「ジャンボにんにく」というにんにくの種類を知っていますか?名前の通り大きなニンニクなのですが、味や使い方は普通のニンニクと同じなのでしょうか?今回は、
- ジャンボにんにくの特徴・食べ方・旬
- 栄養成分と効果
- 食べ過ぎは体に悪い?
- 保存方法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ジャンボにんにくとは?
ジャンボにんにくはネギ科ネギ属の野菜で、一般的なニンニクと同じものに属しています。しかし、分類上はリーキの近縁種とされ、通常のニンニクとは別で分類されています。
名前の通り大きなニンニクの種類で、ニンニク特有の香りが弱いことから『無臭ニンニク』とも言われています。形は通常のニンニクと同じで、サイズは200gから大きなものは800gにまで成長します。
どんな味?まずい?美味しい?
ジャンボニンニクには香りがあまりないため、味も通常のニンニクとは少々異なります。ニンニク特有の味のパンチはなく、ほのかに甘みがありネギや玉ねぎに似た味わいです。
食べ方
ジャンボニンニクの食べ方は、通常のニンニクと同じように炒め物やホイル焼きなどがあります。ニンニク特有の味はそこまで強くないので、アヒージョなどニンニクの風味をメインで楽しむ料理には向いていないかもしれません。
旬の時期・生産地
ジャンボニンニクの旬の時期は7〜9月、主な産地は鹿児島県・香川県です。暖かい地域で栽培が行われています。
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ジャンボにんにくの栄養成分と効果
栄養素
ジャンボニンニクに含まれる栄養成分は、通常のニンニクと同じでアリシンやビタミンB1などがあります。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- アリシン:アリシンは、にんにくや玉ねぎと言った独特の辛味の香り成分で、加熱する前のアリインが変化してできる成分です。抗菌作用を持つため、細菌やウイルスを殺す抗菌作用が協力で、食中毒、風邪予防の他、抗がん作用、加えて、疲労回復効果もあります。
効果効能
ジャンボにんにくに期待できる効果や効能についてまとめてみました。病気予防や美容効果もありいいこと尽くしです。
- 滋養強壮・疲労回復
- 血行改善
- 冷えの改善
- 整腸作用
- がん予防
- 美容効果・老化抑制
- 抗菌・解毒作用
- コレステロールの上昇抑制
詳しくはこの記事をチェック!
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ジャンボにんにくの食べ過ぎは体に悪い?
ジャンボにんにくは「硫化アリル」という成分を含んでおり、過剰摂取すると腹痛や下痢を起こすことがあります。食べ過ぎた場合の副作用やデメリットには、下記のようなものがあります。
- 腹痛・下痢
- おならが出る
- 体臭がきつくなる
- 吐き気
- 眠れない
- 胃痛・胃のむかつき
- 頭痛
腹痛・下痢
ジャンボにんにくには辛味成分であるアリシンが含まれていますが、アリシンは腸内の悪玉菌だけではなく善玉菌まで殺してしまう作用があります。これによって腸内環境が悪くなり、腹痛や下痢などの症状を起こしてしまいます。
胃痛・胃もたれ
アリシンは刺激の強い成分なので、食べ過ぎると胃の粘膜が弱ってしまう可能性も。胃がムカムカしたり吐き気がしたり、中には眠れなくなることもあります。
頭痛
意外な副作用ですが、ジャンボにんにくを食べることで頭痛を起こすこともあります。これは、硫化アリルが鼻の粘膜や神経、涙腺などを刺激することが原因だと言われています。
ジャンボにんにくの保存方法
ジャンボにんにくの保存方法と保存の目安期間を、冷蔵・冷凍・常温の3種類でまとめました。風味付けや薬味など、色々な用途があるにんにくを上手に活用するため、是非参考にしてみてください。
- 冷蔵保存:1~2か月
- 冷凍保存:1か月
- 常温保存:1か月
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常温保存
ジャンボにんにくは夏場などの暑い時期でなければ常温保存が可能です。基本的に常温でも全く問題ありませんが、暖かい春などは芽が生えやすくなるので注意しましょう。
冷蔵保存
夏場などで部屋が高温になる場合には野菜室で保存しましょう。新聞紙や紙袋などに包むと湿度調整ができるのでオススメです。常温に比べ芽も生えにくいので◎です。
冷凍保存
ジャンボにんにくは冷凍保存も可能ですが、皮を剥いてから冷凍するのがベターです。すぐに使いたい時に重宝する刻みにんにくやすりおろしにんにくにしてから冷凍するのもワザです。
しかし、にんにくは冷凍すると香りや味が薄くなってしまうので注意しましょう。ジャンボにんにくは元々ニンニク特有の味が弱いので、冷凍はあまり向いていないかもしれません。
まとめ
この記事をまとめると
- ジャンボニンニクは、通常のニンニクの見た目でサイズが800gにもなる品種
- ニンニク特有の味のパンチはなく、ほのかに甘みがある
- 栄養成分は一般的なニンニクと同じ
- 食べ過ぎはアリシンの過剰摂取で下痢や腹痛となることがあるので注意
ジャンボニンニクはあまり見かける機会がないかもしれませんが、夏に収穫される大きなニンニクです。味は弱いものの、見た目のインパクトが強いので、ぜひ一度食べてみてください。
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