カンパンは太るって本当?糖質・カロリー量や太らない食べ方を解説

皆さんは「カンパン(乾ぱん)」をご存知ですか?カンパンは保存がきく食品で自宅に非常食用に常備してある家庭も多いであろう保存食です。一昔前では子供用のおやつに食べるのが一般的でしたが、今では他に美味しいお菓子がたくさん販売されていますのでおやつにカンパンを食べる人は少なくなりましたよね。

そんなカンパンですが、非常食にもなるくらい栄養があるので食べると太ってしまうのではというイメージが強いのではないでしょうか?

今回の記事ではカンパンとはどのような食品なのか、カロリーや糖質はどのくらいなのかなどについて解説していきたいと思います。

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カンパンってどんなもの?

乾パン(カンパン)は、保存、携帯の目的で固く焼き締めたビスケットの一種です。カンパンの起源はヨーロッパのローマ時代に兵糧として支給されていたのが最古だといわれています。

水分を可能な限り乾燥させて作っているので非常に保存性が高く、主に軍隊用や登山者の携帯食料として用いられる事が多い食品でした。

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缶入りの理由・氷砂糖が一緒に入っている理由

カンパンはほとんどが缶詰として販売されていますよね。これは缶詰の高い保存性を利用してより長くカンパンを保存しようとしているためです。またカンパンにはビスケットだけではなく、氷砂糖や金平糖が同梱されていますが、これは「甘い砂糖を一緒に食べることによって唾液の分泌を促して、乾燥したカンパンでも食べやすくするため」という目的があります。

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カンパンの材料は?

カンパンは小麦粉、砂糖、食塩、ショートニングなどを組み合わせたものにイーストを加えて発酵させたものを140~150℃の高温で一気に焼き上げて作ります。

一気に焼き上げることで出来る限り水分量を飛ばすのが目的です。これにより元々はしっとりしていた生地が、皆さんの良く知っているようなカリカリのカンパンになります。

食べづらい?

水分含有量がかなり低いカンパンは、どうしても口の中の水分を奪ってしまうので食べづらさを感じてしまいがちです。カンパンを食べるなら同梱されている氷砂糖や別に水分を用意して食べるのがおすすめです。

よく噛むことによって小麦の香ばしさとしっかりとした甘みを感じることができて美味しいですよ!

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カンパンのカロリーや糖質量

カンパンは保存食として向いており、非常事態の際のエネルギー補給源としてとても優秀です。もともと長期保存&非常用の食事として作られているためカロリーや糖質が高めです。

  • カンパン100gあたりのカロリー:約400kcal
  • カンパン100gあたりの糖質:約80g
  • 白米100gあたりのカロリー:168kcal
  • 白米100gあたりの糖質:35.6g

いかがでしょうか。私たち日本人の主食のごはん(白米)と比べても相当カロリー&糖質量が高めであることが分かりますよね。やはり緊急時用に作られているだけあってカロリーも糖質も高めですね。

たくさん食べ過ぎると太る可能性はある

カンパンのような高カロリー高糖質の食品を一度にたくさん食べると、血糖値が急上昇します。急激に血糖値が上がると体から血糖値を下げるための成分である「インスリン」が大量に分泌されますが、このインスリンという成分は血糖値をさげるだけならまだしも「余った糖質を脂質として蓄えようとする働き」もあるのです。

インスリンは血糖値の上がり幅によって分泌量が増えるので、カンパンのような高糖質のものを一度にたくさん食べるとインスリンの分泌量が多くなります。結果的に体に脂肪が蓄積され肥満に、酷い場合だと「糖尿病」に繋がるケースもあります。

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どうしても食べたいなら工夫が必要

カンパンのカロリーと糖質量を見れば、食べ過ぎると太ってしまうリスクが高いことが分かりますが、どうしても食べたいときもありますよね。そんな時はいくつか工夫すれば、「脂肪に変えにくくする」ことができます。次はカンパンを食べるときのポイントを解説しますね。

お茶と一緒に

カンパンを食べるときは、事前に「緑茶、烏龍茶、紅茶」などの茶葉を使用したお茶を飲むと良いでしょう。お茶には食品から摂取できる血糖値を抑える効果があり、カンパンから体に吸収される糖質量を少なくすることができます。

体に吸収される糖質量を抑えることができれば、血糖値が上がりにくくなるのでインスリンの量が抑えられ、脂肪に変えられにくくなります。

野菜を事前に食べておく

お茶のほかにもサラダや野菜ジュースなどから野菜を摂取しておくことで、カンパンから得られる糖質量を減らすことができます。

野菜には食物繊維が豊富に含まれていますが、これがあらかじめ体内にある状態だと糖質の吸収が抑制されるという結果があります。これを利用すればカンパンのような高糖質な食品でも安心して食べることができるようになるんです。

最近では長期保存ができる野菜ジュースなども販売されていますし、非常用の食事としてカンパンを保存しておくなら一緒に長期保存可能な野菜ジュースも保存しておくことをおすすめします!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • カンパンは長期保存ができるように作られた食品
  • 登山用や軍隊用にエネルギー補給として用いられていた
  • カンパンはカロリーと糖質量が高めなので一度にたくさん食べると太る可能性が高い
  • カンパンを食べるならお茶や野菜ジュースと一緒に食べるのがおすすめ

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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