初めての離乳食には色々な悩みや疑問があるかと思いますが、“シーチキン”について着目しました。赤ちゃんにシーチキンを与える時期や量・頻度は、どのくらいなのでしょうか?今回は、
- シーチキンはいつからOK?
- 与える前に加熱した方が良い?
- シーチキンに含まれる栄養素
- 妊娠中でも食べられる?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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離乳食にシーチキンはいつから食べてもいい?
離乳食は生後5〜6ヶ月からスタートするものですが、 シーチキンは離乳食中期の生後7〜8ヶ月から与えることができます◎ 離乳食期は、主にこの4つに分かれています。
- 離乳食初期……生後5〜6ヶ月
- 離乳食中期……生後7〜8ヶ月
- 離乳食後期……生後9〜10ヶ月
- 離乳食完了期…生後11〜12ヶ月
完全に離乳食を終えるのは、1歳〜1歳6ヶ月が一般的です。シーチキンを与えても良い時期は比較的早く、離乳食期を終えたらが良いでしょう。与えても良い時期は生後7〜8ヶ月ですが、目安なので赤ちゃんの発達状態によって始める時期を決めましょう。
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加熱する?しない?
“シーチキンを赤ちゃんに与える時は、加熱した方がいい?”と疑問に思う方もいるようですが、シーチキンを赤ちゃんに与える時は、お湯をかけて塩抜きした方が良いです。シーチキンには塩分が含まれているので、赤ちゃんにとっては塩分過多となりやすいです。
水煮?オイル?
ツナ缶には水煮とオイルがありますが、どちらを与えてもOKです。食べる前に熱湯をかけてオイルを落とせばOKです。
毎日食べてもいい?
ツナ缶には塩分が多く含まれているため、毎日食べると赤ちゃんには塩分過多になってしまう可能性があります。そのため、 食べる頻度は毎日でなく、1週間に1〜2回程度 が望ましいです。
ツナ缶に多く含まれる主な5つの栄養素
ツナ缶の原料はマグロやカツオなので、魚特有のDHAやEPAといった脳の働きに効果的栄養が含まれています。また、たんぱく質や、油漬けであれば脂質も含まれています。
- DHA(ドコサへキサエン酸):DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や血管、加えて代謝にも関わる多くの健康効果を持つ栄養素です。脳の栄養素としての働きは特に有名で、脳の発達や神経の機能維持に使われています。眼精疲労の解消や情報伝達にも使用され、疲労を軽減します。血液の脂質を減少させ、脂肪燃焼も助ける栄養素です。
- IPA/EPA(イコサペンタエン酸):IPA(イコサペンタエン酸)はEPAにとも呼ばれ、人間の血管性の病気を予防する働きが特に強く、ドロドロになっている血液をサラサラにする力が強い脂質です。そのため、心筋梗塞や脳梗塞と言った病気や高血圧の改善効果があります。最近の研究ではアレルギー症状の改善も報告されている栄養素です。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。
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赤ちゃんにツナ缶を与える時の注意点
赤ちゃんにシーチキンを与える時のポイントを、いくつかご紹介します。
- 与え過ぎない
- 毎日食べさせない→1週間に1〜2回まで
- 与える時期は生後7〜8月以降
- 最初は少量から
- お湯をかけて塩抜き・油抜きをする
シーチキンはマグロやカツオを原料とした食品ですが、最初から沢山与えてしまうとアレルギーの危険性があるため、始めはごく少量からにし、様子を見ながら量を増やしていくようにしましょう。
ツナ缶は妊婦でも食べられる?
妊娠中の食べ物には気をつかいますが、 「ツナ缶は妊婦さんが食べても問題ない食品」 なので安心してください。生魚は食中毒などの危険性があるためあまり食べない方が良いとされていますが、ツナ缶であれば全く問題ありません◎
「シーチキンには水銀が含まれる?」という疑問点ですが、使用されている魚がマグロかカツオかによって異なります。妊婦さんの水銀の摂り過ぎは胎児に影響があると言われているので、できれば避ける必要があります。マグロとカツオ、どちらの方が水銀量が少ないのでしょうか?
マグロは水銀が多い
ツナ缶の原料であるマグロには、「水銀」が多く含まれています。水銀は元々自然にある成分で、マグロや鯨などの大型の魚が取り込んでいます。水銀をプランクトンが食べ、それを小魚が食べ…という食物連鎖の頂点にマグロがいることが要因です。
マグロに含まれる水銀量は年々増えており、 マグロを原料としたツナ缶には少量の水銀が含まれる ため、「ツナ缶は体に悪い」と言われやすいのです。
カツオは水銀が少ない
それに対してカツオには水銀があまり含まれていません。水銀濃度が低いので、マグロとカツオのツナ缶両方ある場合は、カツオを選んだ方が安全です。
原料がカツオのツナ缶の方が水銀に関して安全性が高い!
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まとめ
この記事をまとめると
- シーチキンは生後1歳〜1歳6ヶ月以降であれば与えてOK!
- たんぱく質・カルシウム・DHA豊富なので体作りの食材として◎
- 油と塩分を取るために軽くお湯をかけてから与える
シーチキンは離乳食中期の生後7〜8ヶ月から与えることができるので、注意点に気をつけながら食べさせてみましょう!
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