ムベ(郁子)とはどんな果物？種に毒はあるの？アケビとの違い･食べ方･効能は？ |

「ムベ(郁子)」というアケビによく似た果物を知っていますか？見た目がアケビそっくりな紫色で、木になる果実の一種です。あまり聞きなれない郁子とは、どんな果物なのでしょうか？味や食べ方・アケビとの違いに着目してみました。それでは、

ムベとはどんな果物？どんな味？
アケビとの特徴の違い
ムベの種には毒がある？
ムベの果肉・皮の食べ方

これらのテーマについて紹介いたします。この機会に郁子の特徴を知ってみましょう！

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1 ムベ(郁子)とはどんな果実？どんな味？
2 アケビとの特徴の違い
- 2.1 実がならないことも
3 ムベの種に毒はある？
4 ムベの皮や果実の食べ方･作り方
5 まとめ

ムベ(郁子)とはどんな果実？どんな味？

ムベ(郁子)とは、アケビ科ムベ属に分類される果物で「トキワアケビ」とも言われています。台湾や中国・日本では東北南部〜西部のエリアに自生し、果実をつけるのは４〜５月です。

完熟すると皮は紫色に色づき、中にはゼリー状の果肉と黒い種が沢山詰まっています。食用とするのは、ゼリー状の果肉の部分です。種は食べることができないので、スイカのように口から出す必要があります。

ムベの味は？

優しい自然な甘みがあり、酸味は全くない。香りもほとんど無し

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ムベに含まれる栄養素

ムベは高栄養の果実として、かつては生薬や民間療法に用いられていました。果実の主な栄養素としては、βシトステロール・アミリンなどがあります。

ムベの主な栄養素

βシトステロール…血中コレステロール値を下げる
アミリン…食べ過ぎを予防する

また、葉や茎にはスタントニン・ムベニンといった栄養素が含まれており、健康効果に期待できます。

ムベを食べて期待できる効果効能

ムベは民間療法や生として用いられていたほど栄養価の高い果物です。食用とする果実を食べることによって、 血中のコレステロール値を下げる効果・食べ過ぎを予防して肥満を予防する効果 などがあります。

血中コレステロールが高いと生活習慣病を引き起こしやすくなるため、大病予防にも効果的なのです。

通販でも販売

ムベは自然に自生している植物ですが、果実が通販でも販売されています。実がなるのは４月下旬〜５月の春の時期なので、お取り寄せしたい方は旬の時期にチェックしてみてくださいね。

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アケビとの特徴の違い

ムベにそっくりな「アケビ」とは、特徴にどんな違いがあるのでしょうか？一見よく似た同じアケビ科の果物同士ですが、このような特徴に違いがあります。※上記の写真はアケビ

ムベとアケビの違い

アケビは完熟すると果実がパックリ割れるのに対し、ムベは割れない
アケビの方が大きく、ムベは小さい
皮の内側の白い部分がムベの方が柔らかい

主な特徴の違いはこちらです。一番わかりやすい特徴として、 ムベは完熟しても果実がパカッと開きません 。アケビは熟すと果実が割れ、中の種や果肉が見えるようになるので見分けるポイントとなります。

実がならないことも

ムベは木に実を付ける果実ですが、必ず毎年実がなるとは限りません。樹や環境によっては実がならないことも。そのためアケビよりも少なく、あまり有名な果物ではないのです。

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ムベの種に毒はある？

ムベの種は食べられないので、食べながらスイカの種のように吐き出す必要があります。種は沢山詰まっているので、食べる前に取るのは至難の技です。口の中で果肉と種を分ける作業が必要になります。

「そんな種に毒はあるの？」という噂もありますが、実際のところムベの種に毒性はありません。これはアケビの種も同じで、毒性はないですが 食べ過ぎると消化不良を起こす可能性がある ので、食べないようにしましょう。