養素は?

「いちじくの栄養素」には、ビタミンE酸・食物繊維やその仲間であるペクチンがあります。ビタミンEには強い抗酸化作用があり、体のサビつきと戦って老化を防止するアンチエイジング効果があります。

また、ペクチンによって便秘の解消・予防や、コレステロール値を下げたり血糖値を下げる働きがあります。いちじくに含まれる主な栄養素はコチラです。

  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

イチジクのカロリーと糖質

  • カロリー:39kcal
  • 糖質:12.9g

ちなみにいちじく100g当たりだとカロリーは54kcalとなります。

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いちじくを食べて期待できる効果は?

いちじくに含まれるペクチンやカリウムなどの栄養素により、生活習慣病の予防にも繋がります。

癌(がん)予防

水溶性の食物繊維ペクチンが腸の働きを整え、近年増加傾向にある大腸がんを予防してくれます。整腸効果によって便秘を解消することもできるので、便秘気味の方も必見です。

肝臓機能アップ

カリウムには冷え性改善やむくみ改善といった女性に嬉しい効果がありますが、肝臓の機能をアップさせる働きもあります。二日酔いなどで肝臓が弱っているな…と感じる時にもオススメです。

いちじくの食べ過ぎはダメ?

健康や美容効果のあるいちじくですが、体に酔いからと言って沢山食べるのはオススメできません。また、いちじくと食べ合わせの悪い食べものはないのでしょうか?

食べ合わせが悪いもの

いちじくと食べ合わせの悪いものは、基本的にありませんので安心しましょう。果物による口内の痒みが心配な方は、ヨーグルトなどの乳製品と一緒に食べることで緩和できます◎

食べ方の注意

いちじくは、果肉・皮・種の全てを食べることのできる果物です。皮が苦手な方は、完熟している場合は手で剥くことができます。手で剥くのが難しい場合は、湯むきすると綺麗に取ることができます。

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いちじくを食べ過ぎた時の副作用

いちじくには健康効果のある栄養が含まれているため、できるだけ沢山食べなければ!と思ってしまうかもしれませんが、食べ過ぎると副作用が出ることも。何事も節度が大切なので、1日の量は増やさず、適量を毎日コンスタントに食べるようにしましょう。いちじくの食べ過ぎによる副作用には、このようなものがあります。

消化不良

いちじくには食物繊維が含まれており、適度な量であれば便秘解消や整腸効果を期待することができます。しかし、多様摂取は逆効果!余計に便秘になってしまったり、消化不良を起こす可能性があります。

下痢

また、食物繊維によって下痢を起こすことも。腸内で上手く消化できず、消化不良を起こすと下痢となります。あわせて腹痛などの症状も出るので、食べ過ぎはNGです。

太る

いちじくはとろけるような甘みが特徴ですが、これは糖度が高いことによります。糖度=太るものなので、沢山食べてしまうと太ってしまうことも。糖分の取り過ぎは病気の原因にもなってしまいますので、注意しましょう。

いちじくの1日の摂取量の目安

いちじくの1日の摂取目安量は、どのくらいなのでしょうか?副作用などの体調不良を起こさずに、健康効果を得られる適切な量はコチラです。

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いちじくの適切な摂取量
  • 生のいちじく……1日4〜5個
  • ドライいちじく…1日2〜3個

生のいちじくは4〜5個まで、ドライいちじくであれば2〜3個に抑えるようにしましょう。 ドライいちじくの方が少ない理由は、水分が抜けていることで食物繊維が凝縮されているから です。

食物繊維は適量であれば便秘解消や整腸効果を期待できますが、摂りすぎると消化不良を起こして下痢の原因となるので注意しましょう。

皮ごと・種も食べられる 

いちじくの皮や種も食べることができるので、丸ごと食べましょう◎ 種はプチプチとした食感が美味しいですよ!

まとめ

いちじくの栄養と効果・食べ過ぎた時の副作用」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • いちじくに含まれるカリウムで肝臓機能アップ、食物繊維でガン予防を期待できる
  • 食べ過ぎは食物繊維が働きすぎて下痢や消化不良・腹痛を起こす可能性があるので注意

いちじくは甘く美味しく、さらには健康効果や美容効果があるので、適量を守って美味しく食べてみてくださいね♩

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