アケビの皮は生や乾燥しても食べられる?あく抜きは必要?食べ方・効能・料理は?

 

  • アケビとはどんな果物?効能は?
  • アケビの皮は料理に使える?
  • アケビの皮の食べ方・アク取り
  • アケビの皮を使ったレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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アケビとはどんな果物?効能は?

英名 Akebia
別名・和名 通草、木通、アケビカズラ、ヤマヒメ
エネルギー(100gあたり) 82kcal
糖質量(100gあたり) 20.9g

あけびは古くから日本では食用とされ、漢字で「木通」と書くあけび。熟すと紫色になった果皮がパックリと割れて中の種が顔を出します。その頃が食べごろで、果肉は白くまったりとした甘味があります。栽培もされていますが、9月10月に山に入るとつるになっているあけびを見ることができます。

毒性・アレルギーはない?

インターネット検索をかけると「アケビ 毒」などといったワードが出てきますが、アケビに毒性はないのでご安心下さい。

アケビにアレルギー反応があるのかと問われますと無いとは言い切れないです。

と、いうのもアレルギーは、ほとんどの食べ物で起こる可能性があるからです。注意が必要なのは花粉症がある方です。花粉症を有する方が果物や野菜を食べた後に症状があらわれるアレルギーを花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)といいます。

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アケビに含まれる栄養素

あけびの果肉には、ビタミンC葉酸が豊富に含まれています。 

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。

効果効能

ビタミンCが豊富に含まれているので、免疫力を高めたり、美肌作りに効果があります。また、葉酸と一緒に貧血予防も期待できます。

  • 風邪や感染症予防
  • 美肌効果
  • 貧血予防と改善

アケビの皮の効能

アケビの皮には、カリウムが豊富に含まれています。カリウムは利尿作用を促し、むくみ改善や冷え性改善といった働きをします。体内の余分な塩分を排出してくれるので、高血圧予防にもなります。

  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

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アケビの皮は料理に使える?

アケビの皮は完熟すると淡い紫色に色づきます。そんな皮にはカリウムというミネラルが豊富に含まれているわけですが、どんな状態で食べることができるのでしょうか?

生でも食べられる

アケビの皮は、生のまま食べることができます!一見食べられなさそうにも見えますが、東北地方では郷土料理として食べられてきました。

乾燥している場合

アケビの皮は、乾燥させてから食べる方法もあります。果肉だけを先に食べて、皮は干して乾燥させることで保存期間を延ばすことができます。

アケビの食べ方・皮のアク取りは必要?

アケビの皮は、特に山形県を中心とする東北地方で郷土料理として食べられてきたものですが、どのように食べたら良いのでしょうか?アケビの食べ方、そして皮のアク取りについてご紹介します。

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水で洗う

まずはアケビを水洗いします。皮も食べる場合は入念に表面の汚れと落としましょう。洗ったらキッチンペーパーで水気を拭き取ります。

熱湯で茹でる

ここからはアク抜きのための作業です。沸騰したお湯にアケビの皮(果肉はくり抜いておく)を入れて5分茹でます。こうすることでアクの一部がお湯に溶け出します。

塩もみする

茹でた後は、アケビに満遍なく塩をふりかけ、塩もみをします。皮の表面と内側にしっかりと塩を揉み込み、最後に流水でよく洗い流します。

これでアケビの皮のアク取り完了です!この一手間でアケビの皮がグンと食べやすくなるので、料理にもアレンジしやすくなります。

アケビの皮の美味しい料理・食べ方

あく抜きを終えたアケビの皮は、このような料理にアレンジすることができます。アケビの皮を使った料理は、東北地方を中心に郷土料理として食べられてきました。果肉はデザートとして食べますが、皮はおかずとして食べることができるので、「甘い・しょっぱい」の両方を楽しむことができます。

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天ぷら

引用:cookpad

アケビの皮は、油との相性が抜群なので天ぷらにすると美味しくいただくことができます。あく抜きをしたら縦にカットし、天ぷら粉を付けて揚げるだけ。あく抜きには一手間かかりますが、天ぷらにするのは簡単です。塩や麺つゆでいただきましょう。

煮物

引用:全国有機農法連絡会

アケビの皮は、濃い目の味付けで煮物にすると白いご飯のおかずになります◎ 5cmほどの短冊切りにしたアケビの皮を、醤油や砂糖・酒などで味付けします。食感がよく、ちょっとした副菜として重宝します。

味噌炒め 

引用:cookpad

こちらも濃い目の味付けをしたアケビの皮の味噌炒めです。アケビの皮は油との相性が良いので、香り豊かなごま油で炒めてみましょう。お弁当のおかずや常備菜・作り置きレシピとして重宝します。

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まとめ

アケビの皮の特徴と食べ方・アク抜き方法」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • アケビの皮は生でも乾燥でも食べることができる
  • アケビの皮を美味しく食べるには、あく抜きが必要!
  • アケビの皮を使った天ぷらや炒め物は東北地方の郷土料理でもある

アケビは普段なかなか食べる機会の少ない果物かもしれませんが、果肉はフルーツとして、皮はおかずとして食べることができるので、是非試してみてくださいね。

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